*介護の仕事*認知症高齢者の徘徊による事故 | 介護のすくーと&猫のモナカの癒し

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他人事じゃなくなってきてる
いつ自分が加害者になるか
被害者になるかわからなくなってきました

先日認知症高齢者の事故により
損害賠償の裁判がありましたね


概要
平成19年12月7日、徘徊症状のある男性=当時(91)が電車にはねられて死亡した。
男性は当時「要介護4」の認定を受けていたが、
同居していた当時85歳の妻が目を離した隙に外出していた。
事故後、JR東海と遺族は賠償について協議したが合意に至らず、
22年、JR側が「運行に支障が出た」として遺族に720万円の支払いを求めて提訴し
JR側が勝訴し、最高裁まで争われている

介護業界からは
一瞬のすきなく監視しようとすれば、
施錠・監禁や施設入居しか残されない。
それでいいのか――。

との声もあるようです。

確かにそうだよね
徘徊してしまう方を閉じ込めておけばいいの??

断言するけど
徘徊されてしまう方を閉じ込めたら
認知症は確実に悪化します。


しかし
JR側の言い分もわからなくはない
損害を受けているから
損害賠償を訴えるのは当然だと思う

話は変わるけど

先日自分のところの職員の
お義母さんが認知症なのですが
徘徊をされてしまい
交通事故にあってしまいました。
意識不明の重体でしたが、今は回復してるよ


そんな事故もあって
徘徊されてしまう方への対応を
もっと真剣に考える時がきているのだと思う
最初書いたことは
もう特異なことじゃないんだよね

自分が加害者になるかもしれないし
被害者になるかもしれません


さて
どうしましょうか??

徘徊されてしまう方へ
閉じ込めておくことはできないし
家族の介護も24時間つきっきりのも現実的に無理
しかし、事故にあう可能性が高いし
損害賠償を求められる


お偉い学者さんなんかは
「地域で見守りをしましょう!!」
っていうでしょう
てか言ってます

確かに地域での見守りは大事なことだし
有効な手段だとは思います。
現に成功している地域もあります。

けど地域で見守りって
簡単なことじゃないと思う
特に都市部なんかは地域の交流が少ないしね

それでも何かしないといけない!
自分たちができることは
もっと認知症に対する認識を持つことから初めてみませんか?

地域で見守りなんて初めからムリ
けど、個々で認知症に対する理解を深めましょう!!

自分の
親・兄弟・夫・妻・そして自分自身が認知症にならないほうがマレです
個人差はあるけど多かれ少なかれ認知症になります
もっと真剣に認知症に対することを学んでほしいと思います


少しでもいたたまれない事故がなくなるように・・・


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