ミルクは哺乳びんでなくても飲めます! | 現役助産師 ぽんの子育て応援ブログ

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助産師歴33年。
今までも、これからも、ずっとお母さんと赤ちゃんの味方。

今まで837人の赤ちゃんをとりあげて
13,700人のお母さんの相談に乗ってきました。

お母さんの気持ちに寄り添い、人生はじめの1000日を
笑顔で子育てしていけるようアドバイスしています。

赤ちゃんがミルクを飲むには

哺乳びんでないとダメ

って

思ってませんか?


 

哺乳びんは

ミルクを飲ませるためのもの。



 

でも、

災害が起こって

水道や電気、ガスなどの

インフラが止まったら?


 

哺乳びんの洗浄や消毒が

十分できません。


 

そんな時

ミルクや搾乳を飲ませるには

「使い捨て紙コップによる哺乳」

が最も安全!


 

生まれたばかりの

新生児でも

ゴクゴク飲むことができるんです!


 

まるで

銭湯でお風呂上がりの牛乳を

腰に手を当てて飲むかのように(笑)


 

じゃあ、

どうやって?


 

赤ちゃんの上半身を

しっかり起こした姿勢で抱っこ。


 

ミルクがカップの縁と

水平になるようにカップを固定すると

少しずつ飲みます。


 

時に休みを入れて

赤ちゃんのペースで。

 


 

カップによる授乳

=カップフィーディングは

 

母乳育児を推進している

北欧をはじめとした

先進国のNICUで

早産児にも広く適応されている

安全な方法です。


 

東日本大震災の際にも

カップフィーディングの方法についての

チラシが配布されました。


 

今回の能登半島地震で

まだインフラが整備されていない

地域にお住いの方に

このブログが届くことを願っています。


 

他の地域の方も

普段から慣れておくと

いざという時に役立ちます!



 

小さめカップや

哺乳びんのふたで

飲ませてみましょう。



 

被害に遭われた方々に

心よりお見舞い申し上げます。

 

1日も早く

いつもの日常が戻ることを

お祈りいたします。

 

 

お母さんと赤ちゃんを応援する

助産師 ぽんより