悲報!ギブソン倒産!!!! | SCONEオフィシャルブログ「転がる石には苔は生えない」

 

ちょっと前から危ない、と

噂されていましたが。

ついに、

ギブソンが米連邦破産法の申し立てをした。

負債額は最大5億ドル(約545億円)。

事実上の倒産に当たります。

ここ数年、

企業買収でオンキヨーやティアック、

オランダのフィリップスのオーディオ事業であるウークス

等を吸収して巨大化してきたギブソン。

これが今回の原因だと言われている。

中でもウークスに関しては

買収金額に見合った回収ができていなくて

かなり響いてるらしい。

本来、ギター事業だけで見ると黒字だった。

 

ボクは、

ギブソンのギターを一本も持っていない。

理由はズバリ、

コストパフォーマンス。

高額な割に取り立てて好きな音ではない、

という感覚です。

まあ、人それぞれですが。

でも

マーチンやフェンダーのギターは

持ってるわけで。

そしてアコギの音だけで言うと

岐阜のヤイリのギターが一番好き。

 

ギブソンはギター事業は黒字ではあるが

他のメーカーのように

廉価版と言うか手頃な価格の

普及モデルがない。

そこも一般に広がらない原因の一つかもしれません。

それに関しては

エピフォンというブランドを持っているじゃないか

という意見がありますが。

エピフォンはエピフォンでちょっとカテゴリー的に違うと

おもうので。

個人的には4〜5万ぐらいで

ギブソンブランドのアコギやレスポールを出してくれたら、

と思ってましたが。

 

で。

 

心配なのは今後、

ギブソンのギターがなくなるのか?

ということ。

 

“経営破綻”と言っても、

ギブソンおよび、エピフォンのギター生産開発及び販売事業は

継続していくそうです。
ギター事業は黒字なので、

今後は買収した企業を手放して

ギター事業に徹することによって、

会社自体の再建を図っていということ。

 

とりあえず

ギブソンファンは一安心でしょう。

 

ではティアックやオンキョーは?

 

ティアックは「詳細は把握していないためコメントは差し控える」

と前置きした上で、「想定される影響はわずか」と。
経営面や財務面でも独立しており

「ティアックは通常通りの事業運営を継続していく」

ということです。

オンキヨーは

「ギブソンが保有していたオンキヨー株式は、

17年11月以降に随時売却されて現在は3600株のみ」という。
つまり帳簿価額は0円。資本関係も解消されているそうです。

ギブソン子会社のGibson Innovationsとの

ヘッドフォン開発および販売における業務提携も終了していて

業績への影響はないそうです。
 

それぞれ生き残っていく、

ということですね。

 

もちろん再生が失敗したら、

完全消滅しないとは限りませんが、

多くのミュージシャンが愛用していることから

ブランドとしてギブソンがなくなることはないと思います。

ブランドと特許を管理しながら他社にOEM生産を委ねるという

事業形態も考えられますから。

 

ギブソンと並んで伝統ある楽器メーカー、

グレッチは何度か経営不振に陥り、

1967年にはボールドウィンというピアノメーカーに買収され、

1980年にギターの製造を中止しています。

でもその後、Stray Catsのブライアン・セッツァーが

一生懸命使って人気が再熱し、1985年に創業者のグレッチ一族の

手に戻っています。

ただ製造を担当しているのは日本の企業で、

商標ライセンスと権利を持つブランドという立ち位置ですが。

 

ギブソン、

いきなり、ジミー・ペイジとかが

買い取ったりなんかしたりして、笑

 

それも面白いかも。

 

ギブソンといえば。

永ちゃんのこの曲。

キャロル時代から大好き好きな一曲です。