ファミマがコインランドリーとフィットネスクラブを併設する件。。。 | SCONEオフィシャルブログ「転がる石には苔は生えない」

 

ファミマが

攻めてきている。

 

ファミリーマートが

サークルK・サンクスと経営統合して

そろそろ一年半が立つ。

店舗数は1万7921店(2017年8月末)で、

業界3位から2位に。

数の上では首位セブンイレブンが射程距離になってきた。

 

全国5000店のサークルKとサンクスが猛スピードで

ファミリーマートの看板に付け替えていて

今まで頑なにサークルKの看板を外さなかった

近所の店舗もついに

先日、緑色に染まってた。

 

新生ファミリーマート。

 

何が変わったのか。

僕らがすぐわかるのが

まず

ポイントカードが変わった。

 

Kチームは楽天ポイントだったが

今はファミマと同じTポイント。

 

あとはガトーショコラブーム。

東京・新宿のスイーツ名店「ケンズカフェ東京の3000円のガトーショコラを

カカオ80%のチョコを使った大人の味わいの「ショコラタルト」に

変身させた。

お値段は165円。

これが他のコンビニを巻き込んで

ブームに。

 

ファミマの定番スイーツというと

「ダブルクリームサンド」(135円)と

「窯出しとろけるプリン」(128円)。

毎月100万個を売るヒット商品。

 

それ以外では

やっぱ「ファミチキ」。

でも、

ボクは個人的にローソンのチキンのほうが

好き。

累計10億個を売り上げるファミチキが

今、変わろうとしてる。

 

まず6月から流れているCM「ファミチキ先輩」。

 

このポスターのモデルを務めているのは

社長の澤田貴司さん。

社長さんをメインキャラクターにするなんて

いよいよ、セガ商法か(笑)

澤田さんが
就任して一年。

 

彼が最初に行ったのは

あのライザップとコラボ商で。

あらゆる商品の糖質を減らし、話題になった。

でも、ちょっと高かったけどね。

次に

コンビニの注目ポイントである、
レジ横。

「ファミ横商店街」と名付け、

売れ筋の「ファミチキ」や、

サークルK・サンクスのヒット商品だった「焼きとり」等

ならべ、売り上げは20%アップ。

 

 

その澤田社長、

異色の経歴の持ち主。

最初は伊藤忠商事に入社。

イトーヨーカ堂担当となり、

アメリカのセブンイレブン再建を行った。

そのながれで伊藤忠商事を退社、
流通業を学ぼうとファーストリテイリングに。

すぐに副社長に抜擢されて、

フリースブームの立役者に。

あの柳井さんからは次の社長にと言われたが、

それを蹴って

企業の経営支援会社「リヴァンプ」を立ち上げた。

「ロッテリア」の再建や、

あの「クリスピー・クリーム・ドーナツ」を

日本に上陸させてのも彼だ。

そして去年、

経営統合後の新生ファミリーマートを託された。

ファミマの親会社で、澤田さんの古巣でもある

伊藤忠商事からの熱烈なオファーだったそうだ。

目標は

打倒セブンイレブン。

就任以来、全国1の加盟店を直接回った。

その数、この一年で、およそ300店。

地方の加盟店にとって、

社長は普通会えない遠い存在。

それを店まで出向いて、

一人一人の手を握ったそうだ。

特にサークルK・サンクスから転換した店を中心に。  

 

 

そして

今。

 

コインランドリー事業と

フィットネス併設を発表。

 

攻める、攻める。

 

セブン&アイHDとしては

うかうかしてられませんね。