橋本環奈という名の欲望。。。 | SCONEオフィシャルブログ「転がる石には苔は生えない」


まだ相当暑い。
きっと去年よりも暑い。
多分一昨年よりも暑い。



レコーディング中なので。

ちょっとの合間に
DVDを観てました。


実は公開時に映画に行ったら
上映されていなかった(田舎なので、笑)
「セーラー服と機関銃 卒業」を
やっと観ました。

ハスキーボイスの天使、
橋本環奈、主演。

1981年に製作・公開され、
社会現象を巻き起こした
薬師丸ひろ子主演の大ヒット映画のその後を描いた
赤川次郎様の小説が下敷き。
環ちゃん、初主演映画。

総評から言います。

あ、もう
橋本環奈プロモムービーです。

何処の角度から撮られても
完ぺきな可愛さを放つ彼女ですから
フィルムに収まるだけで
ハマります。
そう、
例えるなら
「プリティベビー」のブルック・シールズ、
もしくは
「レオン」のナタリー・ポートマン。
とっと大袈裟かもしれないけど
最近のタレントさんでは
天使性はピカイチなので
それがフィルムに出てしまっています、
いい意味で。
橋本環奈の可愛さを観たい方はおすすめです。



で?
肝心の本編は。

僕の脳裏には
あの天才、相米慎二監督のオリジナルが
死んでも離れないので
比べるにも比べられませんが。

改めて相米さんんが天才だったこと、
再確認しました。

そして
天使を超えた存在の
薬師丸ひろ子嬢の
演技という言葉では言い表せない
神秘的な言動に
またまたのノスタルジーを感じたのでした。

じゃあ、今回の
前田弘二監督がダメなのかというとそうでもないです。
この方、吉高さんの
「婚前特急」撮ってますし、
この映画の後半での
殺戮畳み掛けのシーンは
オリジナルに迫るものもあります。


しかし。

撮った題材が
悪かったというか
比較されるのは仕方がないですが。
比較してもしょうがないことですが。


それに長谷川博己さん、安藤政信さん、
武田鉄矢さんといったそうそうたるメンバーを
いとも普通の日本映画に馴染ませてしまう
(要は役者の個性に打ち勝つ演出)
ところはやはり只者ではないと。


あとこの映画の見所としては
その安藤政信さんが
海外で修行して
ガラッと変わったところが
この作品で如実に感じられます。
もうあの
「キッズ・リターン」の人でも
トレンディ俳優でもない。

ただただサイコな役柄が
恐怖を誘います。
一瞬、この人だれだっけ?
ってなります。


色々言いましたが
この映画、ずっと見ていくと
この主人公の星泉という役は
橋本環奈が一番適任だと感じます。

ちょうど薬師丸版と長澤まさみ版の
中間ぐらいに程よくミックスされた感じで。



僕は
橋本環奈という人は
結構不運なアイドルだと思います。

ネットで騒がれて出てきた事で
出処的に業界からなんとなく敬遠されている、
しかも所属しているグループは
ローカルで未だ全国区ではないし。

何故か意識的に
彼女を避ける業界人が多いような気もします。

何故か
こういう
境遇の子、
ほっとけないのです。
ざわちんとかね、、、。


だから頑張って欲しい。


最近彼女、
東京のお仕事を委託していた
USEN系の事務所と正式契約しましたし
(虎南有香ちゃんが居るとこね)
今後が楽しみですね。


虎南ちゃん共々
応援しましょう。

あ、
ベガス味岡さんも、ね(笑)