最近の悩みはもっぱらスマホ依存症
何かあるわけでもないのにずーと手に持って、ずーっと同じ画面見て気がついたら時間がすぎていく
これはいけないと思い、せめて通勤時間はスマホを見るのやめて本を読むようにしようと決めました。
そして図書館で借りたのがこちら
タイトルに惹かれて借りました。
「天才はあきらめた」
面白くてついつい続きが気になり、時間の許す限り駅のホームで座って読むことも。
天才に憧れた人一倍嫉妬心の強い山里さんがどのようにして「天才になる」ことへの気持ちの折り合いをつけたかが語られています。
もうね、読んだ一番の感想は
これ私やん
っていう。
なんかすごく気持ちわかるなぁって思いながら読み進めちゃいました。
昔も今も、自分の最終目標ってのが
・かっこいい女
・すごいって言われる
なんですよ。
シンプルにそこ。
でも具体的なこれ！！って未来は描けてない。
ただ、かっこいい女性ってのにものすごい憧れがある。
本を読みながら、ふと自分のこれまでを振り返ってみました。
何が今の自分を創り上げているだろう
そう考えた時に真っ先に浮かんだのは
負けず嫌い
これに尽きる。
側弯症の手術の時ですら
誰も経験したことのない回復力を見せつけたい！！！！！
主治医にも友達にもみんなにすごいって驚かれたい！！！！
と思ってまぁそれはそれは動き回りました。
弱音なんて吐いてたら負ける
すごいやつはここで立ちどまったりしないんだ！！
それで、なんかちょこっとでも褒められたら
ほ〜ら私はすごいんだ
ってね。
3秒で調子に乗る。
でもそのおかげで気がつけば術後も元気にピンピン動けていました。
一体誰と戦っているんだい？
と言いたくなりますが...
私レベルの負けず嫌いになると、相手はいよいよ自分の背中そのものになるわけです
な〜んでこの私が側弯症如きに人生マイナスだと思わされないかんのだ？？？
こいつの思い通りにはさせない！！！！
とまぁその結果、8キロの荷物を抱えながら時には100キロの機械を持ち上げようとする仕事に就いたわけです。
無理と言われると立ち向かいたくなる。
あなたにはできないよと言われたらできるよう証明したくなる
厄介な性分です。
ただ、実際に無理だと思っていたことに挑戦していくことでそれが成功した時小さな自信がちょっとずつ、ちょっとずつ積み上がっていくんです。
1できたから次は5やっていよう。
その次は10、その次は20。
次は50...
時には無茶をして身体が動かなくなった時だってありました。
周りにも迷惑はかけっぱなしです。
だけど知らないうちにちょっとずつこの病気でいる自分のことが好きになっていっていました。
何をするにしても
この身体でこんな頑張ってる自分、すごくない？
って思えるわけです。
そう考えてみたら病気じゃなかった場合の自分より同じことしててもプラスになっちゃうわけです。
ラッキーだなって思います。
身体の痛みが出た時には
痛みがある人の気持ちが同じだけわかるようになって
いつもより人に優しくなれるんです。
病は気からというくらい
病気からの回復スピードってメンタルで左右されます。
前にも言ってるかもしれませんが私は側弯症は半分心の病気だと思っています。
思春期の女性から自信を奪う病気。
でも私は私であるだけで尊いはずなのに側弯に自信を奪われるだなんてそんな理不尽な話はないわけです。
今の所この病気に完治はありません。
つまり一生を共にする腐れ縁です。
じゃあ、嫌いでい続けることは大変です。
負の力と戦い続けるのはとっても労力がいることなので。
好きとまではいかなくてもちょっと気になるやつくらいには持っていきたい。
あ、そうだ。
側弯も悪いことだけではない。
好きになれそうな要素もある。
パートナー選びの時にとても力強い味方になってくれます。
病気の私を受け入れてくれる！
ってだけでもパートナーのことがとても素敵に感じません？
病気を憎み、恨んで戦い抜いた結果、私にとっては側弯症は今では良きライバルとなりました。
歳を重ねるにつれ、痛みが増し
敵に翻る可能性も秘めてはいますが
10代の頃のそれとはまた違う戦い方で挑むことになると思います。
戦わずして逃げることなく、憎い気持ちに蓋をして誤魔化さず戦って戦って戦ってきたからこそ今戦友なのです。
憎んでる最中はめちゃくちゃしんどいです。
しんどくてたまりません。
綺麗事語るやつらみんな滅んでしまえ！って思います。
でもそこで戦ってたら知らぬ間に経験値積んでレベルアップしてます。
残念ながらはぐれメタルが大量にやってきて数回のバトルで一気にレベルアップ！とはいかないです。
普通のスライムと地道に戦ってちょっとずつ経験値積んでいくしかないです。
今もまだまだ戦っている途中です。
毎日1体ずつスライム倒してます。
でも負けたくないというこの思いが最終的にはシドーを倒してくれるのです。
やつは何度だってベホマを使って回復してくる。
攻撃してもしてもベホマを使われ振り出しに戻る。
しかし毎日スライムを地道に倒し続けた経験がここで生きるわけです。
何度回復されようとひたすらにそのHPを削る作業を繰り返すことでシドーを倒すことがきる
ごめんなさい。
今日ってなんのお話ししてましたっけ？
ドラクエⅡ？
あ、鳥山明先生か。
ほんと今でも悲しいです。
もう先生が生み出す素敵なキャラクターたちには会えなくなるんですね。
鳥山先生の生み出すキャラクターってどうしてあんなにワクワクさせられるんでしょうかね。
天才の早すぎる訃報。残念でなりません。
.
というわけで本日はシドーの倒し方について記事を書きました。
戦いの先に経験値が積まれている。
私は今日も負けず嫌いを発揮し、1体でも多くのスライムたちを倒していこうと思います。