65歳まで勤務させていただいた会社を 定年退職し 

自宅近くに職場を変えた夫と

なぜだか一人暮らしをやめて うちに戻ってきた30歳の息子

 

思いもかけず 家族との暮らしが再開して

わたしの一人暮らしが 

急激に 大きく 変化してしまった

 

友人は

「よかったね 寂しくなくなったでしょう」

「家族で暮らせてうらやましいわ」

と・・・

 

ところが

今のわたしときたら

毎日 心がしんどくて

なんだか理不尽な目にあっているような気さえしてしまう

 

習慣となっていた 早朝のZOOM ヨガは休会して

二人の出勤に間に合うように 朝食とお昼用のおにぎりを作る

洗濯をして 片方だけが裏返っているシャツなんかを うんざりしながら干し

ごちゃごちゃと片付かない部屋にため息をつきながら

重い腰を上げて 掃除をする毎日

 

ひとつのことに とらわれてしまいがちなわたしは

本当に切り替えが下手で 

一日の中で ほっとするわたしの時間を 作ることができないでいる

夕食のメニュー 夫と息子それぞれの予定 

二人のことが 一日中頭から離れなくて

妻と母の役割ばかりで 1日が終わる

 

わかっている

家族がみんな元気でいること

夫も息子も社会で働ける場所があること

家族のために 食事が準備できること

穏やかで 安定した暮らしがあること

 

その幸運に 感謝すべきであることはじゅうぶんにわかっているのだけれど

 

でも わたしの人生は 後戻りしてしまったのだ

という気持ちが拭いきれない

いつも耳を傾けていた 心の中のわたしの声が

今は 全く聞こえない

 

夫とわたし 息子とわたし

終わっていない課題が まだまだ残されているということ?

夫と息子がそばにいてくれる幸せを

心の底から ありがたいと どうしたら思えるのだろう

いや 思わなくていいのかな・・・

 

日々 そんなことを考えて

感謝できない 傲慢な自分自身に うんざりしながら

60代の日々をやり過ごしている