
著者の沖方丁さんは『天地明察』で2010年の本屋大賞、吉川英治文学新人賞を受賞しました。いま注目されている作家さんです。
「なんか世界とか救いてぇ…」。あらゆるテロや犯罪が続発し“ロケットの街”とまであだ名される国際都市ミリオポリスに、「黒犬-シュヴァルツ-」「紅犬-ロッター-」「白犬-ヴァイス-」と呼ばれる3人の少女がいた。彼女たちはこの街の治安を守る<犬-ケルベルス->遊撃小隊。飼い主たる警察組織MPBからの無線通信「全頭出撃!-アル・シュトゥルム-」を合図に、最強武器を持つ機械の手足を自由自在に操り、獲物である凶悪犯罪者に襲いかかる!クールでキュートでグロテスクな“死に至る悪ふざけ-オイレンシュピーゲル-”開幕!
沖方丁さんは確か今年の直木賞にノミネートされていました。しかし、この本はそんな面影を全く感じさせないバリバリのライトノベルです。文章には“=”や“/”が多用されています。文体もお世辞にも読みやすいとは言えない文章です。
しかし、内容はとても面白いです。この本の主人公は凉月、陽炎、夕霧という3人の少女です。彼女たちはそれぞれの理由で本来は体が動かせなくなっていた者たちです。しかし政府はそんな子供たちには体を機械化し、再び動けるようにするのです。そして機械化された子供たちは政府の命令により様々な仕事に従事させられます。
彼女たちの描写がとにかくブッ飛んでいます。彼女たちは凶悪犯罪者は躊躇いなく殺しまくります。はっきり言って、血の嵐です。そんな中で挿入される少女らしい仕草とのギャップがまた現実離れしています。
好みはかなり分かれると思います。内容を聞いただけで嫌悪感を持つ方もいるかもしれません。でも胸がスカッとはしますけどね。
皆さんもぜひ読んでみてください。





