『ばいばい、アース』(沖方丁 著、角川書店) | 鎌倉から…

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神奈川県鎌倉市に住む大学生のブログです。

さて、『ばいばい、アース』です。





ばいばい、アース 1 理由の少女 (角川文庫 う 20-1)/冲方 丁






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ばいばい、アース 2 懐疑者と鍵 (角川文庫 (う20-2))/冲方 丁






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ばいばい、アース〈3〉爪先立ちて望みしは (角川文庫)/冲方 丁






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ばいばい、アース〈4〉今ここに在る者 (角川文庫)/冲方 丁






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地には花、空に聖星、人々は猫や蛙、鼠などさまざまな動物のかたちを纏う。この世界に、ラブラック=ベルはたったひとり、異形のものとして生まれた。牙も毛皮も鱗もない“のっぺらぼう”の彼女は、自分と同じ存在を探す旅に出る。放浪者の資格を購うため、剣士となって“都市”と“外”との戦いに臨むベル。そこで彼女を待っていたのは―。異能の世界構築者冲方丁、最初期の傑作が待望の文庫化。






この本はいま注目を集めている作家、沖方丁さんの初期の作品です。私は図書館で借りた単行本で読んだのですが、いまではその単行本は絶版になっているそうなので、amazonへのリンクは文庫版を貼ってみました。






まず、とにかく厚いです。単行本だと上下段で上下巻あわせて1000ページ以上。文庫版でも4冊になります。






この本の面白いところはその独特な世界観でしょう。聞いたこともない用語の数々や設定。主人公の境遇など。この世界観に入り込めれば、とても面白いです。






しかし、この独特な世界観は同時に、物語を分かりにくくしていると思います。私も世界観を飲み込むのにかなり時間がかかりました。かなり根気よく読まないと、とても読みきれるものではありません。






皆さんもぜひ読んでみてください。