どうして・・・
そうなんだ、ボクはキミを好きになっているのかさえわからないんだ。
もう、29年間も。
そんな感情も、
今のこの感情も、
この世にあるどんな言葉を使っても、きっと、言い表せないだろう。
でも、結局行き着く先は単純なんだよ。
キミが幸せであること
それだけ。
ボクがそれを、
その事実を受け入れられなくても。
そう願っているんだ。
キミがとても幸せそうにボクじゃない誰かと手を取っていたあの日、
キミの幸せそうな顔に、
ボクも幸せだと思ったのに。
心底、キミの幸せに、ボクの幸せを感じた。
でも、ボクは、それを忘れた。
だから、もう、キミの幸せが、ボクの幸せになることはない。
ボクは忘れてしまったんだから。
だから、ボクに出来ることは、
ただそれを願うことだけ。
だけど、しばらくキミの幸せな顔は見たくない。
想像するだけで、
十分ボクを、
ボクの29年間を打ち砕くだけの力を持っているから。
そんなものを目の当たりにしたときボクは、
それでも、きっと笑えてしまう。
そんな自分が、
笑顔を見せられるであろう自分が、嫌いなんだ。
キミの前で、これ以上仮面をかぶりたくない。
負けたくないと強がるのと、
仮面をかぶるのは違うんだって、気がついた。
仮面は、嘘。
強がりは、本当。
いつから、キミに負けたくないと言う強がりが、仮面に変わったのだろう。
仮面が、昔のように強がりに変わるまで、キミに会いたくない。
1年の中で、何度、同じような場所をグルグル回っているのだろうか。
キミの気持ちを知った17年前からずっと同じところを回っている。
違うところと言えば、
いつしか、そこにキミがいなくなっただけ。
なぜ、こんなにも、キミにこだわるのかと言えば、
いつからだか忘れたけど、もう20年以上前から、キミがボクを想うことを当たり前だと思っていた。
それはボクの目印だった。
それはボクの証だった。
それを見失った今、ボクは何を目指せばいいのかわからない。
イヤ、わかっているんだよ。
でも、もう、そこにキミはいないから。
強がりに戻れれば、ボクはそこを目指せる。
そう思う。
仮面をつけた今のボクでは、まだ、目指すことさえ、出来ない。
出来ないんじゃない。
やらないだけ。
ボクはやっぱり、キミがいないことを認めたくないんだ。
考えても考えても、答えが出ないと思っているけど、
それは最初からある答えを認めたくないだけの悪あがきだから。
相変わらず、ボクはどうしょーもないボクだ。
『
どうして君を好きになってしまったんだろう? 』(東方神起)