TPN MANIACS

TPN MANIACS

THE POWERNUDEを中心に、ANTHEM、歌魂、GOLDBRICKなどなどのLive Report、Newsを綴ってます。
Since1997

1.SNAKE EYES
2.WHEELS OF FIRE
3.NIGHT AFTER NIGHT
4.ROARING VORTEX
5.BLOOD BROTHERS
6.IMMORTAL BIND
7.HEADSTRONG
8.VENOM STRIKE
9.BOUND TO BREAK
10.WILD ANTHEM(with 本間大嗣)

LOUDNESS&ANTHEM SESSION
( vo.二井原、森川 g.高崎、清水 b.山下、柴田 dr.本間)
1.BURN
2.HIGHWAY STAR

北海道の老舗プロモーターであるmusic funの創業20周年記念として開催されることになった「HARD ROCK NIGHT2024」。
日本HR/HM界の雌雄、LOUDNESSとANTHEMの競演ということで前方指定席は落選者続出の争奪戦となるほどで、さらに両バンドとも北海道とも縁の深い本間さんがゲストということでさらに盛り上がるライブとなりました。

BGMが大きくなりお馴染みのSE「HEAVEN&HELL~THE ROCK」に切り替わると、ANTHEMファンはもちろんLOUDNESSファンからも歓声が上がってぞくっとするくらいの雰囲気!
バックに大きなANTHEMのバックドロップが吊るされていて、田丸さん、清水さん、森川さん、そして柴田さんと次々に登場。柴田さん、森川さん、田丸さんの衣装はブラック&シルバースタッズで統一、清水さんが真っ赤な蛇柄のシャツでアクセントになっていて、衣装のバランスまで計算されていて流石ANTHEM!

森川さんの「HARD ROCK NIGHT2024!ANTHEM!いくぞぉ!」という鬨の声とを合図に始まったのは『SNAKE EYES』!田丸さんと柴田さんが繰り出す重く疾走感溢れるリズムにエッジィな清水さんのギターサウンド、そして森川さんの太くアツい声で紡ぎだされる伸びやかなメロディと攻撃的なシャウトは、最新で最鋼なANTHEMを見せつけるのにバッチリだったでしょう!つづく『WHEELS OF FIRE』もタイトルコールからのギター&ベースの轟音に田丸さんが繰り出す高速ツーバスのフィルで重装甲車が猛スピードで走り回るようなイントロ、そしてオーディエンスを煽る森川さんの声が乗って滅茶苦茶カッコいい!いつも通りなのかもしれないけれど、今日はすべてがガチっとハマったような完璧さを感じました!緻密なギターソロもいつも以上にアツいし、アウトロのロングトーンシャウトもバッチリきまって、オーディエンスにどうだ!と叩きつけた感じ

「懐かしいヤツ用意したんで一緒に歌ってくれ!」と始まった『NIGHT AFTER NIGHT』では単独ライブや前方にファンの集まるスタンディングのライブと違ってLOUDNESSのファンが混ざっている状況にも関わらず客席からシンガロングがしっかり聞こえてきて、ANTHEMファンの心意気を見せました!曲中、ふと上手袖をみたらLOUDNESSのアンパンさんがエアドラムしてましたね(^-^)

大歓声の中、柴田さんがマイクを取り「みなさん、こんばんは!」と挨拶すると物凄い歓声。「長い間お世話になっているmusic funの金子さんからお話をいただいて、金子さんのお誘いなら何でもやりますと引き受けたんですが、それがLOUDNESSとANTHEMって最高だと思いませんか?どこでも見られるカップリングではないし、札幌だっていうのが最高ですよね!ANTHEMにもLOUDNESSにも札幌にも縁のある”あの人”がゲストでというのもありますし、最後まで全部出し切りますのでついてきてください!」と煽り、森川さんが「暑い夏も過ぎて涼しい秋がやってきてメタルのライブを楽しむには最高の季節だろ!みんな最後まで楽しんでいってくれ!!!」と煽り、会場のヴォルテージも早くも最高潮!

続いてはANTHEMのHEAVYでDARKな『ROARING VORTEX』。嵐の訪れのようなSEに柴田さんがピックスクラッチで古くて重いドアが軋んで開くような不穏な音を乗せて始まったイントロからHEAVYな曲調の上で響く森川さんのナチュラルで伸びやかな声は漆黒の暗闇に差し込む光を感じさせて、1枚の絵画を見ているような気分でした。

「ここからまたガンガン行こうか!いつでもいけるのかい?いけないのかい?どっちなんだい!」ときんに君MCから、いこうぜ~!とディストーションのきいたギターのリフに田丸さんの踏みっぱなしのツーバス、柴田さんのメロディアスなベースが加わって始まったのはANTHEMきってのヘドバン チューン『BLOOD BROTHERS』!清水さんの切れ味鋭い速弾きのギターソロ、森川さんの切り裂くようなシャウトが重なってANTHEMの超絶さをこれでもかと叩きつけられた1曲でした!

ここで森川さんからANTHEMの今後の活動について、来月北見でのライブの後LIVE CIRCUSで全国を回るとの告知があり、そして来年に”何らかの形で”札幌に来られると思うと半分宣言のような告知に会場が沸き立ちました!私も今から来年の札幌が楽しみです!

告知で一息つけたところで、再結成後の強力なヤツで攻めていくぜ!とコールされた『IMMORTAL BIND』はこの夏のフェスでは必ずセットに入っていた飛びきりスラッシィなナンバー。一息ついたとはいえライブ中盤に寸分の狂いもなく叩きつけてくるANTHEMの底力よ!森川さんのシャウトも天井を突き破るような鋭さで響き渡りました!

「次の曲で”HEADSTRONG FES”延長戦といきましょうか」と始まったのはもちろん『HEADSTRONG 』。(一瞬、HEADSTRONG FESって言い間違えた?とギョッとしました)
イントロから♪HEAD!STRONG!HEADSTRONG!と声を合わせ、サビで叫びながら拳を挙げ、ギターソロで拳を左右に振り。オーディエンス参加型の物凄い一体感で楽しい!

「早くも後半戦、さらに加速していたいと思います!みんなの身体がアツくうずうずしちゃう毒を打つぜ~!」とくればもちろん『VENOM STRIKE』!森川さんのタイトルコールと同時にドラムのカウントからギターとベースが轟音を響かせて始まったイントロは雷が直撃したような激しさ!ギターソロとドラム、ベースのアンサンブルはまさに鉄壁、森川さんの絶唱もHSFを上回る絶好調ぶり!オーディエンスもギターソロに合わせて声と拳をあげ、サビのコーラスをシンガロングして大盛り上がり!
アウトロからそのまま歪ませたギターの残響音が轟き、森川さんの「爆発しようぜ!BOUND!TO!」のCALLに「BREAK!!!」とRESPONSEして始まった『BOUND TO BREAK』!柴田さんも清水さんもステージを所狭しと動き回ってオーディエンスを煽りながらも正確無比なアンサンブルは崩れないし、清水さんのギターソロもいつも以上に熱く激しいし、サビではオーディエンスも拳を突き上げながらジャンプして「HEY!HEY!」と大合唱!アウトロの森川さんのシャウトも超絶で強烈でした!

「みんなどうもありがとう!最高です!」という柴田さんの声が物凄く嬉しそう!その声を聴いて更にオーディエンスの大歓声が上がります。「ここで田丸が下がってゲストを迎えたいと思います」と大歓声で田丸さんを見送り、「それでは…」と呼び込もうとしたところで客席から「本間さーん!」とフライングな声が上がってしまい「…先に言うなよ」と柴田さんが苦笑する場面も(苦笑)。「彼とはLOUDNESSでもANTHEMでも長いことリズム隊を組んで、僕の最もす…いやっ、え~…田丸の次に好きなドラマーで」と珍しく失言しかけながら「強烈な拍手で迎えてください!本間大嗣!」と大歓声と強烈な拍手、森川さん音頭の本間コールで本間さんを迎え入れました!「スーパー強力なドラマー本間君を迎えてANTHEMラストの曲をお届けします!思いっきり弾けてくれよ!WILD!」「ANTHEM!」のCALL&RESPONSEから『WILD ANTHEM』はオーディエンスがイントロに合わせてHEY!HEY!と拳を挙げ、全編シンガロング、ギターソロに合わせてコーラスを歌って、飛んで跳ねて歌って…とANTHEMの演奏をバックにみんなで作り上げるまさにANTHEMのアンセム。ギターソロの後ろでドラムのおかずが入っていたりリズムパターンが違ったりしたし、よりお祭り騒ぎ色が強かったのが印象的でした。

本間さんを加えた5人でのカーテンコールをして、恒例の記念撮影、メンバーがステージを降りるまで大盛り上がり、大歓声が止みませんでした。

この後、LOUDNESSが流石の貫禄と余裕のステージを魅せ、アンコールで柴田さん、森川さん、清水さんを呼び込み、二井原さん、高崎さん、山下さん、ドラムは本間さんの7人でのセッション大会となりました。
ジャーンと一斉に楽器が轟音を立て、ギターの超有名なリフで始められたのは『BURN』!
ANTHEMのフロント3人とLOUDNESSのフロント3人が所狭しと動き回って、時に向かい合ったり背中合わせになったり、横に並んだりと、どこを見ても名シーン、名マッチが繰り広げられていて、どこを見ていいやら目移りしてしまう贅沢な状況!ステージの7人も滅茶苦茶楽しそう!
1曲で終わりかと思いきや、また超有名なドラムのリズムが始まってイントロに繋がったのは『HIGHWAY STAR』。日本を代表する超一流のミュージシャンが本気で楽しんでカヴァーして遊んでいる様子を同じ空間で目の前で体感することが出来て、こんな機会はもうそうそう無いでしょう!一緒に盛り上がるというよりもこの奇跡のようなステージを一生懸命目に焼き付けました!
アンコールでは控えていたアンパンさん、田丸さんもステージに呼び込み、総勢9名がステージに揃うと大盛り上がりでカーテンコール、そして記念撮影が行われて、music fun20周年を盛大に祝うLOUDNESS & ANTHEMのステージに幕が下りました。

 

1.SNAKE EYES
2.WHEELS OF FIRE
3.NIGHT AFTER NIGHT
4.ROARING VORTEX
5.BLOOD BROTHERS
6.MASTER OF DISASTER
7.VOID ARK
8.IMMORTAL BIND
9.HEADSTRONG
10.VENOM STRIKE
11.BOUND TO BREAK
12.WILD ANTHEM(with 小野正利)

2015年、2018年に続き3回目の開催となったANTHEM主催のフェス「HEADSTRONG FES」。
O.AのGALTHEM、DOOM、GALNERYUSと来て、いよいよANTHEMの登場です!

お馴染みのSE「HEAVEN&HELL~THE ROCK」が流れはじめるとオーディエンスにもスイッチが入って空気が変わるのがわかります!
バックにHEADSTRONG FESのロゴと共にANTHEMのロゴが投影されて手拍子と歓声が一段と大きく響く中、田丸さん、清水さん、森川さん、そして柴田さんが登場!
柴田さん、清水さん、森川さんの衣装がそれぞれブラック&シルバースタッズで統一されていてカッコいい!森川さんはキャップの鍔からシャツ、Tシャツ、パンツのサイドシームにスタッズ、極めつけはシューズ全体!にこれでもかというほどスタッズが!

森川さんの大歓声の上を行くアツい声で「HEADSTRONG FES!ANTHEM!いくぞぉ!」とライブの開幕が宣言されたと同時に始まったのは『SNAKE EYES』!パワフルな演奏はもちろんながら、森川さんの声が力強く伸びやかで絶好調っぷりが際立ってる!
続く『WHEELS OF FIRE』もアウトロのロングトーンシャウトまでバッチリガッツリアツい声で会場を圧倒!柴田さんと清水さんもステージを縦横無尽に動きフロアのモニターを超えてステージの際きわまで出てオーディエンスを煽りまくってる!

森川さんが「みんな楽しんでくれてるかい?(YEAH~! )すげぇパワーだ!」とオーディエンスの声を出させてから、「みんなで歌える懐かしいヤツ用意したんで一緒に歌ってくれ!」と始まったのは『NIGHT AFTER NIGHT』!オーディエンスの大合唱(もちろん私も熱唱!)がCITTAに響き渡って物凄い一体感!こうやってみんなで歌えるのっていいなぁ…

柴田さんがマイクを取り「みなさん、お待たせしました~。まだパワー残ってます?(YEAH~)ほんとみんな凄いよ。DOOMもGALNERYUSも凄いステージを見せてくれて本当に嬉しく思ってます。ここまでは大成功、ANTHEMがさらに火を着けてもイイでしょうか!ほんとだぞ!?」と煽り、森川さんが「台風一過!真夏のMETAL!HEADSTRONG FES!!!みんな最後まで楽しんでいってくれ!!!」と今日の日差しよりもアツい声でさらに煽ってオーディエンスもヒートアップ!壊れていた会場の空調も治って涼しい風が吹いているはずなのに熱い!

続いてはANTHEMのHEAVYでDARKな一面を見せる『ROARING VORTEX』。今日は殊更HEAVYさが増していて暗闇で唸るグモルク(※)みたい。そして森川さんの分厚い声が上に上にと向かって響いていて絶好調振りが半端なく発揮されてる!

「適度に冷房が効いてる中で歌えるのってほんとありがたいわ」と森川さんが本音をこぼしてたけど、観てる方としてもほんとありがたい…先日のお台場に参戦したと思われる人たちから拍手が起こってました(苦笑)。このCITTAでの整った状況でもライブがアツくて曲間に扇いでましたけどね。

「みんなも適度にクールダウンできたと思うから、ここからまたガンガン行こうか!」とコールされたのは『BLOOD BROTHERS』!新譜きってのスピードチューンで田丸さんのドラムと柴田さんのベースが完璧にマッチして更に清水さんの切れ味鋭い速弾きのギター、森川さんの雄々しいシャウトが重なってANTHEMの超絶さをこれでもかと叩きつけられた1曲でした!
続く『MASTER OF DISASTER』も清水さんの鋭いギターと柴田さんの厚みのあるベースが絡みがこれまでより更に重厚感が増してる気がする!

「月の頭に行ったアメリカ、先日の灼熱のお台場(苦笑)、今夜のHSF、そして来月も札幌でフェスがあって正にフェス月間」との森川さんの言葉通り、ANTHEMがこれだけ立て続けにフェスに出てるのも珍しいかも。いろんな人にANTHEMの凄さを見てもらえるのはファンとしても嬉しい限り。

そのANTHEMの凄さをもろに体感できるのが次のインストコーナー。3人のアツき男たちが奏でる鋼鉄のコンチェルト『VOID ARK』。清水さんの正確無比なギターワークに今夜はいつも以上にエモーショナルなフレーズも加わっていてライブ感が増していた気がします!

「川崎!強力なやつで攻めていくぞ!いいのかい?(いぇ~)ダメだろう!もっとだろう!いいのかい?(YEAH!!!)いこ~ぜ~!」←これ誰か芸人さんのギャグですかね?な煽りからコールされたのは『IMMORTAL BIND』!ライブも後半になってこんなキラーチューン!!!鬼のような演奏と森川さんの炎を吐くようなシャウトというANTHEMからの挑戦状を受け取ったオーディエンスは拳と声を目一杯上げて応えました!曲が終わったらこっちも息が切れてるという(苦笑)。

「フェスのタイトルにもなってるこの曲で盛り上がりましょうか!」と始まったのはもちろん『HEADSTRONG』。きっと誰もがこの曲は最後のセッションでやるんだろうなって予想してたはず。本編でやっちゃうんだ…と思いつつ、イントロから♪HEAD!STRONG!HEADSTRONG!と声を合わせ、サビで叫びながら拳を挙げ、ギターソロで拳を左右に振り。ミドルテンポの曲でちょっと一息つきながらも一体感が楽しい!

「さぁここから交換…あ"ぁぁぁ!後半戦!ノンストップでガンガン行きたいと思います!みんないけるよなぁ!アツい毒打つぜ!」とくればもちろん『VENOM STRIKE』!ギターソロとドラム、ベースのアンサンブルはまさに鋼鉄のミニコンチェルトだし、森川さんの絶唱も絶好調だしで最高にカッコイイ『VENOM STRIKE』なんだけど、サビのコーラスで大合唱したりギターソロのキメで拳と声を上げたりが凄くてお祭り騒ぎって感じ!最後の森川さんのシャウトもしびれるくらいカッコよかった!
アウトロからそのままギターの歪んだイントロに繋がって「爆発しようぜ!BOUND!TO!」「BREAK!!!」のCALL&RESPONSEから『BOUND TO BREAK』!柴田さんと清水さんも逆サイドのステージ端まで行ってオーディエンスを煽るし、森川さんもサビでオーディエンスと一緒にジャンプしたりでANTHEMメンバーもオーディエンスも最後の最後まで全力を出し切って盛り上がりました!

息も絶え絶えな森川さんに変わって柴田さんが「…ほんとみんな凄いわ。ほんとすごい。みんなが演者だったらお台場でも大丈夫だった(笑)」とお台場のフェスを引き合いに出して今日のオーディエンスの凄さを讃えてくれました!
「ANTHEMの出番の最後を飾るあの曲をやらないわけにはいかないでしょう……『Lady Jade』」「聴いたことないですけど(森川さん)」というANTHEMらしいやり取りを挟みつつ、本当は出演者全員でやりたいんだけど、最後までANTHEMの持ち場をしっかりやり切りたいということで、GALNERYUSから小野さんが代表してANTHEMに加わることに。実はCITTAはこの後にオールナイトイベントが入っていて終了時間厳守、撤収を急がなくちゃいけなかったようで、楽器のセッティングがいらない小野さんだけの参加となったのかな。
小野さんを招き入れて「WILD!」「ANTHEM!」のCALL&RESPONSEからの『WILD ANTHEM』はみんな歌うしジャンプするしでフェスの最後に相応しくお祭り騒ぎ!小野さんが歌うとどことなく英三さんっぽく聞こえるのは新たな発見かも。みんなで作り上げた『WILD ANTHEM』はまさに聖歌でした!

そのまま小野さんを加えてのカーテンコールの後、恒例の記念撮影は出演者全員で。位置取りもスムーズに決まって2枚収め、出演者は客席に手を振ってステージを後にしました。

ANTHEM主催ということでいろいろ準備は大変だったでしょうけどやはりCITTAとTEAM ANTHEMという信頼のおけるスタッフ、環境だとやりやすかったんじゃないでしょうか。
(CRASH CRISISもこういう環境だったらよかったのになぁ…)

9月には札幌でLOUDNESSとの一騎打ち、その後は超接近戦のLIVE CIRCUS TOURと休む間もないANTHEMのライブ、年末まで追いかけます!

 

 


(※ グモルク…「NEVER ENDING STORY」に出てくる人狼。ググってみてください)

 

1.THE HELLION〜ELECTRIC EYE/JUDAS PRIEST
2.YOU’VE GOT ANOTHER THING COMIN’/JUDAS PRIEST
3.THUNDER AND LIGHTNING/THIN LIZZY
4.COLD SWEAT/THIN LIZZY
5.BREAKING THE LAW/JUDAS PRIEST

2015年、2018年に続き3回目の開催となったANTHEM主催のフェス「HEADSTRONG FES」。
O.AはGALTHEM…ANTHEMメンバーにGALNERYUSの小野さん、SYUさん、YUHKIさんという7名体制のバンドです。
ん?…THE MAN ALTIMATE FORMATIONの島さんがSYUさんに変わったバージョンですね…

場内が暗くなると同時に緞帳にHEADSTRONG FESのロゴとGALTHEMのロゴが映し出され、森川さんの「GALTHEM!いくぞ!」の鬨の声が轟き、1曲目のイントロが……『THE HELLION』だ……やっぱり(笑)。
緞帳が上がるとステージいっぱいにGALTHEMのメンバーが並んでいます。HEADSTRONG FES'24のTシャツはお揃いで下は私服っぽい。
『THE HELLION』のコーラスを一緒に歌い、そのまま『ELECTRIC EYE』へ。ギター2本にキーボードだと音も分厚い分厚い。最初はVOCALが埋もれ気味だったけど、だんだんちゃんと聞こえるようになっていきましたね!さすが守護神PA長沢さん!
次の『YOU’VE GOT ANOTHER THING COMIN’』はサビをみんなで歌って盛り上がって、学際ぽ~い!
最前列にいたのですが、空調が止まっているようで人いきれとステージの照明の熱で、始まってまだ2曲なのに物凄い暑さ!
「こんばんは。GALTHEMです!なんて安易な名前なんだと思った人…正解です!」という柴田さんからGALTHEM結成の経緯と「先日1回だけリハに入って4時間とってたんですけど、2時間くらいでこれ以上やると新鮮味が無くなるからやめよう、というくらいまで完成した」というエピソードが語られました。
「SYUの凄さは皆さん知ってると思いますが、うちにも清水がいるんでねぇ(ニヤリ)」と超絶ギタリスト対決を煽りつつ、「皆さんがよく知ってるHMの王道の曲をやりますから楽しんでください」という柴田さんに続いて森川さんが「GALTHEM、今夜が初デビューライブとなります!最後まで盛り上がっていきましょう!」とひと煽り。
『THUNDER AND LIGHTNING』『COLD SWEAT』は森川さんの声でやっと聞こえるくらいで小野さんの声はあんまり聞こえず…でもメインは清水さんとSYUさんのギターソロ対決って感じ!どちらも超絶で派手に動くSYUさんと冷静な清水さんの対比が面白かった!

「このあと出演する自分が言うのもなんですが、素晴らしいバンドが続きますので最後までタノシンデイッテクダサーーーーーーーーーーーーーーイ!」と小野さんらしいハイトーンシャウトでオーディエンスを煽ったところで、最後の曲!
「Breaking What?」「Law!」のCALL &RESPONCEから『BREAKING THE LAW』!
最後までバカテクと凄い音圧とパフォーマンスでオーディエンスを圧倒してオープニングアクトとしての役割を十二分に全うしてステージを後にしました。
 


 

 

1.VENOM STRIKE
2.SHOUT IT OUT
3.WHEELS OF FIRE
4.IMMORTAL BIND
5.BOUND TO BREAK
6.WILD ANTHEM

どこからともなく『8/12は空けといた方がいいみたいだよ』という情報が入り、しばらくするとLOUDNESSやSHOW-YAら4バンドの出演が発表されていた[CRASH CRISIS]というイベントにANTHEMも出るという発表が!お盆前の3連休最終日ではあったけれど、出演アーティストの第2弾発表の段階でANTHEM、LOUDNESS、SHOW-YA、人間椅子…と物凄い面子のフェスだったのでチケットを取ることに。まぁ、ANTHEMが出る時点で見に行くことは確定してました。
いざ開催が近づくにつれ今夏の酷暑、お台場R地区という場所に不安を感じ…できる限りの熱中症対策、UV対策をして臨みました。
われらがANTHEMがトップの出演、早朝から並んで最前列をキープし、ゲートオープンから待つこと1時間。ようやくANTHEMの出演時間11時となりました!

HM/HRのフェスらしいカッコいいジングルと共に左右のスクリーンにANTHEMのロゴが映し出され、お馴染みのSE「THE ROCK」が響き始めると詰めかけたANTHEMファンから大歓声と手拍子が巻き起こります!
メンバーが一人一人登場するとメンバーの名前を叫ぶ声が上がり初っ端からテンションMax!
「CRASH CRISIS お台場~!Are You Ready~!」という森川さんの気合の乗った声を合図に田丸さんのカウントから響き渡ったイントロは『VENOM STRIKE』!酷暑が吹っ飛ぶようなアツい音とそれに負けまいといつも以上に声を上げるオーディエンス!森川さんもアウトロでシャウトをしまくり!トップのベテランが放つ1曲目がこれほどの激烈さで他のバンド目当ての人には刺激が強すぎたかもしれません!
続けざまに田丸さんの叩き出す激しすぎるビートと清水さんのピックスクラッチが鳴り響いて始まったイントロにオーディエンスがHEY!HEY!と声と拳を挙げて始まったのは『SHOUT IT OUT』!ファンのアツ過ぎる声と拳、森川さんの超絶シャウトがお台場に轟きました!どうだ!これが本当のHEAVY METALだ!と叫びたい気分でした!

柴田さんがマイク前に立ち「こういう風に一番最初に出るというのはほとんどないんですが、O.Aのバンドからこうして応援してくれてすごく嬉しいです。暑いんで、水分補給しながら最後まで楽しんでください!ANTHEMは全部出し切ります!」と熱中症対策を呼び掛け、森川さんが「時間いっぱいANTHEMのMETALを思いっきり楽しんでください!」「NEW ALBUMから強力なヤツを!」とコールされたのは『WHEELS OF FIRE』!イントロから過激だけれど歌メロやギターソロはメロディアスだしアンサンブルは完璧!
次の『IMMORTAL BIND』も重戦車が地響きを立てて走り回るような迫力と疾走感!森川さんの灼熱の空に突き刺さるようなシャウト、踏みっぱなしのツーバス、人間業とは思えない速弾きのギターソロ、ボトムを支えつつ暴れまくるベース…最高にHEAVYな1曲を惜しげもなく繰り出すANTHEMはやっぱり最鋼です!

「もう残りも少ないということで、5日後にANTHEM主催の『HEADSTRONG FES』が川崎CLUB CITTAであるんで、ANTHEMをたっぷり楽しみたいという人はぜひ足を運んでください!」
とHEADSTRONG FESの告知もしっかりしてから、「残りも少ないぜ!パワー全開でとばしていくぞ!」と煽る後ろで清水さんの歪むギターがうなりをあげて始まったのは『BOUND TO BREAK』!いつも以上に柴田さんも清水さんも広いステージを走り回って会場の端から端までいるオーディエンスにアピールするし、オーディエンスも声を出してジャンプして盛り上がってやるぜ!という気持ちはメンバーにもファンにも感じられて、対他のバンドというよりも、この灼熱地獄で一緒に戦っているような感覚でした。
「お台場!これでラストだ!思いっきり歌って叫んで楽しんでくれ!WILD!」「ANTHEM!」のCALL&RESPONSEからもちろん『WILD ANTHEM』!ANTHEMファンは全員で絶唱してたはず!HEY!と拳を突き上げてジャンプしてたはず!歌いすぎ声を出し過ぎて肺の中の空気を全部吐き出しちゃったんじゃないかというくらい全部出し切りました!
カーテンコールに物凄い声援が上がって大盛り上がりの中、全部出し切ったANTHEMメンバーから「2,3枚記念撮影を」ということで恒例の記念撮影をして、真夏のHM/HRフェスの先陣を切ったANTHEMのメンバーがステージを後にしました。
最後に森川さんから「暑い中、みんなどうもありがとう!体調に気を付けて、水分補給しっかり!勉強したか?!(YEAH!)風呂入れよ!(YEAH~~~!)また会おうぜ!」のメッセージとともに灼熱過ぎるステージに幕が下りました。

お盆の三連休最終日という日程だけでなくこの酷暑の中の野外フェス、5日後にはANTHEM主催のHEADSTRONG FESがあってANTHEMをたっぷりみられる、ということで周りのANTHEMファンでも参加を断念した人も多かったフェスでした。
そんな中、ANTHEMのステージは実質40分弱だったのだけれど本当に過酷で、ステージに気を集中して声を出して盛り上がることで何とか乗り切れたという感じでした。けれどANTHEMメンバーと共にやり遂げたという達成感もあって、大変だったけど行ってよかった、と今ならいえる体験になりました。

 

昨年に引き続きANTHEMの韓国公演に言ってきたわけですが、その時から変化してたこと、新たな気づきなどをメモしようかな、と。

 

◇日本出国

やはり事前の顔認証を登録しておくとめっちゃ便利。

今回は土曜日の8時台の朝早い便で6時半には空港についてチェックイン~出国ゲートをくぐったのだけど、そのお陰か全然待つことはありませんでした。

ただ、羽田第3ターミナルは出国ゲートをくぐったあと、食事できるところが凄く少なくてしかも高いので、持ち込めるならコンビニで買っておくか、先に軽く食べちゃったほうがよかったかな、と。

 

◇機内にて

今回も機内食が出ました。カツカレーもポテトサラダも全部美味しかった!

今回は機内で入国カードをもらって書いたのだけど、上空だとボールペンの出が悪くなるんですね…

 

◇韓国入国

こちらはちょっと待ったけど、昨年ほどじゃなかった。朝早い便だからかな。Qcodeは必要なくなってました。

両人差し指の指紋を登録させられるけど、私の場合指紋が薄くて登録できなかった模様。

 

◇金浦空港から弘大入口へ…

空港線で3駅くらい。こんな近かったっけ?ただ、金浦空港から駅までがそこそこ歩きました。

 

◇韓国のトイレは紙が流せない

紙質の問題で流せないところが多いので、日本のトイレットペーパーを持ってきた、という刑事の話を聞いて、今度から海外旅行にはトイレットペーパーを1ロール持ってこうと決めました。筒状をつぶせば省スペースになるようです

 

◆ホテルに荷物を置いてライブハウスにて入りまち。メンバーより先にスーツケースや楽器を乗せた軽トラだけが来て、初めてのパターンに「お昼でも食べてくるのかね~」なんてのほほんとしてたのですが、大きい通りからスタッフに傘を差されて腕をつかまれて歩いてくる柴田さんが!なんか連行されてるみたいだし、めっちゃ疲れてる!柴田さん自ら「ホテルの近くで大規模なデモがあって出られなくて、路線バスを乗り継いできたんだよ~」と教えてくれて。その後に森川さん、田丸さん、清水さんと長沢さん…と徒歩で登場。お疲れさまでした…

 

◆ライブが終わった後、出待ちしてから日韓ファンの打ち上げへ!昨年一緒に飲んだ子たちプラスその友達も来て漢だらけの賑やかな会に混ぜてもらいました

 

◇翌日は半日観光へ

翌日は東大門のあたりをぶらぶら。前に来たときはもっと栄えてたんだけど、ビルのほとんどが空きテナントだったりフロアごと締めちゃってたり。日曜日のせいもあるのか人も少なかった感じ。まず日本人が少なかったな。ぶらぶら見て歩いて終了~。

 

◇韓国出国

指紋が登録て来ていれば機械のゲートで済むようなのですが、登録できてない私は有人ゲートで出国審査。

 

◇まさかのディレイ…

19:55発が30分ディレイしていて20:25搭乗となり……免税店も特にみるものなくベンチでぼーっと過ごしてました。羽田着が23時過ぎになるのでどこからかタクシーだな…とか近くまでのバスないかな、とか…

この便が一番安くて早めの時間だったんだけど、こういうことがあるんだなぁ、と勉強になりました。

 

◇本気を出したANA

30分ディレイで離陸したはずが羽田到着は定刻通り。追い風だったのか分かりませんが30分追い上げるってすごい!お陰で助かりました。

 

◇JAPAN VISIT WEB登録

登録しとけば専用レーンから出られたのかもしれないけど、そんなに混んでなかったので通常の税関でもスムーズに通過出来て無事入国できました。

 

昨年は10年以上ぶりの海外でドキドキだったけど、今年は慣れたもの?でした。もう韓国は大丈夫ですね。

次はヨーロッパかな?これはまたドキドキしそう!