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弟が自殺した

2012年12月に弟が自殺した。
このブログは僕がこの事実を受け入れるために書くものです。

当然、家族は悪い予想や願望を込めてマシな予想をしようとする。仕事納めの後に酔っぱらって路上に寝て車に轢かれたか、職場で揉め事を起こしてどこかに高飛びか、酔って喧嘩したり人を殺めてしまってブタ箱か、離婚した元妻と寄りを戻してヒモか、部屋の中で事故死か。僕はこのどれでも十分にあり得ると思ってた。でもこのタイミングでの自殺は予期していなかった。長期的にはいつか自殺することもあり得るとは思っていたが、最近は安定した生活を送っていると認識していたので。
さすがに何も連絡がないのはおかしいと思い、念のため携帯に最寄の交番の電話番号を登録してから、弟のアパートに行ってみる。部屋入口ドアのカギは掛かってる。ドアの郵便受けに新聞が溜まってた。引っぱり出したら29日分から。だから28日の夜から帰っていないのか、あるいは部屋の中で倒れているのかと思った。実際には28日以前の新聞も押し込まれて郵便受けからはみ出して床に散らばっていたのだったが。以前から酔っぱらって転倒して打ち所が悪くて死亡、もしくは酔ったまま風呂で寝て溺死は十分あり得ることだと思ってた。年賀状が親戚から以外に1つだけあった。多分、職場の店長さんからかなぁと思ったが、そこに書いてあるであろう店長さんの電話番号に掛けて弟のことを訊く勇気はなかったので、読まずに郵便受けに残した。それで良かったと思う。この時点でとっくに手遅れだったのだし、元日から息子の遺体に親を対面させるって嫌過ぎだろう。ドアに向かって弟の名前を呼び掛けたが、ドアの向こうの遺体に呼び掛けていたわけだ。距離にして2メートルもないところにいたのだから、滑稽なことだ。職場に電話もしてみたが、当然休みなので誰も出ない。職場以外に関係者の連絡先を家族は知らないが、普通はそんなものだろう。3日までは多分お店も休みだろうから4日なったら職場に確認してみようということになった。
僕は前日に実家に到着済み。実家のプリンタがあまりにも古いので父と新しいプリンタを買いに行く。最近では標準的なコピー機能付きのプリンタ。それが後に大活躍するはめになるとは夢にも思わなかった。その後、弟に何時に帰ってくるかメールしてみたが、返事がないけど、いつものことだ。電話しても携帯の電源が切れているがこれも良くあること。だから、この時点では全く不安はなかった。でも、真夜中になっても弟が帰ってこない。正月に帰ってくると言ったのにも関わらず帰ってこなかったのは今回が初めてだが、約束時間にルーズな奴だし、不安を感じるものの、どこかで酔いつぶれている可能性が高いかなぁと思ってた。
母が弟にメールで帰省予定を訊くと、(例年通り)大晦日に帰るとの返信あり。僕もそれより前に弟にメールで帰省予定を訊いているが返信なし。別に嫌われているわけではなく、弟は面倒がり屋なので、こっちがメールしても3回に1回ぐらいしか返信がない。そのくせ、突然こっちに能天気に電話掛けてきたりする奴なんだ。
僕:30代後半。契約社員。大学院卒。独身。一人暮らし。
弟:30代後半(僕と年子で2学年違い)。飲食店従業員。大学中退。離婚(子供2人あり)。一人暮らし。酒で身を亡ぼすタイプ。
実家:父(定年退職)と母(専業主婦)の夫婦世帯。
弟が自殺した。発見されたのは数日前。荼毘に付すのはこれから。ググったら、兄弟姉妹を自殺で失った人は結構いるらしいと知った。自分の精神の安定のためにブログを書いてみることにする。