こんにちは Minori です。

昨日から久方ぶりに

雨が降り続いております。

 

ニュースで聞いて、

あ、そうなの?と

思ったのですが、

どうやら100日間も

雨が降っていなかったらしい。

 

いやいや、まさに

恵みの雨 ☔️

pioggia provvidenziale

ですな。

 

provvidenziale [形]

幸運に恵まれた、

思いがけない

 

ときに…。

普段の買い物ですが、

日本にいたときみたいに

自転車で行ける距離に

スーパーがあっちこっちに

あるわけじゃないので、

1週間に1回、もしくは、

2週間に1回のペースで、

巨大なスーパーに

買い出しに行ってます。

 

男:ってか、そもそも

自転車持ってないじゃん、

ここで。

 

心結ママ:そうだった…・・・

ママチャリで

買い物していた頃が

懐かしい…。

 

自転車もしばらく

乗ってないなあ涙

 

で、たまに買い物に

行くもんだから、

毎回カートはこんな状態。



 

金額もそれなり…。どうしよう

毎回ガッツリな合計金額に、

打ちひしがれて

スーパーを後に

するわけであります。


で、家に着いたら、

この買った大量の食料品を

毎回ヒーヒー言いながら、

駐車場から家まで

ヴァレと運ぶ儀式が待っている。

 

心結ママ:いいかげん、

ゴロゴロ買おうよぉ〜。

 

男性:だよねぇ。

 

と、いつものやりとりを

かわしつつ。

 

とはいえ、牛乳やパンは

大量に買い置きができないので、

足りなくなると

近くの小さなスーパーへ

行くんですね。

 

よく行くスーパーの名前は

COOP コープ。

あれ?どっかで

聞いたような 凝視

 

買い出しに行く

大きなコープは、

 

COPPONE

コッポーネ

 

つまり、でかいコープ。

 

で、足りないものを

買いに行く小さなコープは、

 

COPPINA

コッピーナ

 

つまりちっちゃなコープ。

 

とまあ、このように

でかいコープと、

ちっちゃいコープを

拡大辞と縮少辞を

つけて呼び分けて

いるんですね。

 

で、その小さい近所の

コープには歩いていけるので、

私一人でもよく行くのですが…。

 

男:よく言うよ。

一人で行けるようになるまで

一年かかったくせに。

 

心結ママ:まあまあ 苦笑あせる

細かいことは、

いいじゃないですか。

 

ある日のこと。

この近所に一軒しかない

スーパーにもかかわらず、

お客さんはまばら。

 

郵便局は

いつも大勢並んでるのにねぇ。

 

特にこの間行ったときは

ちょうど昼時だったせいもあり、

お客さんは一人もおらず。

 

しかも、客もいないが、

店員もいない。驚き

 

ちっちゃいって言ったって、

コンビニくらいの

広さはありますよ、十分。

 

お客が少ない時間帯は

たいてい店にはレジ係の

店員さんが一人。

 

レジから品出しから

全部一人で

やってるわけですよ。

 

そのコッピーナにね、

とっても優しい

店員さんがおるのです。

歳の頃は50代半ばかな。

私よりちょっと年上に、

見える。

 

いつも笑顔で

CIAO! ウインク

と言ってくれるの。

 

で、例によって

お客が少ない時間帯だから、

店内には彼女一人。

 

私が言ったとき、

彼女はせっせと

品出しをやってたわけ。

 

だもんで、当然、

レジには誰もいない。

 

私に挨拶した後、

彼女はこう言ったんですよ。

 

ひらめき:お会計の時、

呼んでねぇ〜飛び出すハート

 

私は Sì! と返して、

目的のものを手に取り、

レジへと進む…。

 

さて、ここからが問題。

 

心結ママ:え?なんて

言えばいいの?

 

レジお願いします!

 

ってなんていやあ

いいのさっ驚き

 

Prego!

でいいのかな、

Scusi!

でいいのかな。

もしくは

Per favore!

かなあ。

 

目まぐるしく

考える考える げっそり

 

品出ししている彼女は、

レジから離れたところにいる。

小声でボソッと言ったって

敵は気付きませんヨォ。

 

えぇええええ。

そんなでかい声で、

叫べない、私 ぐすん

 

どうしよ、どうしよ。

 

彼女が気づいてくれるのを

期待しつつ

レジ方向から身を乗り出して、

背伸びしたり、手を振ったり、

心の中で オーイ と叫んだり。

 

男:そっちのが、

よっぽど恥ずかしいと

思うけどな…。

 

し、しかし、

全く気付く気配なし…354354あせる

 

いいや、ここは、

待とう!

別に急いでないしぃ おーっ!

 

日本じゃ絶対しないよね、

って思いながらも、

小心者もここまで来たかと

落ち込みつつぼけー

時間だけが流れていく笑い泣き

 

と、そこに、

私の後から入ってきた

お客さんが

次々とレジに並び始めた。

 

や、やばい絶望

あたしがレジの先頭だから、

彼女呼ぶのって、

私の任務なのかしら…。

 

一人でああじゃこうじゃ

ぐずぐず考えていると、

彼女がようやくレジの

お客の列に気づいて

あちゃぁあ〜的な

言葉を発しながら、

レジに向かってきた。

 

で、私に一言。

 

知らんぷり:呼んでって

言ったじゃん!

 

はい、おっしゃる通りで

ございますよ。

確かに頼まれましたぁえーん

ごめんよぉ。

 

でも怒ってないよ。

いつもの笑顔で

優しく言ってくれたので、

私はこう返したの。

 

心結ママPerché non 

sapevo come si dice.

だってなんて言えばいいか

分かんなかったんだよお。

 

そしたら彼女、

自分の名札を見せながら

こう教えてくれたんです。

 

ニコニコ:あたしね、シルビア

っていうの。

だからシルビア!って

呼べばいいのよぉ。

 

へえ… びっくり

名前を呼べばいいのか…。

なんだあ、

そっか、そっかあ。

そんなに簡単なことかあ。

 

はてなマーク

 

でもさあ、

名前知らなかったら、

どうすんの?

 

男性Scusi! 

でいいんだよ。

 

とまあ、名前で店員を

呼ぶって言うのは、

これまた小心者の

あたしにゃハードル高い

気がなきにしもあらず、ですが。

 

これこそイタリアの

小さな町の小さなスーパー。

 

入ってくるお客は

ほとんどが顔見知り。

店に入ってくるなり、

お客と店員が

お互いの名前で挨拶し合う。

 

チャオ!シルビア!

チャオ!ステファノ!

調子どう?

 

こういうのは、

ほんと、イタリアの

いいところだなあって

思うんだけどさ、

たまぁにね、

世間話が始まっちゃうのよぉ。

レジで、ですよ 真顔

 

後ろにお客が何人並んでようが、

まった気にせず

話に花を咲かせる客とレジ係。

 

でもね、誰も怒らない。

いや顔ひとつぜず、

みんなじっと待ってる。

 

待ってる間、

その話を聞いいて、

話に参加する人もいたり。

 

日が暮れるヨォ〜絶望

 

話は変わって、

またある日のこと。

小銭を握りしめて、

またコッピーナに

行った私。

 

まあ、小銭がね、

なかなか使えなくって。

どんどん増えてっちゃうのよ。

 

で、ほんのちょっとの

買い物なら、

できるだけ小銭で払おうと

しているわけです。

 

ただね…。

 

いまだに咄嗟に小銭の

区別がつかないから、

パパパッと出せなんだよね。

 

だって、みんな

ちっちゃくって、

おんなじ色してるんだもんえー?

老眼の私にゃ、ちときつい。

 

で、レジに行く前に

スマホの電卓で計算して、

その金額の小銭を

用意してから並んでるのよ。

 

だってさあ、

後ろに誰か並んでたら、

悪いじゃない。

 

男性:ほんと、

日本人だねえ。

 

ってか、焦るじゃんおーっ!

絶対やだよ、そんなの。

 

で、今日のレジもシルビア。

チャオ!って挨拶して、

会計にはいる。

 

ひらめき 2ユーロ45セントでぇす!

 

げっ!ガーン

 

私が手に握り締め、

用意していたのは

2ユーロ25セント。

 

た、足りねえ…。・・・

 

たまにあるんだよ、

表示されてる金額と

違うこと。

 

もう…。

頼むヨォ笑い泣き

 

で、バックから

小銭入れを出して、

えっと50セントが

あったはず…。

 

そんな私にシルビアは

ここに置いてねえとばかりに、

私に手のひらを上にして、

差し出して待っている。

 

Due euro ....

2ユーロ…。

E poi 50 centesimi…。

それから50セント…。

 

と言いながら

私は2ユーロ硬貨と

50セント硬貨を

彼女の掌の上に

置いていった。

 

すると

 

ちょっと不満 …。

 

シルビアは硬貨がのった

手のひらをそのままで、

黙っている。

 

ちょっと不満 …。

 

え?なに?なに?

もう、置いたじゃん。

え?もしかして、

足りない?滝汗

いや、そんなことないよ。

 

そしたら、シルビアが

こう言ったの。

 

ひらめき:なんだぁ。

Basta!とかなんとか

言ってよねえ!

 

こういうことです。

私がさらに細かいのを

出すかもしれないと、

待ってたんですよ。

 

なんだよぉ〜苦笑あせる

 

もう、なんかねえ、

こういう咄嗟の小さな

一言が出てこないのよぉ。

いやいや、ほんと、

勉強になるよ、シルビア。

ありがとよぉ〜飛び出すハート

 

 

Valentino

Skype Lesson 飛び出すハート

Skype でイタリア語 🇮🇹 の
レッスンをしています。
1時間 4000円
30分 2000円

 

まずは 

た〜っぷり1時間

無料体験レッスン

を是非お試しください !! 
随時、受け付けております。
お問い合わせもお気軽に ニコニコ

右矢印 詳しいご案内
無料体験レッスンの
お申し込みはこちらから