こんにちは Minori です。
うちのローラが発情期を
迎えまして。
散歩中オス犬に遭遇すると、
突進してっちゃう。
もう、私の力じゃ
到底押さえられません。
で、覚えましたよ、
このイタリア語。
È in calore.
ｴ ｲﾝ ｶﾛｰﾚ
この子、発情期なのよ〜。
というと、みんな
Mamma mia!
なんてこったい！
あら、大変！
と一様に。
毎日落ち着かないです。
家の中でもそわそわしてて。
今まで聞いたことないような
低い声で唸ったり。
動物の本能 istinto というのは、
いやいや、凄まじいです。
そんな中、昨日は私たちの街、
セストフィオレンティーノ を
Giro d'italia が
通過いたしました。
Giro d'italia は、イタリアで
開催される最も大きな
自転車ロードレースです。
毎年５月にイタリア全土を
舞台に行われます。
第１回は、なんと1009年。
2017年には100回目の開催を
祝ったそうです。
選手たちが走るのは、
一般の道路。
そこを物凄い勢いで、
何十台もの自転車とが
通り過ぎていきます。
それが私がいる町、
セストフィオレンティーノ
を通過する？
しかも、家がある敷地を出て
すぐの前の道を通る？
毎年同じところを通るのか、
今回はたまたまここを
通るのか知りませんが。
これは、見に行かなきゃ！
コースに使用される道路は、
普段私たちが使っている
一般道路。
駐車制限が行われたくらいで、
あとは別になんもない。
警備員が立ってる訳でもなし、
テープかなんかで
規制されてるわけでもない。
そりゃそうだ。
３週間かけて、
イタリア全土を回る
Giro d'italia。
通過する道路すべてに
警備員なんて
置けるわけがない。
さあ、そろそろ来るぞって
時間にヴァレと一緒に家を出る。
どきどき 
普段人気がない道路には、
選手たちを一目見ようと、
人が集まっていた。
うぁ、ここにこんなに人いたんだ。
こんなことに驚きつつ。
いつ来る？
まだ？
なんて、みんな言ってる。
いやいや、昨日はね、
暑かったんですよ。
見てください、
この抜けるような青い空と
もっこもこの雲。
いやぁ、日差し強いです。
あっ、来たっ！
て思ったら、警察の白バイ？
いや青バイっていうのかな、
それとスタッフの車ってのが、
何度も何度も続いたもんで。
肩透かし ...... 。
まだぁ〜？まだぁ〜？
暑ぅ .... 暑 ぅ ....。
するとようやく、
来たっ！来たっ！
思わず日本語で叫ぶ私。
これが先頭集団。
あまりに近くを通るんで、
かなり圧倒される。
みんな一斉に叫んでる。
Dai! Dai!
行けぇ！行けぇ！
Forza!
頑張れぇ！
この左の門を入ると、
我が家がある。
かつては陶器メーカー
リチャード・ジノリの
工場だったところ。
そして、第２集団。
選手たちが通過した後は、
なんともあっさり解散。
さぁっと潮が引くかの如く
家に戻るイタリア人が面白い。
みんなちゃんとマスク
つけてるでしょ。
コロナ前は、イタリア人が
マスクつけるなんて、
考えられなかったらしい。
イタリアに来てそろそろ一年。
イタリアにいるんだなあと、
ひしひし実感した昨日でした。
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