まとまらないチームの連携を良くする
『オープンダイアローグ』
フィンランド発、この手法の第一人者
の1人、高木俊介先生に学びました
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具体的には、「リフレクティング」
anticipation(未来語りのダイアローグ)
のファシリテーションを体感しました。
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病院内で患者さん達が座るテーブルと
支援者(医者、看護師、ケース
ワーカーなど)が座るものがあり、
まずは患者さん達が自由に対話します。
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その際、支援者は黙って聴いています。
その後に支援者たちが、患者さん達の
話しを聴いて対話をします
(=リフレクティング)
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最後にみんなで気づいたことや
心の中に湧き上がってきたことを
対話します
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凄くいいなぁと感じたのが、
支援者と患者さんは対等の関係で、
患者さんのニーズが反映される
ということです
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通常だと、支援者から「〇〇だから、
安静にしていなさい」と言われて終わり。
この手法だと、最初に患者さんが話す中
で「天気がいいから少しだけ外にでたい」
など、患者さんのニーズが出ます
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その後、支援者同士で「〇〇の数値が
高くて、動くと倒れることがあるから
安静にした方がいいと思うんだよね。」
と話され、それを患者さんは聴いています。
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患者さんはその対話を聴いた上で、
「外に出たい」気持ちと安静にした方が
いいことをどうするか自分で決めます。
支援者から直接言われるより、間接的に
言われた方が入ってきやすいと感じました。
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ここでも「説得」、「アドバイス」は
対話のさまたげにしかならないという
スタンスです
この部分は、『聴くチカラ』と同じです