「大工のミトさん」 予告 | diary of trial and error (new title)

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大工のミトさんのこと結構長くなりすぎ「イントロ」だけにしました。。
 
大工のミトさんのことを書きおわってから考えたことです・・
 
どうも人間って、一人の人の内部に、
真面目(純粋・純な特質)と不真面目(異性に対する欲、お酒、ギャンブル、お金、地位、物欲・・・)両方が共存していて。
 ・不真面目を表にだして、真面目を隠すタイプの人と、
 ・完全真面目のガラス張りで、不真面目は徹底的に隠す(自己内部でも消そうとする)タイプの人
があるのではないか??
 
ほんとは上手に不真面目をだせる真面目 、真面目をだせる不真面目がいいんだけど・・
 
  (余談)  水卜 さんお名前
      「水卜 麻美」さんって顔も知らずで、漢字のお名前だけ存じ上げ。 確か、
      (みうら あさみ)様 (水卜麻美 様) とお読みすると、本日はじめて知りました。
      これまでずっと「みと or みずと」とおよびすると思っておりました・・・ (余談おわり)
 
ミトさんのこと
 
ミトさんは伯父の店に良く来ていた大工さんで、自分は小学生位から知ってたような・・
ミトさんは、呑兵衛で、いつも酔ってる感じで、いい加減な感じで、スケベでと言われていたようで、いい加減っぽいオッサンだった。短気でおっかないオッサンといつもペアで仕事していて、仕事が終わると二人で一升瓶で茶碗酒やっていた。
ある日、「仕事は終わりがけが一番良くはかどるナー、一日の内でいい仕事ができる。不思議なもんだ」と語り二人で納得し合ってた。
 
私の高校時代と青春の逆説
 
高校生の頃は高校が昔の旧制一中だったが。私の家は町の外れのいちばんの下町。両親は学歴はないし伯父の手伝いをしながら小さな内職してで。父はひたすら体をつかってがんばる人だった。
 
私は封建的・権威主義の公立高校に入ったけど、まわりは良いとこのお坊ちゃんお嬢さんだったので、小さくなって陰のような高校3年間をおくっていたのですが、、
本屋で買った文庫本「青春の逆説」「猿飛佐助」を読んで、何か、すごく良かった。これだ!と思った。
自分にピッタリくるものがあったんだろう (私は、もてる自信もないし、引っ込み思案だし、勉強も自信がない。 
高校時代は伝統校の校風・教育方針で、めぐまれた同級生たちにも学校にも溶けこめなかった。
 
この青春の逆説・織田作之助を読んでから結構たったころ。
大工のミトさんが「カズ、お前どんな作家が好きだ?」というから
  (ミトさんにはわからんだろうがと思いつつ・・・)
 「そうだなー、やっぱ織田作之助かなぁ」とクールに答えたら、ミトさんが好い反応をした、、
 「おぉ、お前はオダサクかぁ~。わしゃあシバレンが好きだ。シバレンは良い」と言った。
 
 で、「オダサク」っていうんだ~と学んだ。
    (シバレンこと柴田錬三郎っていまだに読んだことない。) 
 
 別の超堅い棟梁、なくなった父が言ってた:
 『体をつかう者は、本を読まないといけない。 
  頭をつかう者は、体を動かさないといけない。
 
 大工のミトさん、本を読んでたんだなーっと思う。
 
ミトさんは大工さんで、シバレンが好きだといったが。
シバレンは侍(剣豪小説:眠狂四郎)のようで、大工のミトさんに剣豪のイメージはあまりなかったんだが、シバレンとミトさんの共通点を最近みつけた、戦争だ。
 
ミトさんは輸送船が撃沈され海を泳ぐか浮かんでいて助けられ、南方に行ったが。
Wiki によるとシバレンも「1945年に衛生兵として輸送船で南方へ派遣される途中、バシー海峡にて敵潜水艦の魚雷に遭い乗艦が撃沈、7時間漂流し、奇跡的に味方の駆逐艦に救助された。」とある。
(ミトさんとシバレン、どこかで一緒になったのかもしれない)
 
  (余談) 昔、20年ちょっと前 古本の市で 柴田錬三郎を探していて、
    獅子文六(4x4=16?)があり立ち読みしてみてて。グルメっぽいので良いなと・・・
 
(まとめ)
大工のミトさんは、真面目をだすのが下手な 不真面目な表面の人だったのではないか。(まとめ)
 
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(FB、  2023年7月・・ )