(内容・概略)ネットサーフィンで、古書店の雑誌をみてまわる・・・
おことわり: anan以外、買ったことがなく、見たことがありません
1.アンアン anan (マガジンハウス社)
80年代、この頃のOLさんのファッションってどんなだったかなぁ?と思い、
1980年代のファッション誌を検索→そのあと、70年代のファッション誌を見て、
→(アンアンに学生の頃の思い出があり) 1970年代のアンアンを見ると、
古書店の商品の写真で、1970年代アンアンの目次が読めました
(アンアンは、1970年の創刊だったようです(1960sと勘違いしてました)
目次を見て、おどろいたのは、
1970年・第一巻・第四号アンアン(昭和45年5月5日)の目次に、
・最初の舞踏会(レオノラ・カリントン 訳・澁澤龍彦 創元推理文庫怪奇小説傑作集・4より
イラストレーション・片山健)
があり・・・ (レオノラ・カリントン”については、かなり回り道で調べたのですが)
anan アンアン 001 1970年3月20日号に、
・赤頭巾ちゃん ペロー原作 訳・澁澤龍彦 / イラスト・片山健. があり、、
インスタグラムの記事に (引用):
”衝撃だったのが澁澤龍彦が赤頭巾ちゃんの和訳をし、三島由紀夫がエッセイを書いてるんですね!”
「最初の舞踏会」は、岩波書店・少年文庫(少女もでしょう!)で読めるようです、あらすじを読むと結構怖いお話し。 『最初の舞踏会 ホラー短編集3 (岩波少年文庫 613) 単行本』
作家が知りたくて、原典を探すのに、’カリントン’の綴りがわからない・・・
(迷い迷い、見つかったのが) レオノーラ・キャリントン(Leonora Carrington)でした、
’Carrington’ で検索すると、今の、Zoé Carrington がでてきて。フランスの劇画なのか??
レオノーラ・キャリントンについては、Wikipediaで調べましたが・・奥が深すぎて書ききれません。
是非ネットでお調べください。「最初の舞踏会」お読みください(沢山の図書館にあるようです)。
最後に「最初の舞踏会」の原題は?:
(Ja)短編小説「ラ・デビュタント(社交界にデビューした女性)」(短編集『卵型の貴婦人』所収)
En) 'The Debutante', Leonora Carrington - The Oval Lady, Capra Press, 1975, Surreal Stories, Illustrated by Pablo Weisz. 6 stunning surreal stories.
Pablo Weisz のイラストなんですね
Fr) 1978 : La Débutante, contes et pièces, Paris, Flammarion, coll. « L'Âge d'or »
2. ギャルズライフ 主婦の友社
1970年~80年代、ティーンの女の子向けに、いくつか雑誌が出版されていたようで、主婦の友社の名がでてきて『ギャルズライフ』です!。
この時期、主婦の友社「ギャルズライフ」ふくめ5つの雑誌がこのジャンルでバトルしていた?
(脇道へ)「主婦の友」買ったことないが、コンビニとかあったなー、でも、なぜ「主婦の友社」なんだ?ええーっつと思ったのですが、「主婦の友」社は、出版業界ではアクティブな出版社だなーと。大正6年から10年間、講談社とのバトル。。 Wikipedia より引用
”1931年の『主婦之友』では新年号に続き2月号に別冊付録を付ける。すると『婦人倶楽部』3月号でも別冊付録を付けた。ここから二誌の付録合戦が過熱し・・・、「片手で持てない大付録」の広告も”
と婦人雑誌の付録の10年の合戦が続いたと・・・ (脇道の)出典↓
(脇道の続き、大正6(1917)年2月の「主婦之友」創刊号の記事、、~2008年の休刊)
1917年『主婦之友』創刊号の記事は、
・新渡戸稲造「夫の意気地なしを嘆く妻へ」、
・安部磯雄夫人の「十五人家内の主婦としての私の日常」、
・他に「子供が出来ぬといはれた私の出産」、「共稼で月収三十三円の新家庭」、
「お女中の心得(お掃除の仕方)」、「主婦らしきお化粧法」などで、表紙は石井滴水。
(2008年 「主婦の友」は休刊)
創刊号に(五千円札の肖像の)新渡戸稲造が!と・・・
それと他の記事のタイトルは、今もある程度通じそうな感じ。
現在のアクティビティー(さらに、大きく脇道へそれてのお話し)
現在も主婦の友社はやっぱりアクティブな出版社で、グラビアマガジン「STRiKE! 」を!
おとうさん or おじいさん達が問題視(?)、、
政治、国会で、ティーン向け雑誌の内容が問題となり、衆議院予算委員会
第101回・特別国会・衆議院予算委員会1984年(昭和59年)2月14日で「三塚発言」に、
”問題だと名指しされたのが、主婦の友社『ギャルズライフ』、飛鳥新社『ポップティーン』、
近代映画社『エルティーン』、学習研究社『キッス』、平和出版『キャロットギャルズ』の5誌である。”
→首相の答弁も書かれており(つまり「問題、規制する」)→「図書規制法」に・・・
そして雑誌たちは、内容変更→廃刊となっていったのですが、
しかし、
主婦の友社『ギャルズライフ』の古書店の写真の、目次を見ると、
興味深いのがあるじゃないですか~ 「ギャルズライフ」 九月三津子 「わたしの青い星」
(調べました↓) 九月三津子:やまだ紫さん
(引用) ”『GALS LIFE』1978年9月号掲載作品に、九月三津子『わたしの青い星』の記載があると教えていただいた。”
1984年2月の国会で、おじさん議員や首相が、ティーン女性雑誌の内容を攻撃し、廃刊においやったの、どうだったのかなー?
それから40年後の2024年2月、当時、読んでおられた方々はどう感じておられるかなーと・・ (「わたしの青い鳥」を読まれて、なにか心に残っているかも)
この年代の女の子達に、なにかを伝え、支えていたのでは?ないのかな・・・と
現在のティーンの女の子に、余りにも酷い問題が起きていて(ほすと→借金漬けにしてとか)。それに対して根本的問題に取り組んでるようにも見えず、、、 とにかく規制ですが。。もぐら叩きで、別の形の問題が発生のような。(古書の雑誌で、何かを探れるかも?)
【まとめ】
蛇足つづき、大きく脇道、、コピペ&引用ばかりになりましたが、、、
昨夜からの長いネットサーフィンで、いくつか珠玉の寄稿を知ることができ・・・
古書、女性雑誌は奥が深い。
女性雑誌に関しては、おっさんの方々は理解できないような。。
(参考)
ギャルズライフの古書は高値がついていました。
(上手くかけないのと、内容的に問題ありそうで、数日後削除したいです)