Salut

 

 フランス外人部隊除隊後のセカンドキャリアは人それぞれだ。しかし最近思うことは、フランス外人部隊において過去は関係ないと言われるが、フランス外人部隊除隊後の長い人生においては、フランス外人部隊入隊前の過去は大きく関わると感じている。

 もし、特に学校の勉強をしない状態で直感と行動力だけで入隊したところで、いずれは除隊しなければならない。

 問題はその後だ。その時の自分に技術的な意味で何が出来るかという考えを起点にしたら、部隊で取得した資格や免許を民間向けに切り替えて働く、あるいはフランス語を生かして何か出来ないかということから始まるのだろう。

 だが、このフランス外人部隊の経験を自分なりはなく、一般社会という枠内でより最大化したいと思ったらどうしたらいいのか?

 その答えは決してフランス語や部隊で身に付けた技術ではないということが自分の結論だ。

 上官たちの立場で考えてみよう。自分の部下が何とか任期満了して除隊し、その後の人生が、日銭を稼ぐような生き方だとしたら、除隊したとはいえ、それは大きな意味でフランス外人部隊の価値を民間で上げていることにはならない。

 やはり、除隊後により社会的に高いステージで働き、経済的に成功して初めて私は「元フランス外人部隊です」と堂々と名乗れるのではないかと思う。

 

 À plus tard