Salut

 

 4月30日は恒例のカメロン記念日だ。その日の午前中は式典を行い最後はパレードで締める。

 その後は広場に各中隊ごとに設けられた天幕で即席のバーが設置されて、各々がお酒を飲みながら旧交を温める流れとなる。

 このセレモニーの参加している顔ぶれを見ると、主に1980年代に現役だったOBとその家族、地元住民だろうか。

 毎年毎年、やることは全く同じだが、それでもフランス外人部隊にとってはとても重要な行事であることには変わりない。

 現実に天幕でジュースの販売をしたりと、忙しく動き回る若い兵士達にとっては負担だろう。

 記念行事というのはそのようなものだが、立場を変えて見るとそれはそれで面白い。 

 カメロン記念日は本来、1863年にメキシコで全滅するまで戦ったフランス外人部隊兵を顕彰するためのものだが今日はお祭り騒ぎとなっている。

 それはそれで面白いのだが、今回の収穫はやはりたくさんのOBと話せたところだろう。フランスに行くのは久しぶりだが意外と自分のフランス語力は落ちていなかった。 

 また、理想の兵士の体についての見解を聞くことができ、やはり「伝統的な」トレーニングの有効性の強みの効果を改めて認識できたことは大きな収穫だったといえる。

 それと同時に紆余曲折を経て自分の人生観の確立もさらに進んだ。

 フランス外人部隊という名前の求心力は「伝統と強さ」だろう。それは、彼らに何ができるか?ではなく創設以来、血と汗と犠牲者の数でしか作ることができない伝統の重みがあるからだろう。

 一度、フランス外人部隊のタイトルを腹に飲むとズシンとくるものがあるのもそれは伝統の重みだろう。

 

 À plus tard