だから写真じゃサイズ感が伝わらないんだと……orz(長瀞) | 首都圏生きものめぐり ~関東の動植物に会いにいくぶらっと散歩~

首都圏生きものめぐり ~関東の動植物に会いにいくぶらっと散歩~

雑誌編集者である著者が自ら首都圏の公園や自然地に足を運び、そこで出合った生きものの情報をお届けします。
都会の印象が強い東京にも、カワセミやタカ、多くの昆虫が暮らしています。「首都圏ってこんなに生きものが多いのか」と驚かされる情報が満載です。

お昼から秩父で仕事が入っていたこの日。

せっかくなので朝早めに出て、

長瀞で途中下車し2時間ほど散策しました。

平日なので人はそれほど多くなく

生きものを探すには好都合といえます。

 

ちなみにコロナ禍突入直後辺りには

河原に下りることすら禁止になっていた時期もあります。

当時はウイルスの正体も対処法も未解明だった上に

まだ毒性が強かったので仕方ない配慮ではありましたが

実は河原に下りる道はいくつもありましたので

封鎖の効果はあまりなかったかもしれません……。

 

 

 

 

 

長瀞らしい風景。

 

 

 

 

 

アオゲラが出現。でも写りはイマイチ。

(Photoshopで大分加工しています)

この鳥、撮影する機会は少ないものの

あちらこちらの公園で声を聞くので

レア種ではない……と思われます。

 

ちなみに前に書いたかもしれませんが

日本の固有種です。

 

 

 

 

 

 

そういえばやたらと河原でシランを見たのですが

一体どこまでが野生なのか?自分でもよくわかりません。

この植物、園芸用に栽培されたものと

元々日本に自生していたものの差がほとんどないらしく

もし混在したら専門家でも識別できないのだとか。

要は「知らん」ということ

 

まあ、あの数ですし、全部が全部

園芸種が野生化したとは思えませんが……。

 

 

 

 

 

こんなふうに、硬い岩盤に根を張って

咲こうとしている個体もありました。

 

園芸品種としてよく使われ

街中の花壇なんかでも見かけることから

ランの仲間の中でも環境順応性が高く

屈強であることは間違いない模様です。

 

 

 

 

 

所々、岩盤の窪みに水が溜まって

池のようになっている所も存在します。

トンボなどが産卵するにはちょうどよさそうですが

淀んでいてあまり綺麗とは言えません。

 

 

 

 

 

おまけに、この止水域には

やたらとウシガエルが生息しています。

それこそ数えきれないレベル。(ー ー;)

 

これに関しては、何とかしてほしい気が

しないでもない……。ただの観光客が

いちゃもんつけるのもアレですが……。

上の写真が無駄に鮮明に撮れているのも微妙にモニョる

 

 

 

 

 

中洲をウロウロしていたコチドリ

距離がありましたので、これが限界。

 

 

 

 

 

ニワハンミョウはかなりの数見られました。

ここの河原ではメジャーな昆虫です。

 

 

 

 

 

久しぶりのハラビロトンボです。

シオカラトンボの♀に似た配色ですが

名前通り腹部がふくよかなことに加え

サイズはこちらの方が明らかに小さいです。

 

こうやってクローズアップした写真で

尚且つ大きさの比較対象になるものがないのでは

サイズ感が全然伝わらないんですけどね。(;^_^A

 

 

 

 

 

で、この日のサイズ感が伝わらない2がコレ。

見た目の通りサナエトンボの仲間ではあるのですが

サイズはヤマサナエなんかよりも一回り以上小型で

明らかに違う種だと一目でわかりました。

恐らくはシオカラトンボと同程度か、それ以下かと。

 

胸部の模様の入り方やサイズなどから

コサナエではないかと思われます。

名前そのまんま。もちろん新顔です。

 

遭遇率・・・1(数は多くないようです)

インパクト・・・ (サナエトンボの中ではかなり小型)

美しさ・・・3 (他のサナエトンボに準ずる)

俊敏性・・・4 (トンボなので当然早く飛べます)

知名度・・・2 (図鑑には掲載されています)

 

前々から図鑑でその存在を知ってはいたため

撮影時は結構興奮しました。

それなりにレアな存在らしいので

上記のウシガエルなどにヤゴが喰われないことを

切に祈ります。マジで。

 

 

 

 

 

シジミチョウの仲間……なのですが

これについては種名がわかりません。知らん

翅の模様が不鮮明というか、掠れているというか、

ルリシジミに似ているようでもありましたが

正直自信がありません……。

毎度情けないのですが、もしご存知の方いらっしゃいましたら

コメント欄等でそっと教えてくださいませ。<(_ _)>

 

 

 

 

 

 

河原と駅を繋ぐ導線上にて

ツバメが多数営巣していました。

中には、巣が壊れないように

支えている家も(左写真)。

 

 

 

 

 

最後に、オルレアを訪れたベニカミキリです。

 

仕事前の2時間弱という短い時間でしたが

新顔登録を含め、収穫は十分にありました。

 

 

 

 

【5/20 長瀞で撮影した生きもの】

鳥類・・・アオゲラ、オナガ、ガビチョウ、カワラヒワ、コチドリ、シジュウカラ、ツバメ、ハクセキレイ、ホオジロ

昆虫類・・・ウスバキトンボ、コサナエ、ササグモ、シオカラトンボ、セイヨウミツバチ、ナナホシテントウ、ニワハンミョウ、ハラビロトンボ、ヒメウラナミジャノメ、ベニカミキリ、ムシヒキアブ、ユウマダラエダシャク

その他・・・ウシガエル

 

 

 

 

★次回、生きもの探索ツアー「首都圏生きものめぐり」は

 2022年6月19日(日)に開催いたします。

 行先は「舞岡公園(予定)」でございます。

 現在お申込を受付中です。ご興味のある方はこちらよりお申込ください。

 (講座の概要につきましてはこちらをご参照ください)

 

 

【小学校6年生までのお子さんのご参加につきまして】

小学校6年生までの方は、初回500円でご参加いただけます。

ただし、御父兄の同行をお願いいたします。