“歩く”からこそ見えてくるもの(野比海岸→久里浜港→浦賀) | 首都圏生きものめぐり ~関東の動植物に会いにいくぶらっと散歩~

首都圏生きものめぐり ~関東の動植物に会いにいくぶらっと散歩~

雑誌編集者である著者が自ら首都圏の公園や自然地に足を運び、そこで出合った生きものの情報をお届けします。
都会の印象が強い東京にも、カワセミやタカ、多くの昆虫が暮らしています。「首都圏ってこんなに生きものが多いのか」と驚かされる情報が満載です。

野比海岸に飛来するというシノリガモですが、

今年は出現情報がなく、実際私もまだ拝見しておりません。

時間的な問題もあり、ちょっとここで追いかけるのは厳しいかも?

千葉の方では一部出現するところがあるらしいので

新規スポットの開拓もかねて行ってみようかと考えています。

 

それはさておき、この時期の野比海岸はスイセンが見頃。

海岸線に列植されており、地元でも「スイセン祭り」を開催して

地域振興につなげようとしている様子です。

 

 

 

 

 

多いところだとこんな感じ。

目の前を歩くと、ほのかに香りが漂ってきます。

 

 

 

 

 

 

海岸線の一角にテントが出ており、そこで甘酒の無料提供をしていました。

身体が温まりますので、ありがたくいただきます。(左写真)

出かけた先でささやかながらもこういうサービスがあると

単純かもしれませんが、やっぱりもう1回足を運びたくなってしまいます。

 

 

 

 

 

寒さに負けない、海の

 

 

 

 

 

海ののいる風景

左下の廃棄ボートの上にいます

 

 

 

 

 

さて、昨年野比海岸を訪れた際には、

海岸線を歩いて久里浜まで向かいました。

あの時にはくりはま花の国に行きましたが、今回は少々趣向を変えて

花の国には寄らず、そのまま海岸線を歩いて浦賀まで向かうことに。

 

昔、京急線沿線に暮らしていた時代には

さんざん浦賀行きの各駅列車に乗っていたのですが

よく考えるとまだ浦賀駅そのものには行ったことがなかったんですよね。

そういう意味でもちょっと楽しみではありました。

 

 

 

 

 

海岸に打ち上げられていた貝殻。

多分ツメタガイだと思うのですが、

中身がないのでは新顔登録はできません。

 

そんなに珍しい存在ではないらしいですし

横浜のDASH海岸にも出ていると聞きましたので

いずれどこかで出合う時も来るでしょう。

 

 

 

 

 

 

海岸線だけあって、やはり例の19号台風によるダメージは免れなかった模様。

護岸がいくつか壊れ、結構抉り取られているところも見かけました。

 

相手は想定外の威力を誇る大台風。

こういう海岸線の崩落は、最早どうしようもないと思っています。

次の秋までに復旧が進むことを願うばかりです。

 

 

 

 

 

ただ、そういう大台風が直撃したところで

遅れて飛んでくる水鳥たちへの影響はほとんどなかった模様。

カワウやユリカモメの数は相変わらず多かったですし

今年も昨年同様、海岸でウミアイサに会うことができました。

 

珍種ではないものの、どこでも会える鳥ではありませんから

見かけたら確実に写真に収めておきます。

 

 

 

 

 

さらに、上空にミサゴも出現。

何気に歴代の飛来シーンの中では一番よく撮れました。

荒海がよく似合います。彼らこそまさに海の猛禽ですね。

とんび「」

 

 

 

 

 

ちなみにスイセンですが、数が多いのは野比海岸周辺のみで

久里浜港までいくとあまり見られなくなります。

 

 

 

 

 

潮風を浴びる海岸域は植物には厳しい環境らしいですが、

サボテンなどの多肉であればかなり問題をクリアできます。

よく見るとがなっていますね(葉にくっついている紫色のやつ)。

去年シャボテン公園で食った、サボテンの実ソフトを思い出しました。

 

 

 

 

 

久里浜港に到着。野比海岸からですと、

途中写真を撮りながら歩いても1時間はかかりません。

ただ歩くだけだったら、40分もあれば十分でしょう。

 

ちょうど千葉行きのフェリーが停泊していました。

いずれ一回は乗ってみたいところです。

 

 

 

 

 

 

久里浜港のすぐ近くにある、ペリー公園ペリー記念館

左の写真はペリー上陸記念碑です。

彼は浦賀に入港したことで有名ですが、実際に上陸したのは久里浜らしく

ここに記念碑があるのはそういう背景を反映しているようです。

 

 

 

 

 

久里浜港から浦賀方面に向かっている途中、

先ほどのフェリーが海を航行していました。

よく見るとユリカモメの大群が後ろにくっついています。

一昨年の初島訪問時と同じものを感じますね。

(つーかエサやっているやつがいねぇか?)

 

 

 

 

 

去り行くフェリーと、テトラポット。

とまっているのはほとんどカワウのようでした。

 

 

 

 

 

この日すごい寒かったので、こうして海に浸かっていられるだけでも尊敬します。

ちなみにうちのマンションは床が非常に冷えるため

暖房を効かせても座っていると風邪引きそうになります(闇)。

 

カモメにしてもサギにしても、ああして水に脚浸からせて寒くないんだろうか。

 

 

 

 

 

さてさて、浦賀周辺です。

到着して感じたのは……まあやっぱ海辺の町だなと。

月並みな感想ですけどね。

 

元々は造船で栄えた町で、今でも跡地が大切に保管されています。

海岸線に見える浦賀ドックは貴重な文化遺産です。

 

 

 

 

 

 

ポケGOも起動。一応市街地ということもあり

ポケストップやジムはそこそこ設置されています。

 

 

 

 

 

ドックの遺構にとまるトビ

彼らにとってはただの足場に過ぎないのかもしれませんが

寂しげながらも海らしい光景かな?と感じますね。

 

 

 

 

 

 

浦賀駅まであと少し。浦賀通り沿いの建物の壁面には

ペリー来航に始まる近代日本の歴史を表した絵画が飾られています。

この界隈でのペリーの存在の大きさがよくわかりました。

 

 

 

 

 

ようやく浦賀に着きました。

予想よりちょっとこじんまりとしているといいますか(汗)

京急久里浜や横須賀中央と違い、駅ビルもない……。

しかもすぐ目の前が山なので、例の台風みたいなのが直撃したら駅ごと消えるんじゃないかと不安になりました。

 

とりあえず始発なのでほぼ確実に座れるのは嬉しいところ。

そのまま京急で上大岡方面に向かい、帰宅しました。

 

珍種との出合いはありませんでしたが、初めて野比から浦賀まで歩いてみて

それぞれの海岸線の雰囲気の差など、新しく仕入れた情報は山ほどありました。

ミサゴやカワアイサもそこそこきれいに撮れましたし、満足です。

電車だと一瞬ですが、こうしてあえて歩くからこそ気づけることも多いもの。

ちなみに浦賀からもうちょい歩けば観音崎公園までも行けたらしいのですが

さすがに日没してしまうのでこの日は見送りました。まあ、またの機会に。(汗)

 

 

 

 

【1/12 野比海岸→久里浜港→浦賀で撮影した生きもの】

アオサギ、イソヒヨドリ、ウミアイサ、ウミウ、ウミネコ、オオセグロカモメ、オオバン、カワウ、カワラヒワ、カンムリカイツブリ、スズガモ、ツグミ、トビ、ハクセキレイ、ヒドリガモ、ミサゴ、ユリカモメ

 

 

【1/12 野比海岸→久里浜港→浦賀で捕獲したポケモン】

アーボ・・・1

イシズマイ・・・1

オムナイト・・・3

カラナクシ・・・2

キバニア・・・1

キャモメ・・・3

クラブ・・・1

ケーシィ・・・1

コイキング・・・2

ココドラ・・・1

サイホーン・・・1

シママ・・・1

スバメ・・・1

タマゲタケ・・・1

タマタマ・・・1

ナエトル・・・3

バスラオ・・・1

ピカチュウ・・・1

フシデ・・・2

ブルー・・・7

ベトベター・・・1

ホエルコ・・・1

ポニータ・・・1

マクノシタ・・・1

マメパト・・・1

マンキー・・・5

ミミロル・・・1

ヤナップ・・・1

ヨーギラス・・・1

ロコン・・・1

 

一部、新顔のポケモンが加わりました。(赤文字が初捕獲した新顔)

まだ本当に一部分だけですが、近日中に本格的に増えるかもしれません。