【番外編】新種?喉元の赤いメジロ(伊豆その2・ニューヨークランプミュージアム) | 首都圏生きものめぐり ~関東の動植物に会いにいくぶらっと散歩~

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雑誌編集者である著者が自ら首都圏の公園や自然地に足を運び、そこで出合った生きものの情報をお届けします。
都会の印象が強い東京にも、カワセミやタカ、多くの昆虫が暮らしています。「首都圏ってこんなに生きものが多いのか」と驚かされる情報が満載です。

 

伊豆旅行の2日目です。まず、城ヶ崎海岸へ。

マツなどを中心とした海岸環境を好む植物が多く、

海岸までは左写真のような遊歩道を歩くことになります。

駐車場が複数あり、場所によっては1km以上歩くことも……。

右写真の花は道中で見かけたものですけれど、品種はわかりません。

珍しいものではなく随所で見かけましたが……何なのでしょうね?(汗)

 

 

 

 

 

2年ぶりにやってきた城ヶ崎海岸

その際にポケGOもプレイしていたため、

今回起動してみたところ、ちゃんと訪問記録が残っていました。

(訪れたことのないポケストップにはそういう印が出るのですが、出ませんでした)

 

一部柵がないため、転落にだけは注意が必要です。

さすがに転落ギリギリでポケGOをやるBAKAはいないと信じたいです

 

 

 

 

 

灯台も健在です。上までのぼれるのですが

エレベーターはないので要注意。

 

 

 

 

 

海岸上空を通過した、ヒヨドリの群れ。

以前に「ダーウィンが来た」で津軽海峡を渡るヒヨドリの群れが特集されてましたが

あれと同じような感覚なのかもしれません。

なお、その際はハヤブサに襲われていましたが、今回は残念ながら(?)出現せず。

海岸周辺はいかにもハヤブサの出そうな環境なのですが……。

 

 

 

 

 

ざっぱ~ん♪(CV:花澤香奈)

 

 

 

 

 

ヤマガラも何羽か見かけました。

ほか、ポピュラーな鳥ですがシジュウカラも何羽か。

 

 

 

 

 

さて、今回のメインフィールドは城ヶ崎海岸ではありません。

その隣にある公園……というかガーデンです。

ニューヨークランプミュージアム&フラワーガーデンという

少々名前が長いスポットですが、真冬でもアイスチューリップの花壇などがあり

一定以上の見栄えのよさをキープしています。(暖かいからか少々バラも残っていました)

 

 

 

 

 

チューリップを冷凍庫に一定期間入れた後、表に出すことで

「春がきた」と勘違いさせて花を咲かせる……というのがアイスチューリップ。

その気になれば一般家庭でもできるらしいのですが

まだそういう取組をしているお庭は見たことがないです。

(公園だったらくりはま花の国をはじめ、結構やっている所が多いのですが)

 

 

 

 

 

上に書いた通り、城ヶ崎海岸に隣接しているわけで

園内の一部はご覧のとおり。すぐ目の前が断崖絶壁です。

当たり前ですが落ちたら死にます(爆)

 

 

 

 

 

 

チューリップ以外ですと、寒桜(左)やキダチアロエ(右)などが開花期に。

メインは夏のアジサイらしいのですが、もちろんこの時期は花などナシ。

ただ、花壇では季節ごとに何かしら花が見られるように

適宜植え替え等を行っているらしく、基本的に「ハズレ」はないはずです。

 

そんな初訪問のガーデンで、見たことのない生物が……↓

 

 

 

 

 

メジロ……のように見えるのですが

明らかに喉元が赤い

これはまさか新顔か?はたまた新種か?

ネタではなく本気で最初は胸躍りました。

 

 

 

 

が、真相はもちろん何てことはなく↓

 

 

 

 

 

 

キダチアロエを訪れたところ。やはり喉元が赤いです。

 

 

 

 

 

蜜を吸っているのか、顔を花に突っ込んでいます。

ここで大体の真相は見えてきましたね……。

 

 

 

 

 

近くのキダチアロエの花をちょいと突いてみたところ

このようにオレンジ色の花粉が付着しました。

要するに、メジロの口元が花粉で汚れていただけというわけです。

あまりにどの個体も喉元がピンポイントで染まっていたため

元からそういう色の亜種なのではないかと疑ってしまいました。

キダチアロエ自体がどこにでも植えられているような花ではないし

サクラやウメはともかく、アロエで蜜吸っているとは思わなかったので……。

 

見方によっては、軽い身体を活かしてどんな花からでも栄養をとれるから

メジロは数が多く、都心部などにも進出できるのかもしれません。

「食べられるものが多い」というのは分布を広げる上で非常に重要!

実際今年は、渋谷(勤務地)の街中でも結構な率でメジロを見かけます。

 

 

 

 

 

休憩に、ちょっと海沿いのカフェへ。

テラス席からは花壇と海がセットで見られます。

 

 

 

 

 

 

上に「ニューヨークランプミュージアム」と書きましたが

このカフェ内にはステンドグラスのランプ等が多数展示されています。

植物をモチーフにしたものもありました。(実際、右はフジがモチーフ)

園の名称からすると、多分こちらが「主力」なのではないかと。

 

 

 

 

 

ステンドグラスやランプのあるチャペルもあります。

(本当に結婚式が挙げられるのかどうかは不明です)

また、アンティークドレスの試着サービスなんかもやっており

ドレス姿で園内で写真撮影なんかもできます。(実際、やっている人がいました)

 

 

 

 

 

 

ちなみにこちらはカフェのメニューです。

右は、エディブルフラワー(食べられる花)を多数使ったゼリーです。

花弁というのは極めて「葉」に近い存在ですゆえ

食べられるものというのは実は結構あるみたいです。

 

 

 

 

 

園内にいたジョウビタキのオス

そこそこ鮮明に撮れたかな?と。

 

 

 

 

 

 

こっちも鮮明に撮れました。

ウラナミシジミは確かに晩秋まで残っているチョウではありますが。

この時期にいちゃ駄目なんじゃなかろうか(汗)

 

 

 

 

 

まあ、そんなチョウが残っているような暖かさということもあり

外でソフトクリームまで食べてしまいました。

甘酸っぱく味付けしたエディブルフラワーをトッピングし

味も見た目もさわやかに。食べ歩きにはちょうどいいかもしれません。

 

番外編は次で最終回です。

正月休み終了後も方々に足を運んでおりますので、随時情報をお届けいたします。

 

 

 

<その3  伊東駅周辺編に続く>