元旦は、原点から(舞岡公園~いたち川~田谷の田んぼ) | 首都圏生きものめぐり ~関東の動植物に会いにいくぶらっと散歩~

首都圏生きものめぐり ~関東の動植物に会いにいくぶらっと散歩~

雑誌編集者である著者が自ら首都圏の公園や自然地に足を運び、そこで出合った生きものの情報をお届けします。
都会の印象が強い東京にも、カワセミやタカ、多くの昆虫が暮らしています。「首都圏ってこんなに生きものが多いのか」と驚かされる情報が満載です。

2020年も元旦からバードウォッチングへ出かけました。

場所は、私の散策・撮影の原点でもある舞岡公園です。

(その割に最近冬しか舞岡に出かけないのですが)

まずは初詣ということで、近くの舞岡八幡宮へ。

写真だとわかりにくいですが、階段まで並んでいました。

鶴岡八幡宮よりははるかにマシですが

 

 

 

 

 

 

既にソシンロウバイ(左)が開花し始めていました。

無印のロウバイよりこちらの方が植栽されることが多いので

こっちをロウバイだと思っている人も多いんじゃないでしょうか。

 

 

 

 

 

いつもの撮影ポイントにて。去年まであれだけ苦労させられたアリスイ

この日はあっさり姿を見せてくれました。

若干枝被りですが、カメラを新調したこともあって写りは去年より上々です。

 

 

 

 

 

飛び立つ寸前のヒヨドリ

意外とあまり撮る機会のないシーンですね。

(あまり狙って撮ることのない鳥というのもありますが)

 

 

 

 

 

アオジ。普段は園路にまで出てきてくれるのですが

この日はちょっと控え目(?)だったのか

なかなかこっちに近づいてきてくれませんでした。

 

というか、上記のアリスイを除くと

この日の舞岡ではヤマシギやタシギも見られず

総じて残念な結果でした。

また明日あたりにでも行ってみようかな……。

 

 

 

 

 

 

 

一応、モズは何度か出てきてくれました。

左はメス、右はオスです。過眼線の濃さで識別可能です。

 

 

 

 

 

畑のネットにとまったジョウビタキのメス

ちょっと前までモズがいたのですが

モズが移動するまでは姿を見せませんでした。

 

サイズからして、そう滅多に「捕食」されることはないと思いますが

やはり小型猛禽と言われるほどの純肉食性の鳥だけに

ジョウビタキとしては同じ場所にいたくなかったのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

舞岡公園からいたち川に向かう途中です。

ポケGOで気になる水場(左写真の水色の部分)を見つけ

カモが来ているんじゃないかと期待して行ったのですが

残念ながらここは高い塀とフェンスに囲まれた遊水池(≠遊水地)。

直前に大雨が降ることもなかったので、水など一切なく、

近づくこともできなかったので完全に空振りでした。

 

 

 

 

 

(2019年12月30日撮影)

さて、いたち川ですが、最近ここの一角に

コサギの集団が飛来しています。

元々ここでは決して珍しい鳥じゃなかったのですが

こんなに多数で固まっているのは見たことがありません。

 

上の写真は年明け前の様子。元旦は川では確認できませんでした。

では、このコサギの集団がどこに移動したのかというと……↓

 

 

 

 

 

なんと、すぐ近くの学校の校舎を「止まり木」代わりにして羽を休めていました。

上の写真では8羽確認できます。場所はわかりますか?

 

いたち川沿いにも樹木はありますが、

これだけ数が多いとスペースを確保するのは難しいもの。

そういうわけで、近くの建物に無断侵入しているようです。

冬休み明けたらう●この掃除が大変そう

 

 

 

 

 

川沿いにはカワセミの姿も。

過去に何度も本ブログで取り上げてきましたとおり

ここはエンカウント率が非常に高く、まさにカワセミ撮影の聖地。

距離もあまり離れていないので、三脚・砲台装備でなくても結構きれいに撮れます。

 

上の写真は、中央の垂れ下がった枝にとまっています。

 

 

 

 

 

カワセミをクローズアップ。光の当たり具合はちょうど良かったようで、

先日の泉の森での記録に負けず劣らず、鮮明に撮ることができました。

 

 

 

 

 

後ろ向きでも撮れたので、思い切りズームしてみました。

これがカワセミの背中です。メタリックな部分は限られており、

背中に走る縦のラインを除くと、点々とちりばめられています。

 

このメタリックカラーは、カメラのズームを妨げる妙な効果があり

背中に焦点を合わせようとしてもなかなかうまくいきません。

後ろから撮るのなら、羽の色の暗い後頭部あたりを狙うといいでしょう。

 

 

 

 

 

 

ヨシが群落をつくっているいたち川の河川敷では、

シジュウカラメジロが茎をかじっているシーンをよく見かけます(左)。

ちなみに右の写真ではカワセミとご一緒中。

何気にカワセミが他の鳥とご一緒しているシーンは見たことがありませんでした。

 

 

 

 

 

前回の記事との比較用に、カワウです。

嘴の付け根が尖っていないのがわかりますか?

 

 

 

 

 

流れに負けず、滝の近くで水底に貼り付いた水草を食べるオオバン

仮に押し流されても、この鳥は泳ぎが上手で潜水することも多いため

まったく問題はないでしょう。

 

 

 

 

 

イソシギも出てきました。サギの仲間に比べるとエンカウント率は低め。

カワセミと会う方がはるかに簡単だったりします。

 

 

 

 

 

最後に、いたち川と柏尾川の交わる場所近くに広がる

田谷の田園地帯へ。だいぶ日が傾いていました。

以前に紹介した頃と比べると道路工事がだいぶ進み、

農地の面積が減ってしまったのですが……↓

 

 

 

 

 

以前と同じく、ノスリが姿を見せてくれました。

前に写真を撮った「あの」ノスリと同一個体なのでしょうか?

 

確かに、面積を削られたといっても田畑はまだ残っていますし

天敵になりそうな生きものもいませんので

工事云々によるデメリットには目を瞑っているのかもしれません。

 

 

 

そんなこんなで、舞岡公園内はともかく一連の散策では

それなりの成果が得られた元旦。果たして今年はどんな1年になるのか?

 

……いい加減に撮りたい生きものがいくつかいるんですけどね……

 

 

 

 

【1/1 舞岡公園~田谷で撮影した生きもの】

アオサギ、アオジ、アリスイ、イソシギ、エナガ、オオバン、オナガ、ガビチョウ、カルガモ、カワウ、カワセミ、キジバト、コサギ、シジュウカラ、シメ、ジョウビタキ、セグロセキレイ、ダイサギ、ツグミ、ノスリ、ハクセキレイ、バン、ヒヨドリ、マガモ、ムクドリ、メジロ、モズ

 

 

【1/1 舞岡公園~田谷で捕獲したポケモン】

アチャモ・・・1

ウリムー・・・6

クマシュン・・・3

ゴニョニョ・・・2

ゴルバット・・・1

サイホーン・・・1

タマザラシ・・・4

デリバード・・・8

ニューラ・・・6

バネブー・・・9

ピカチュウ(帽子)・・・1

ピッピ・・・1

ユキカブリ・・・10

ユキカブリ・・・8

ルージュラ・・・3

 

新年を迎えてもなおデリバード(サンタの格好をしたポケモン)が

普通に出てくるのは如何なものかと。今はさすがに出なくなりましたけどね(汗)