ようこそ、全国都市緑化よこはまフェアへ(みなとガーデン その1) | 首都圏生きものめぐり ~関東の動植物に会いにいくぶらっと散歩~

首都圏生きものめぐり ~関東の動植物に会いにいくぶらっと散歩~

雑誌編集者である著者が自ら首都圏の公園や自然地に足を運び、そこで出合った生きものの情報をお届けします。
都会の印象が強い東京にも、カワセミやタカ、多くの昆虫が暮らしています。「首都圏ってこんなに生きものが多いのか」と驚かされる情報が満載です。

以前から時折本ブログでもご紹介してきました
第33回全国都市緑化よこはまフェア、3月25日にスタートしました。
これより6月4日まで、横浜市内が花と緑で彩られ、
普段と違う風景をお楽しみいただけます。各種イベントも開催予定です。

雑誌でも何度となく特集し、仕事では微力ながらPRに貢献してきましたが
横浜生まれにしてこれまで市内の自然地・公園を何箇所も巡ってきた身としては
ぜひこのイベントを盛り上げていきたいと、個人的にも思っているところです。
そういうわけで、勝手ながら私は都市緑化よこはまフェア完全非公認サポーターとして
期間中はフェア会場および横浜市内のスポットに重点を置いて
できる範囲でフェアを盛り上げていきたいと思っております。
(と言いつつ、来週の土曜は石砂山に登りに行く予定ですが)

本日は開催日である3月25日の記録です。歩いた距離・時間共に長く
あまりにも写真が多過ぎるので、全部で3回に分けてお送りいたします。






横浜駅より、そごうなどを経て
まずはいちゃいちゃスポット……もとい高島水際線公園へ。
残念ながらこちらの公園は緑化フェアの会場にはなっておらず
閑散としています。まあ、だからこそいちゃいちゃできるという面もありますが。

ここは下記のユリカモメを始め、オオバンスズガモウミネコなどの
水鳥が多く訪れるスポットです。都会で自然を体感したいならまずここへ。








同公園にいたユリカモメ
基本冬鳥なのですが、かなり長期間関東に残ります。
大体5月上旬くらいまでは海岸線で見かけると思います。
その頃にはオスの頭の色が変色しているはずですので、要チェック!








臨港パークへ移動。ここもフェア会場ではありませんが
水際線公園と違ってこちらは花が多く、売店もあり、
誰にでもアプローチしやすいスポットとなっています。






臨港パークのチューリップ
株数が多いですが、それ以上に種類が豊富なのが魅力的です。






これはステラータというチューリップ。
以前に紹介したアマナという野草の花によく似ていますね。
皆さんのよく知っているカップ咲きのものとは大分形が違います。






さて、ここまでに紹介した2ヶ所の公園は
どちらもフェアの会場ではありませんでしたが、
じゃあそもそも今回の緑化フェアの会場はどこなのか?というのをご説明しましょう。

都市緑化よこはまフェアの会場は「みなとガーデン」「里山ガーデン」
2つのエリアから成り立っており。今日ご紹介するのはみなとガーデンの方。
名前の通り、みなとみらい近隣が会場となっており、
その中でも山下公園と港の見える丘公園の2箇所がメインとなっています。

上の写真は、コスモワールドすぐ近くのチャペル脇。
手前のチューリップは、フェア用に設置されたコンテナに植えられています。
会場でなくても、こうしたコンテンツが所々に置かれており
サクラを軸として小さな花が色々と混植されています。






パシフィコ横浜に格闘家出現!
……散策中こんな感じでずっとポケモンも起動していました。

生きものを探しつつポケモンを狩りつつ、
なおかつ仕事用・プレイベート用双方の写真を撮っていましたので
この日は移動にかなり時間がかかりました。(ついでに結構疲れました)






ようやく運河パークにやってきました。
正にここが緑化フェア会場「みなとガーデン」の入口。
通路を挟むコンテナがエントランスの印です。






ワールドポーターズ前の花時計花壇
花時計自体は元々ここに設置されていた物ですが(ポケストップにもなっています)
周りの花はフェアに合わせて市民団体や地元の学生などが植栽したそうです。

上を飛んでるカラスを邪魔と感じるか、良いアクセントと感じるかは人によります。






この運河パークの醍醐味は、企業によるミニガーデンの出展
要するにオリジナルの“箱庭”の展示ですね。
植物の種類も和風・洋風・ナチュラル風などのテイストもまるで異なる展示は
純粋にデザインを楽しむもよし、ご自宅のお庭の参考にするのもよし。
ユニーク且つ美しいガーデンデザインをお楽しみください。

ちなみにこうした箱庭の展示自体は決して珍しいことではなく、
毎年西武ドームのバラショウや日比谷公園などでも期間限定で見られます。
(いずれも取材・視察という形で、私は毎年訪問しています)






運河パークから南下し、赤レンガ倉庫に続く新港中央広場へ。
こちらにも箱庭が展示されているほか、
パンジー&ビオラなどのお花畑も整備されています。






なぜか箱庭の前に犬が。
一番右側の表情が秀逸です。(^_^)





 
箱庭色々。中には結構高い木を入れているところも!
これから4月末~GWと時間が経過していくに連れて
咲く花も変わってくるかと思いますので、何回か足を運んでみる価値はあるかも?

ちなみにこれらの箱庭で使っているのは、ほとんど(9割9部)が本物の花。
少なくともこの日見る限りでは造花は1本も見当たりませんでした。






一部の箱庭には池があり、中でメダカが泳いでいましたw
当たり前の話ですが掬ったりしないようにしましょう(汗)
(最近メダカは減少が著しく、絶滅危惧種に指定されています)






花のある景色を撮る方法は色々ありますが
私が仕事・プライベート問わずよくやるのが
手前に花を置いて奥の景色を見通すような形の構図です。
こうすると手前の花がある種のフォトフレームのような役割を担い、
単純な風景写真とは一味違うテイストになります。
また、足元が寂しくならないのもメリット。
反面地形やランドスケープのイメージがつきにくいため
その手のしっかりとした手堅い写真を撮りたい場合にはあまり適さない手法です。

フェア会場は植わっている花の数・種類共にスポットによって大きく異なります。
それぞれの場所で、お好みのアングルを探してみてくださいませ。






フェアのシンボル「ガーデンベア」がいました。
強いて言うならコイツの頭のアフロだけは造花ですw






赤レンガ倉庫へ。






大桟橋にちょうど大型船が停泊していました。
後程この桟橋にも足を運びましたが、その辺は「その3」にて。






象の花テラス
キク科の花とネモフィラが広場を彩ります。







クローズアップ。基本的に暖色・寒色で分けて植えられているのですが
一部種が入り混じったのか混植になっている所もあります。
ネモフィラの花期はポピーとほぼ同じで、4月中くらいがリミット。
無論その他にも季節ごとの花は楽しめますが、
暖寒色のコントラストを楽しみたいのであれば、今月中にぜひどうぞ!

大分長くなってきましたので、今日はここまで(汗)
メイン中のメインとも言える山下公園&港の見える丘公園については
次回の「その2」で詳しくお伝えいたします。


~その2に続く~