無線LANの料金支払いが滞っていたせいで、更新が遅れてしまいました(汗)
先日無事振り込みを終え、本日よりやっと復旧です。
今日はちょっと紹介したい写真が多いので、サクサク行きますよ~。
麓の民家にて。
エサ台(?)を訪れるスズメ。
同じく民家の壁面にて。
キリギリスの仲間で、クダマキモドキといいます。
遭遇率 … 3
インパクト … 3
美しさ … 2
俊敏性 … 3
頭部が妙に小さく、目が黄色なのが特徴。
形状はツユムシに似ていますが、大きさはこちらの方が大分上です。
高尾山口駅前の小川にて。
こういうある程度水質のきれいな川なら、ハグロトンボはどこにでも生息しているようです。
川あるところにセキレイあり。
こういう山間部では、セグロセキレイやキセキレイなどが多く見られます。
登山口。
とはいえ、これしきの山ではケーブルカーもリフトも使いません(爆)
歩ける距離なら、行きも帰りも徒歩を貫くのがNakamura流!
単に金がないとも言いますが
長~い道のりになるだろうことは予想するまでもないので、麓で腹ごしらえ。
天ぷら蕎麦をいただきました。ちなみに写っているガラケーは私物です(汗)
ケチる割に、食事にはお金をかけるらしい。
ケーブルカー駅前の立て看板にて。小さなカミキリムシの姿が。
ラミーカミキリといい、江戸時代にラミーという植物にくっついて入ってきた外来種のカミキリムシです。
遭遇率 … 3
インパクト … 2
美しさ … 4
俊敏性 … 3
シンプルながらなかなか美しいの色合いに、パンダの顔のような模様が印象的ですが
外来種と聞いて悪印象を抱く人には、この模様がドクロに見えるとか……。
ちなみに個体数があまり多くないようですので
ウシガエルやアカミミガメ等ほど、生態系にダメージは与えていないようです。
ケーブルカー駅前の池にて。
謎のオタマジャクシ。足が生えていてもこのサイズですので
多分ウシガエルではないと思いますが……何でしょね?これ。
山道を上り始めました。傾斜はそんなにキツくないですが、
この日は直前まで雨が降っていたため、足元がぬかるんでいて少々苦労しました。
で、雨は上がっても天気が悪いのは相変わらず……
登っている途中で霧が発生し、しかも山頂に近づくにつれてどんどん濃くなっていく有様。
(引き返すにも中途半端な場所まで来ていたのでタチ悪い)
なお、写真では右へ行くほど標高は高くなっています。
一番霧が濃かった時には、視界が10メートルくらいしか利きませんでした。
望遠鏡があるのはありがたいことですが……何も見えねえっつーの。
山頂近くの草むらで発見。
ナナフシによく似ていますが、ちょっと違うような気も?
結局未だに正体はわからないままです(汗)
ちなみに、おりからの悪天候によりこの日は湿度が高く、ここまで登ってきた時点で全身汗だく。
コイツを撮影している時にも、顎からポタポタと滴るほどでした(文字通り汗)
山道にはいくつものクモの巣が張られていましたが、
雨露を帯びてキラリと輝き、ある種芸術作品のような美しさでした。
写真のクモはコガネグモ。4方向に延びる巣の波線模様が特徴です。
遭遇率 … 3
インパクト … 4
美しさ … 3
俊敏性 … 1
他のクモと比べて腹部が大きめ。
割と名前はよく聞くクモかもしれませんが、実は最近数が減りつつあるらしく
一部の県や市区町村では、絶滅危惧種としてレッドリストに掲載されています。
実際、最近はジョロウグモは見ても本種を見ないという人も多いのでは?
全身汗だくになりながら山頂へ到達。
……と、そこに何やら人だかりが。何を見ているのかと思いきや――↓
なんと、スズメバチがアブラゼミを襲っている!!!
自分より何倍も大きなセミを組み伏せ、顎で噛み付き、急所を狙って毒針を撃ち込む――
無論、体格差は歴然としていますので、そう簡単には仕留められません。
大暴れするセミに、それでもスズメバチは懸命に縋りつき、決して離れません。
アブラゼミの翅が地面にぶつかり、バチバチと音を立てる様は結構ダイナミック。
左上写真のブレ具合が全てを物語っています。
暴れすぎた故か、途中でセミの翅が千切れ飛びました。おそろしや。
山頂を後にし、下山ルートへ。
自然をじっくりと観察したかったので、一番遠回りのルートを選びました。
ちなみに、全部の下山ルートを1日でまわって視察するのはさすがに無理です。死んじゃいます(汗)
下山中に確認した生きものをご紹介します。
まずは、一度見たら忘れないインパクト抜群の外見――ご存知の方も多いことでしょう。
クモの一種、ザトウムシです。日陰の多い森林で見かけます。
遭遇率 … 3
インパクト … 5
美しさ … 2
俊敏性 … 2
奇抜な外見からか、一部ではカルト的な人気を得ているとか。
また、「千と千尋の~」の釜爺や、エヴァンゲリオンの使徒マトリエルなどは
このザトウムシをモデルにしていると言われています。
なお、最弱使徒として有名なマトリエル同様、とても弱々しく脆い生きものなので
変に触らない方がいいかと思います。あまり手を出す人はいないと思いますが……。
倒れた朽木の根元にクワガタムシがくっついていましたが、種類は不明。
今しがた地上に出てきたばかりらしく、全身土まみれです。
ちなみにカブトムシと違い、クワガタのメスは小さいながらもちゃんと「あご」を持っています。
山道にて。
木の実の種のようですが、恐らく何か獣のフンかと思われます。
下山ルートより。
ここへ来てようやく空が晴れてきました。
天気が良ければ、新宿新都心までくっきりと望むことができます。
スカイツリーは……どうだろう?
無事にケーブルカーの駅まで下りてまいりました。
最後にもう一度、オタマジャクシのいた池を覗いてみましたところ、
非常にきれいなトンボを撮影できました。
オオアオイトトンボといい、細くて目立たないイトトンボの中ではかなり大きめの種です。
遭遇率 … 3
インパクト … 3
美しさ … 5
俊敏性 … 3
多くのイトトンボは翅を閉じて止まりますが、本種は開いていることが多いです。
メタリックなエメラルドグリーンの細い身体は、ガラス細工のような上品な美しさを有しています。
あまり行動半径が広くないらしく、ヤゴの時に育った池からあまり離れることはないようです。
薄暗い樹林近くの水場などがありましたら、ぜひ本種を探してみてくださいませ。
……サクサクいくつもりが随分時間かかってしまいました。
初夏・晩夏と撮影しましたので、次は真冬を狙ってみましょうかね。雪が降らなければ。
≪今日のカワセミ君≫
前回見た時と同じ場所で1羽発見。同一個体でしょうか?
【9/5 高尾山で撮影した生きもの】
鳥類・・・カワセミ、キセキレイ、セグロセキレイ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、ヤマガラ
昆虫類・・・アオバハゴロモ、アブラゼミ、イチモンジセセリ、オオアオイトトンボ、キマワリ、クダマキモドキ、クロヒカゲ、コガタスズメバチ、コガネグモ、ザトウムシ、サトキマダラヒカゲ、スジブトハシリグモ、ダイミョウセセリ、ナナフシ、ハグロトンボ、ヤマトシジミ、ラミーカミキリ