どんな人間が貧困に苦しむかというと生活に困らなければ良いと考える人である。世人は無欲な人間を見かけると、

「ほう、貴殿は無欲な方でござるか?ならば如何ほど無欲であらせられるか、身供が試してみてしんぜよう」

という態度をとるのである。現代社会は癲狂院と同じである。

入院したときは、鎮静剤を打たれてそれから食後と就寝前に薬を飲まされた。かなりの量だったが服薬を拒否したことはなかった。薬の種類は退院後に何度か変わった。今覚えているのは、食後にリスパダール2錠とレボトミン1錠、アリナミンとヒベルナが各1錠で就寝前にサイレースとレボトミンに下剤という処方である。

私はこのブログで、自分の病気は治療方法が進歩していると、何度も書いてきた。しかし、進歩しているのは社会全体であり、何もこの病気の治療方法に限ったことではない。だから、私は自分が格別社会の進歩によって恩恵を受けているなどと考える必要はないと思う。実際私は、精神障がい者として、自分がつまらない人間であることを気に病む必要はまったくないのであって、例えばブログを書いていれば、自分は相変わらずくだらない事ばかり書いているなと思っていれば、それで済むのである。