福士敬子氏 自治市民’93代表との電話会談 | 「都青少年健全育成条例改正案」と表現の自由に関するブログ

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今回は三票差という僅差で継続審議になったものの、依然として予断を許さない状況に変わりはない。
我々漆黒の騎士団の同志が取材をしてきた内容の一部をご紹介したい。
改めてお断りしておくが、これはフィクションではない。
実際に集められた真実の情報である。



政治関係者のコメント



Q、次に提出される条例改正案についてどのような感想をお持ちか。
A、とりあえず次のやつは、言葉を挿げ替えただけのものです。判りにくいと指摘があった箇所を修正し、提出する予定です。



Q、石原慎太郎氏は、改正案全文をお読みになっているのか。
A、読んでないですよ。元々、ある行政筋からの・・・(此処から先は個人の特定がされると言う事で、記載を控えてくれとの要請がありましたので、お書きできません。)




Q、東京都はこれからも修正案を出し続けるつもりなのか。
A、ずっとやり続けると思います。正直、止めた方がいいと思うんですけどね。これ、出し続けても自民党にも公明党にもメリットないです。




Q、貴方の立場からみて、何故石原慎太郎が都知事になったと思うか。
A、まず一つは人気ですよね。あとは・・・(此処から先も個人の特定がされる恐れがあるという情報との事で、記載を控えさせていただきます。)


A、私個人の意見として聞いて欲しいんですけれど、これだけ大変な思いをして一体どれほどの(先程お話しした件の)効果があるのか、かなり疑問です。
ただ、民主党も一枚岩と言う訳ではないので、国政の動きによっては一本釣りみたいな事もありえないとは言えませんし、民主党丸ごと賛成に回るなんて事も考えられますよね。
ですから、次の選挙はかなり難しい選択になりますよね(苦笑)



ご協力、ありがとうございました。




東京都議会議員 土屋たかゆき氏のコメント



Q、今回の条例改正案と今後提出される代替案に対しての貴方の考えをお聞かせ願いたい。
A、現状のまま放置する事は問題があると考えている。なんらかの規制を設けるべきだと認識している。



Q、と言う事は、規制に賛成と言う事で宜しいのですか?
A、基本的にはその方向です。





東京都議会議員 福士敬子氏 自治市民’93代表との電話会談




Q、漆黒の騎士団と申します。12日に秋葉原でデモ活動をした団体なのですけれど、今回反対に回られた経緯をお聞かせ願いたい。


A、ああ、あの方たちですか。デモがあったという話は聞いておりました。
私はこの改正案は憲法の表現の自由と検閲されない権利、思想の自由に反しているものだと思い、反対の立場をとらせていただきました。

そもそも、これは東京都青少年健全育成条例の改正案ですよね?
つまり、どう子供達を育てていくか、子供達にどういった環境を提供すればいいのかを決める条例であって、それに出版物の管理や検閲がそれに当たるとは私には思えません。

そもそも、子供教育とはそれぞれのご家庭の意見があり、まさに憲法で書かれている信条や思想及び良心の自由を奪ってしまう事になります。
貧な話をすれば、日本にはその昔夜這いや赤線、遊郭などの文化もありましたし、著名な浮世絵師が書いた春画などは今回問題になっている出版物よりももっと露骨な性描写があります。

加えて言わせていただければ、ロダンの作品やその他ヨーロッパの著名な画家が書いたものにも同等の表現がなされています。
せいぜい漫画とこれの違いと言えば、吹き出しが無い事くらいで、当然未成年を題材にしているものも私が知る限りですけれど、かなり存在いたします。
ロダンは芸術品で、漫画は文化的に低い存在だと一体誰が決めたのでしょうか?
まあ私は、インターネットも使えませんし、申し訳ないですけれども漫画にもあまり興味が無いですけれども、だからといって私が漫画を下卑た文化だと言っていいはずがありませんし、毛頭言うつもりもありません。
むしろこれはこれからのそう、百年ぐらい経ってから評価されるようなものであって、今直ちに規制してしまうのは大きな間違いを犯す可能性があると思っております。



Q、感服いたしました。貴女のように理路整然と感情論を述べずに、この問題について率直な回答をいただいたのは初めてです。今後出される対案についてですが、これも全て否決していただきたいのですが、どうでしょうか?
A、勿論そのつもりで考えておりますし、私が知る限り貴方方のような若い人たちがここまで政治を動かした事は、私の知る限り今回が初めてだと思います。
9月にもまた審議が行われますので、どうか手を緩めずに活動をしていただきたいと思います。



Q、失礼ですが、年齢はおいくつになられるのでしょうか?
A、78歳になります。



Q、是非120歳まで生きていただき、国政に行っていただきたいと切望いたします。
A、私はボランティア活動などもやっていまして、かなり体力的にもすり減らしながら頑張っていますので、120歳は無理なんじゃないかしら。



Q、これからも東京都の為、お国の為、是非政治活動を続けて体調に気をつけていただき、出来るだけ長く政治の世界に携われるようお祈りしております。
A、ありがとうございます。



福士敬子氏の公式ホームページです。





以上三名より貴重なお話をお伺いする事が出来た。


私零は、どの党や会派も支持しない立場で客観的に情報を伝える事を自らに課してきたが、この福士敬子氏に関しては感服の一言に尽きる。
このような政治家がまだ日本に残っている事自体が奇跡に等しい。
その昔政治家とは通称ドベイと呼ばれていた。
意味はこうだ。
『政治家をやっていると家庭も財産も全て失い、しまいには土間と塀しか残らない。』
その意味でドベイという言葉が生まれた。
彼女の政治に対する対峙の様、法に基づいた理路整然とした言い回し、更には行政でやらなければいけない事か家庭内の問題に止めるべきか、更にそもそもの条例の主旨に対し、この改正案は逸脱していないか等、実に様々な見方から反対を表明している。
この多元的な見方こそ、本来政治家が持たなければならない世の中を見通す目であると感じざるを得なかった。