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Analysis of football data_サッカーデータ・スコア解析ブログ

ヨーロッパ7大リーグ出場全選手のデータを使って選手やクラブの解析をしています。

ついでに英語の練習中
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どうも、Schusseです。

 

前にも書いた通りなのだが、最近画像がアップ出来なくなってしまった。

それによって、書きたかったのに書けていなかったことがある。

 

スコットである。

 

皆さんもご存じの通り、ボーンマスの心臓スコットはこの度イングランド代表に初招集された。可能であれば、召集される前に彼のことをもう少し紹介したかった。

実は、中盤の選手のラダー分析は完了しており、記事の文字起こしも終わっていたのだが、そのタイミングで画像を上げられなくなってしまったがためにお蔵入りになってしまったのだ。そのため、スコットについてもほとんど紹介出来ないままであった。

 

一応散布図分析の記事では、

リサマルを除くと、ボール回収能力が高いのはヴィーファー、カゼミロ、Iroegbunam、カイセド、ゴメス、スコット、バレバ、ベンタンクールの順となる。やはり、この点ではバレバは悪くない。ちなみに、ウガルテはそれよりちょっと下(偏差値54強)。

と書いていたので、少し印象に残っている方はいるかもしれない(ちなみにヴィーファーはほとんどブライトンで右サイドバックとして出場している)。

 

 

 

また、先日の表でお見せした記事でも一応スコットは含まれているのだが、昨年時点での出場時間でその後ある程度候補を切ったのであまり細かく言及することは出来なかった。

 

 

 

ということで、ちょっと遅きに失した感はあるが、スコットや、イングランドの中盤について考えてみよう。

 

まずこちらが、若手メインで見た時の中盤センターの実力者(獲得候補者)+参考選手の成績だ。

 

Player   Age   Club   Height   foot   Mins
Bennacer   27   Marseille   1,75m   left   652
Ceballos   28   Real Madrid   1,79m   right   1219
Højbjerg   29   Marseille   1,85m   right   2666
Doyle   23   Wolves   1,72m   right   477
Camara   21   Monaco   1,73m   right   2067
Stiller   24   VfB Stuttgart   1,83m   left   2743
Adli   24   Fiorentina   1,86m   right   1235
Bruno   30   Manchester United   1,79m   right   3024
Casemiro   33   Manchester United   1,85m   right   1499
Rovella   23   Lazio   1,79m   right   2729
Berisha   21   Lecce   1,86m   right   715
Bernabé   24   Parma Calcio 1913   1,74m   left   1461
Stach   26   Hoffenheim   1,94m   right   2590
Magassa   21   Monaco   1,90m   right   1025
Sotelo   21   Celta Vigo   1,80m   right   1259
Éderson   25   Atalanta   1,83m   right   2888
D Rodríguez   22   Celta Vigo   1,80m   left   926
Krauß   23   Bochum   1,82m   right   1046
Scott   21   Bournemouth   1,78m   right   753
Bischof   19   Hoffenheim   1,76m   left   2567
Wharton   21   Crystal Palace   1,82m   left   1327
Baleba   21   Brighton   1,79m   left   2674
Elliot A   22   Nottingham Forest   1,79m   right   2744
Essugo   20   Las Palmas   1,78m   right   1954
Jauregizar   21   Athletic Club   1,77m   right   2245
Ugarte   24   Manchester United   1,82m   right   1790
Garner   24   Everton   1,82m   right   1595
Onana   23   Aston Villa   1,95m   right   1626
Larsson   20   Eintracht Frankfurt   1,87m   right   2406

 

 

Player   PPY   1/3P   KP   Long KP   CarryPD
Bennacer   17.4   41.5   -0.4   12.7   14.1
Ceballos   18.3   41.8   2.3   4.7   28.9
Højbjerg   16.6   21.9   -0.3   -1.1   9.3
Doyle   12.8   24.6   -3.8   21.5   2.3
Camara   4.4   11.1   -7.2   28.5   -4.0
Stiller   16.0   27.7   2.3   4.3   5.5
Adli   8.9   12.9   -2.1   17.2   5.6
Bruno   7.4   14.2   6.9   10.7   3.8
Casemiro   0.7   6.1   0.5   1.7   -10.6
Rovella   3.8   10.8   -4.1   -4.2   6.6
Berisha   2.7   11.1   -6.0   27.0   2.6
Bernabé   8.5   14.1   -2.6   7.4   9.1
Stach   3.9   2.4   -4.7   0.7   0.6
Magassa   0.3   11.6   -7.6   -7.6   -8.3
Sotelo   6.2   18.4   -8.1   19.8   -1.2
Éderson   2.6   12.3   -1.8   -7.3   1.3
D Rodríguez   9.2   24.3   -4.6   14.0   4.9
Krauß   0.5   15.1   -2.8   -11.4   -2.9
Scott   -6.6   6.3   -0.9   4.2   -5.0
Bischof   -2.0   0.7   -5.8   20.7   -6.4
Wharton   1.8   8.4   -1.4   18.2   -6.5
Baleba   -6.8   -0.3   -6.6   -1.1   -1.2
Elliot A   -3.7   1.3   -6.4   2.9   -5.4
Essugo   -4.9   -1.9   -7.8   -9.4   -8.8
Jauregizar   -4.5   2.8   -6.8   -6.2   -12.0
Ugarte   -8.5   -4.1   -8.9   -7.0   -7.8
Garner   -5.2   -1.8   -10.8   3.4   -12.7
Onana   -6.7   0.5   -8.3   -9.0   -3.0
Larsson   -4.6   -2.1   -5.6   -9.8   -11.7

 

 

Player   ADW   TK   IC   LBR   PB
Bennacer   -8.7   -0.4   3.6   13.7   -4.2
Ceballos   -9.7   2.0   -1.6   10.6   -3.1
Højbjerg   -5.4   1.5   4.1   6.3   -4.5
Doyle   -9.4   -3.9   -2.9   21.6   1.3
Camara   -3.7   5.3   3.1   12.1   1.3
Stiller   -6.3   -7.4   -4.3   -1.3   -7.2
Adli   -8.1   -0.4   -10.4   5.3   -3.3
Bruno   -5.8   1.1   -5.4   10.0   -3.5
Casemiro   6.0   22.3   -4.4   9.0   12.2
Rovella   -8.1   3.3   6.1   1.8   -10.1
Berisha   -4.0   -5.7   3.6   -1.7   -5.5
Bernabé   -9.0   -4.2   -10.5   -2.4   -4.6
Stach   3.5   2.6   6.8   7.5   2.2
Magassa   -2.0   11.0   10.4   20.2   1.5
Sotelo   -9.8   -2.7   -11.6   1.8   -8.7
Éderson   2.0   -5.8   -0.7   6.5   -5.6
D Rodríguez   -10.9   -7.5   -6.8   -0.2   -10.3
Krauß   -4.8   1.9   -2.9   12.5   18.0
Scott   -4.4   3.7   0.8   9.2   8.8
Bischof   -7.1   6.3   -1.3   4.4   15.5
Wharton   -7.2   -6.5   3.2   13.8   -8.1
Baleba   -0.6   1.9   6.1   11.9   2.7
Elliot A   3.5   6.0   -1.8   13.0   3.9
Essugo   -0.1   9.3   11.8   4.1   -5.0
Jauregizar   -0.2   7.2   0.3   6.3   -4.6
Ugarte   -3.8   14.8   3.2   8.7   7.1
Garner   -6.0   4.8   2.3   -4.4   -2.8
Onana   3.0   3.5   4.4   -5.3   -10.1
Larsson   -7.1   -5.6   -0.3   -1.8   1.8

 

 

PPY: パスで前進した距離偏差値

1/3 P: 1/3エリアに刺したパス数偏差値

KP: Key pass(シュートにつながったパス)数偏差値

Long KP: ロングキーパス数偏差値

Carry PD: キャリーで前進した距離偏差値

ADW: Aerial duels won(空中戦勝利数)偏差値

TK: タックル数偏差値

IC: インターセプト数偏差値

LBR: ルーズボール回収数偏差値

PB: パスブロック数偏差値

 

 

シュティラーは人気銘柄だし、ホッフェンハイムの二人は早くも新天地を求めた(Bishofはバイエルン、Stachはリーズ)。

そして見て頂けると分かるが、スコットは「守備力がありつつ、一定の配給力もある選手」と言えることが分かる。

ただ、今年はここからさらに成長している。特に、ボールを持った時の自信がついているように見える。ボールを受ける回数も増えているし、何よりボールを持った時の姿勢が良い。足元も柔らかいので、今後はむしろ守備よりプレイメイカーとしての成績が伸びていきそうに感じている。今後が楽しみな選手だ。

 

 

では、イングランド代表を考えよう。

 

イングランドの最近の話題はこれだ。

「誰がライスのパートナーにふさわしいか」

「ベリンガムは本当に共存不可能か」

 

そもそもの問題は、ライスのプレースタイルだ。彼はウェストハム時代は守備にまず第一の持ち味がある選手で、どちらかと言うと攻撃面は相方のソウチェクが担当していた。しかし、成長に伴い攻撃面のスキルも開花して来たことや、アーセナル移籍などが相まって、現在はBox to box型の選手になって来ている。

 

しかしそうなると問題になるのが相方だ。

まず、典型的B to Bのベリンガムとポジションや役割が被る。

そして、ライスがいれば守備的MFは安泰と思っていたところが、他の選手を探さなければいけなくなった。

 

実際にはイングランド代表は3センターを採用している(4-3-3 or 4-2-3-1)が、トップ下のファーストチョイスはロジャーズ or Ezeで埋まっているため、ベリンガムの居場所はない。

では、ライスの相方はどんな選手が良いかと言うと、ライスが前に出て行ってしまうので、「後ろに残って守備にハードに戦えつつ、パスの配給も出来る選手」ということになろう。

候補はこの辺りだ。

 

Player   Age   Club   Height   foot   Mins
Scott   21   Bournemouth   1,78m   right   753
Wharton   21   Crystal Palace   1,82m   left   1327
Elliot A   22   Nottingham Forest   1,79m   right   2744
Mainoo   20   Manchester United   1,80m   right   1657
A Gomes   24   Lille   1,66m   right   740
Curtis   24   Liverpool   1,85m   right   1715
Harvey   22   Liverpool   1,70m   left   360
Maddison   28   Tottenham   1,75m   right   1818
Rice   26   Arsenal   1,88m   right   2833
Garner   24   Everton   1,82m   right   1595

 

Player   PPY   1/3P   KP   Long KP   CarryPD
Scott   -6.6   6.3   -0.9   4.2   -5.0
Wharton   1.8   8.4   -1.4   18.2   -6.5
Elliot A   -3.7   1.3   -6.4   2.9   -5.4
Mainoo   -9.7   -5.4   -5.9   -11.4   -8.1
A Gomes   -6.1   0.9   2.1   -6.1   -4.5
Curtis   -6.3   3.7   -1.4   -9.1   -0.1
Harvey   1.6   14.9   5.5   10.4   0.6
Maddison   1.2   12.7   3.6   3.7   3.2
Rice   -3.4   3.4   -2.2   20.5   2.0
Garner   -5.2   -1.8   -10.8   3.4   -12.7

 

Player   ADW   TK   IC   LBR   PB
Scott   -4.4   3.7   0.8   9.2   8.8
Wharton   -7.2   -6.5   3.2   13.8   -8.1
Elliot A   3.5   6.0   -1.8   13.0   3.9
Mainoo   -2.8   2.3   -1.6   -0.1   -5.4
A Gomes   -6.1   -9.6   -16.9   -15.4   -19.0
Curtis   -5.2   -3.6   -11.5   1.9   -6.8
Harvey   -8.9   -9.3   -13.2   -6.8   3.4
Maddison   -9.0   -6.6   -8.1   -6.7   -9.2
Rice   -1.7   -8.6   -5.1   1.0   -11.0
Garner   -6.0   4.8   2.3   -4.4   -2.8

 

現在のスタメンはフォレストのエリオット・アンダーソン。彼は間違いなく良い選手だ。だが私は思うのである。彼の持ち味もまた、B to Bなのではないか、と。

確かに、ライスが出て行く分アンダーソンは残って守備対応をしてくれるが、それは彼が「その役割が得意」なのではなく、「何でもある程度出来る上に自重してくれる」から成り立っているだけで、この役割はアンダーソンの能力をフルに活用出来ているとはあまり思えない。

実際、スタッツ見てみると、アンダーソンはパス能力が飛び抜けて高いわけでは無い(1/3PやKP, Long KPを見て欲しい)。

一方、守備はこの中だとそこまで悪くない(と言っても、カゼミロのタックルは22.3、ウガルテは14.8なので、それに比べれば若干見劣りはする。)

 

では、理想は誰か。

 

述べた通り、ライスが前に行くことを考えると、残る選手には配給力を求めたい。

その観点で有望と思われるのが、ウォートンとスコットである(ちなみに表を見るとハービー・エリオットも優秀に見えるが、彼は出場時間が360分しかないのでデータ取るにはさすがに少なさすぎるので考慮しない)。

二人とも、アンダーソンを1/3PやKP, Long KPで上回る。特にウォートンはLongKPで圧倒し、PPYでもプラスに転じているため、イングランド人CHの中ではこの能力では群を抜いている。他に、この点だけ考慮すれば面白いのはマディソンだが、さすがに守備強度に問題が生ずる。

 

守備で見ると、ウォートンも悪くないが、タックルやPass blockではスコットが断然上を言っているため、守備の総合力ではスコット>ウォートンだろう。

ということで、個人的にはスコット招集は非常に理に適っていると感じていたところだ。ただ、正直言うともう少し後かな、と思っていたので少々驚きではあった。まぁでもウォートンもまだ21だし、そう考えたら呼ばれてももちろんおかしくは無いんだけどね。

 

ただ、一つ懸念はある。それは、空中戦勝率(ADW)だ。これが、アンダーソン以外は全員マイナスである(と言っても、意外だけどアンダーソンって180無いんだな)。守備時の空中戦を重視するのであれば、やはり多少パスには目をつむり、かつアンダーソンの能力をフル活用出来ないことを承知の上で彼を使うのも悪くは無いかな、と思う。でもやっぱちょっとライスとも特徴が似ているんだよなぁ。そして、イングランド代表って似たタイプをCHに並べるとうまく行かないイメージがどうしても強いんだよなぁ。

まぁ今のところは、その辺りはすべてアンダーソンの「自重」によって解決されているけど。

 

 

そんなわけで、これから2-3年は、スコット、ウォートン、アンダーソンの成長と代表スタメン争いから目が離せない。

そして、メイヌーがここに割って入る日が来ることを願ってやまない。

 

最後に、この3人に絞ってもう少しだけデータを出しておこう。

 

Player   Long %   10ydsP   SC   SCP   Dribble
Scott   1.4   13.4   8.5   5.0   7.1
Wharton   6.1   18.7   -5.9   11.1   -7.0
Elliot A   -4.5   5.7   -3.7   -1.8   3.3

 

Player   TKvsDb   SCDA   SB   CB   Clear
Scott   25.2   38.3   4.9   14.8   -2.2
Wharton   5.8   3.5   -5.2   -6.9   -2.0
Elliot A   13.1   15.0   -0.5   5.1   1.4

 

Long%: ロングパス成功率

10ydsP: 10ヤード以上の成功パス数

SC: サイドチェンジ成功数

SCP: シュート創出パス数

Dribble: ドリブル成功数

TKvsDb: ドリブルに対するタックル成功数

SCDA: シュート創出守備アクション成功数

SB: シュートブロック数

CB: クロスブロック数

Clear: クリア回数

 

攻撃面ではやはりウォートンが先行するが、サイドチェンジとドリブルではスコットが上回る。

守備面ではクリアを除いて全般的にスコットに分があることが分かる。