沢屋の常連夫妻が2日から大阪旅行をするということで、3日の甲子園の西武戦の極上の席を手配し、阪神のユニホームや佐藤輝明の応援タオルまで貸し出した。そのお礼にと、すでに高いウイスキーをいただいてしまったので、“あとは天気だけ”と思っていたら、まさかの台風襲来…。先週から“3日は避けてあげて!”と祈りながら天気予報を見守ってきた。
そんなわけで、ドキドキしながら運命の3日を迎えた。夫妻は昨日、東京駅でハイボールで体をほぐし、居酒屋のぞみで新大阪に向かったとのこと。今夜の試合も無事に開催されそうなので、まずはホッとひと安心。だが、台風は確実に関東に接近しており、本日は他人の事より自身を含めた家族の通勤が心配で、朝から天気予報とにらめっこだった。
長男、奥さんと順に送り出し、最後にワタシが豪雨のなかに突撃。会社からは昨日、出勤は「無理しないように」との連絡があったが、どうしたって少しは無理しなければ定時に出社はできない。昨日買った雨用シューズのおかげで足元の被害は最小限だが、スーツもYシャツも逃れようのない風雨に打たれて、気持ちはブルー。それでも悲しきサラリーマンはしっかりいつもの時間に出社した。
さて、POG。
今年のダービーはロブチェンの2冠達成で終わり、翌日からは早くも来年のダービーに向けた戦いが始まる。
ワタシの指名馬探しは、サンデーサイレンスの時代から走る産駒の傾向をデータ化し、確率という下地の上に評判や調教の動きを加味して指名馬をピックアップし、結果を出してきた。今年もゾロアストロが重賞を勝ち、ダービーにはエムズビギンを送り込んだが、POG全体を通して不完全燃焼なのは否めない。その理由は、今年の春のクラシック牡牝2冠の上位3頭の父馬にある(ついでに昨年も付けておく)。
【ダービー】
①ワールドプレミア
②キズナ
③キタサンブラック
(25年キタサンブラック、ドゥラメンテ、サートゥルナーリア)
【皐月賞】
①ワールドプレミア
②ポエティックフレア
③シスキン
(25年リオンディーズ、キタサンブラック、ドゥラメンテ)
【オークス】
①オルフェーヴル
②キズナ
③アルアイン
(25年ブラックタイド、ハービンジャー、アニマルキングダム)
【桜花賞】
①ドレフォン
②ロードカナロア
③ロードカナロア
(25年アドマイヤマーズ、ハービンジャー、キタサンブラック)
ロブチェンによりワールドプレミア産駒が牡馬2冠を制し、ジュウリョクピエロによりオルフェーヴル産駒がオークスを勝つ、いつからかそんな時代になってしまった。
ノーザンテースト、サンデーサイレンス・トニービン・ブライアンズタイム、ディープインパクト・キングカメハメハと、ワタシの競馬人生には常に大種牡馬が寄り添ってくれていたが、次世代エースのドゥラメンテの早逝により、今は混沌とした勢力図の中にいる。
この2年間の春の活躍種牡馬を見ると、傾向は明白で、牝馬は2歳戦〜桜花賞がスピードタイプで、オークスがスタミナタイプ。牡馬は朝日杯組が通用するのは皐月賞までで、ホープフルS組と合流する皐月賞はペース次第で何でもありだが、ダービーは中長距離タイプにしか出番がないということ。ドラフトで指名する際には、何でもかんでもダービー目標とするのではなく、狙うべき路線を明確にしてリストを作成する必要がある。
昨期の指名馬の種牡馬は、エピファネイア3頭、モーリス3頭、キタサンブラック2頭、サートゥルナーリア1頭、クリソベリル1頭というラインナップだった。ダート路線のクリソベリルは別として、他の4頭で春の牡牝2冠の馬券になったのは、バステールでダービー3着のキタサンブラックだけ。人気のエピファネイアなど、どこに行ってしまったのだろうと思うくらい存在感がなくなった。キズナはオークス&ダービーの2着で有力種牡馬の面目を保ったが、どちらもルメール騎乗というアドバンテージがあってのもの。25年は一頭も馬券圏内に絡めなかったことを思うと、過剰人気は否めない。
この2年間の結果からも、ワタシの印象からも、指名馬を種牡馬の産駒リストから探すのはキタサンブラックだけ。現在はドラフトに参加していないので、かつてのPO馬の子どもや弟妹はチェックしつつも、その他の種牡馬は血統は二の次で実馬の動き重視でエントリーしていくことになりそうだ。