羽田盃!アマンテビアンコ! | SCHUMA 3冠日~競馬・POG・予想~

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2005年10月23日。ディープインパクトが菊花賞優勝。ついに無敗の3冠馬のオーナーになった。1993年初夏に始まったPOG人生。翌年にはサンデーサイレンス産駒が登場した戦国時代を12年11勝で生き抜き、SS指数によって発掘した史上最強馬で、今ここに天下統一を果たした。

遡ること17年前。2007~08年のPOGで、3冠日はアドマイヤテンカという馬を1位指名していた。当日「ビワハイジの最高傑作」といわれたアグネスタキオン産駒の牡馬で、1つ上にアドマイヤオーラ、1つ下にはブエナビスタがいた。そんな垂涎の超良血馬が、不幸なことにデビュー前の9月に事故で安楽死処分になってしまった。

その年のドラフトでは白毛のユキチャンが話題にはなったが、完全にイロモノ扱いで指名はなかった。そこで急きょ作られたのが、「最初に死んだ馬のオーナーにはユキチャンが与えられる」という補てんルール。こうして我が軍団にユキチャンが加わった。

アドマイヤテンカの死のショックを引きずったまま、2歳戦で厳しい戦いを強いられていた3冠日に、最初の勝利を運んできたのが実はこのユキチャン。偶然転がり込んだ真っ白なイロモノは、ダート1200に続いて条件激変の芝2000のミモザ賞を制すと、ついに関東オークスで交流とはいえ重賞ウィナーに君臨。傷心の3冠日を思い切り癒してくれたのだった。

それから12年後、20~21年のPOG。ユキチャンの7つ下の妹で同じく白毛のブチコから生まれた白毛の娘ソダシが、今度は救世主ではなく好敵手として我が軍団の前に立ちはだかった。サトノレイナスで牝馬3冠を狙っていたが、阪神JFでソダシにハナ差で敗れると、桜花賞でも同じくソダシにクビ差届かず、3冠の夢は消え、その後はダービーへと進むことになった。

あれから3年。ユキチャンの7番子として早くから話題になり、陣営も新ダート3冠を目指すと公言していたアマンテビアンコと、再びPOと指名馬という形で出逢った。ソダシ引退後の新たな白毛伝説を期待して3冠日で指名すると、2歳6月のデビュー戦から噂に違わぬ走りで快勝。続くプラタナス賞は行きっぷりの悪さから3着に敗れたが、チーク着用ですぐに修正すると、カトレアSでは進化した走りで2勝目を飾り、ついに羽田盃への道がくっきり見えてきた。

3歳の始動戦となった前走の雲取賞は、大井も右回りも初めてで、おまけにスタートで大きく躓く不利もあった。それでも、最後は自慢の長くいい脚で2着に追い上げ、羽田盃切符を手にした。

【羽田盃】

◎④アマンテビアンコ

○⑧ブルーサン

▲③ハビレ

★①アンモシエラ

△⑥ティントレット

3連単◎⇒○⇒▲(8.9)15

3連単◎⇒○⇒★(8.8)10

3連単◎⇒○⇒△(41)1

3連単◎⇒▲⇒○(16)3

3連単◎⇒▲⇒△(118)1

ナイターのカクテル光線に照らされた大井の白い砂の舞台で、「白い恋人」アマンテビアンコが優雅に駆け抜けていく。ライバルの「青い太陽」ブルーサンは、残念ながら朝からの雨で今日という日に太陽は縁がなかった。「砂嵐」アンモシエラも、この雨で砂が舞うことがなくなった。あとは馬券をどう買うかだけ。頭はもちろんアマンテビアンコ。相手筆頭はリベンジしなければならないのでブルーサンとしたが、デビュー戦の2着馬ハビレにはどこか愛着があるので▲に抜擢。買い目の右端の配分で買ってみようと思う(カッコ内は18時半のオッズ)。

ちなみに、明日、ワタシは羽田から新千歳に向かう。アマンテビアンコが買ったら、お土産に「白い恋人」をいっぱい買ってこようっと。