福岡方面への出張はいつものように博多滞在12時間の弾丸モードで、昼過ぎには東京に戻ってきた。昨年と大きく変わったのは、福岡空港と博多駅の混雑具合。到着した昨日は日曜午後ということもあって空港全体が人で溢れており、昼食を求めて博多駅に移動すると、こちらの方が観光客でさらにごった返していて、駅地下などの飲食店はどこも大行列。とにかく人、人、人…。特に若い女性グループが多く、中洲あたりで古着を見てきたというウチの娘しかり、この世代のターゲットが博多界隈に向けられているということなんだろう。そんなわけで、仕事先の郊外の駅で遅めのランチとなった。
今回の出張のハイライトは、同行した後輩の一人が競馬で14万馬券を当ててしまったこと。おかげで博多の夜はもつ鍋中心に飲み放題・食い放題。そういえば写真を一枚も撮らなかった。それくらい、いいメンバーで楽しい宴だったわけで、「ゴチになります!」でテッペン越えてフィニッシュした。
そうそう、もう一つビックリしたのが、現地でアテンドしてくれたのが、30数年ぶりに会った同期だったこと。新人研修は一緒だったが、その後は大阪で勤務し、20年前に転職し福岡に移り住んで働いているとのこと。お互いに出張メンバーを見たときに「同期と同じ名前がいる」と思っていたが、まさかこんな出逢いがあるとは…。また福岡に来るときには、ゆっくり飲みたいものだ。
さて、POG。
桜花賞のトライアルが終わり、出走メンバーがある程度見えてきた。今年は賞金ボーダーが高く1600万あたりになるそうで、有力各馬が直行を選択したことで、トライアルで権利を獲れなかった連中には、滑り込む枠さえ残っていない狭き門ならぬ開かずの門になっている。
そのトライアルで権利を獲った馬の人気を挙げておくと、
チューリップ賞⑤⑨⑮
フィリーズレビュー⑪①⑫
アネモネS③④⑨
いすれも波乱となったなか、人気に応えて権利をゲットしたのはFR2着のコラソンビートとアネモネ1着のキャットファイトの2頭だけ。この2頭、どちらも言わずと知れた“伝説の新馬戦”組。ということは、3歳春になっても牝馬戦線に大きな変化はなく、暮れの勢力図のままクラシック本番に突入することになりそう。
チェルヴィニアで最初の1冠獲りに臨む我が軍団としては、これこそが理想的な流れ。いずれのトライアルもレベルが高くなく、とんでもない化け物の出現もなかったわけで、阪神JF勢が人気になるなら、ここまでの3戦の内容だけでも十分に本命候補に値する。
レースを使っていないので偉そうなことは言えないが、強いレースを演じるなかでも課題を抱えていたこの馬が、長い冬休みの充電期間を経て確実に成長を遂げているのなら、少し短いマイルだろうが器の違いで阪神JF組を一蹴してくれると信じている。1か月後の桜満開が楽しみだ。