秋華賞といえば、ワタシにとっては一昨年にアカイトリノムスメで勝ったのがウソのように、何度も悪夢が繰り返されてきたレース。第1回の96年はオークス馬エアグルーヴが惨敗し(のちに骨折判明)、03年は3冠すべて1番人気のアドマイヤグルーヴがここでも2着に敗れ、無冠に終わった。そして、最も衝撃的だったのが09年、3冠を狙ったブエナビスタの2位入線⇒3着降着である。
今年で28回目を迎えるこのレースに、歴史的名牝を圧倒的な1番人気で3頭送り込み、1頭も勝てなかったのは、本当に不思議な話。エアグルーヴについては故障なので仕方がないが、アドマイヤグルーヴやブエナビスタは、勝ち馬が京都の内回り2000を器用に乗りこなしたのに対し、決め手は強烈でも立ち回りの粗さの面でのロスが致命的になった感じ。つまり、この秋華賞の舞台は、末脚勝負の馬たちにとって常に危険と隣り合わせということになる。
【秋華賞】
◎⑥リバティアイランド
○⑮ヒップホップソウル
▲②ハーパー
△⑦マスクトディーヴァ
△⑧モリアーナ
3連単◎⇔○▲⇒○▲△
3連複◎~○▲~○▲△
リバティアイランドのオークスは本当に強かった。2着に6馬身の差は決定的なものに映る。ただし、オークスに向かう前の桜花賞は3/4馬身差の辛勝だったのも確か。それが2冠を意識した仕上げにあったのか、1600の距離が影響したのかは微妙だが、今回も先にジャパンCを見据えた中でのオークスからの直行であり、距離も2400から2000に短縮され、コースも直線が長い東京から紛れの多い内回り2000に替わる。かつての我が名牝たちが苦戦したように、この舞台での3冠達成は簡単ではない。
リバティアイランドでも絶対はないと強調しつつも、本命はこの馬以外にいない。世代では力が違うので、まともにゲートを出て好位につけられたら圧勝されても納得するしかない。ライバルPO馬なので、少しだけ願うのは桜花賞のように休み明けで行きっぷりが悪く、好走からの競馬になること。そうなったときに、レースを盛り上げてくれるのが先行力あるヒップホップソウルとハーパーで、これが○▲。3着候補として、ペースに関わらず最後に確実に突っ込んでくる△2頭。