No more Pain 雨よ降らないで no more Rain~♪
頭の中では渡辺美里の「雨よ降らないで」が、ず~っと流れている。ケンタッキーダービーのテレビ観戦で始まったNHKマイルデーは、朝から空模様が気になってしかたない。雨に悩まされるのは皐月賞でもうたくさんだったはずなのに、月が替わってもまた同じ悩みを抱えるとは…。
昼近くになり、開けていた窓から強風に流されて雨が差し込んできた。いったい、どれくらい降るのだろう。午後になり東京競馬場の天気は曇りから雨になったが、芝は「良」をキープしている。あとは南西から流れてくる雨雲との勝負。何とか稍重までで踏みとどまってくれれば少しは楽しめるのだが、さて…。
【NHKマイルC】
◎⑱ダノンタッチダウン
○⑮カルロヴェローチェ
★③④⑥⑧⑩
馬連◎~総流し
馬連○~★
大混戦の様相を呈している今年のマイル路線。そんな舞台を演出してしまった主犯格こそ我がダノンタッチダウンに他ならない。
雄大すぎる馬体の持ち主。これが本格化した時にはどれくらい強くなるのだろうと、とんでもない可能性を抱かせた。が、大きすぎるがあまり完成に時間がかかる。それでも、デビュー戦からマイルの距離はうまく走れた。競馬はどうしても大味になるが、最後の脚は強烈で、続くデイリー杯、朝日杯と順調に賞金加算に成功。素質だけで3歳マイル王に手が届くところまで出世した。
そんな大器が選択した春初戦が、マイルではなく皐月賞だった。これが大混戦の序章。普通にマイル戦で始動し、力通りのレースで勝っていれば、おそらくここは1強になっていたはず。だが、現実は皐月賞で不良馬場に泣き最下位に沈んだ。いくら最後は追っていないとはいえ、前走で5秒以上も大敗した事実は非常に重い。しかも、巻き返すには良馬場が条件なると、この天気では積極的に食指が動かないのも当然だろう。
競馬を使う以上、陣営は間違っても「調教代わり」などとは言えない。それでも、540㌔台の大きすぎる体を仕上げるには、時に捨てレースが必要になる。ダノンタッチダウンの皐月賞は、そんな雰囲気が漂っていた。陣営はダービーを狙うために皐月賞を選択したが、皐月賞を勝つための仕上げが施されているようには思わなかった。しかも不良馬場。距離に不安がある中でさらにスタミナとパワーを奪われる戦いは、明らかに不向きだった。
馬まかせに行って、ストレスをためずに、最後は流しただけ。3角から川田が促しても動かないと判断すると、4角を前に静かに敗戦を受け入れた。
おかげで疲労は最小限だった。その証拠に中2週でもしっかり時計を出せる。その動きは使った効果で躍動感が出て、明らかに上向いているように映った。「調教代わり」成功である。
陣営はNHKマイルに向けて「良馬場なら」とコメントしているが、皐月賞大敗を正当化するならそう言うしかない。実際は、東京の馬場なら多少は渋ってもこなせるのではないか。ワタシはそんな気がしている。
しかも、ラッキーなことに大外枠を引けた。雨上がりなら内枠有利が定説だが、雨降りなら踏みしめられて悪化が早い内より、馬場自体はきれいな外を通ったほうがいい。
いつか、ダノンタッチダウンが超大物へと進化を遂げた時、改めてこのレースを振り返ることがあるだろう。なぜ「大混戦」なんて言われたのか。みんな皐月賞の結果に騙されただけ。実は朝日杯が終わった時点から「1強」だったのではないか、と。そして、このレースをステップに秋はマイルの頂点、来年には中距離戦線に打って出て、そこから世界へ。決してバカげた妄想ではない。そんな野望を持てるのは、少なくとも今年のメンバーではこの馬だけ。それだけでも本命にする価値はある。
ちなみに、押さえの馬券は、ワタシの目論見が外れてダノンタッチダウンが本当に重がカラっ下手だった時の慰め用。ダノンタッチダウンの次に強いのはカルロベローチェだと思う。馬主の大野氏にとっては、亡き息子への手向けの勝利になる。
【新潟大賞典】
◎⑯ハヤヤッコ
★⑩⑬⑮
馬連◎~★
雨、雨、降れ、降れ、もっと降れ~♪
東京とは対照的に、すでに不良馬場になった新潟は馬場の回復が見込めない。無類の重巧者ハヤヤッコを本命に抜擢したので、ひたすら雨ごいしてみる。