戸田のヴィーナスシリーズとは名ばかりで、準優3個の1号艇はベテラン陣が占めていた。今節は残念オールスターのような開催で、オーバーエイジの活躍が余計に目立ったのだろうが、好調機を勝率2点台の、普段は用ナシの若手連中が引いてしまったことでレース全体が荒れ気味だった。明日の優勝戦メンバーはベテランだらけの平均年齢43歳。さすがにレースは落ち着いた展開になるだろうが、本来のヴィーナスシリーズ(登録16年未満)の意義とはかけ離れた結末になりそうだ。
さて、POG。
次週13日のアネモネSに出走するウィズグレイスの鞍上が、横山武に決まった。ルメールは金鯱賞ではなく同じレースのラズベリームースになっていたので、あちらを選択したのか、社台とノーザンの力関係なのか…。なんて考えていたら、当のルメールがコロナ陽性のため今週の騎乗が取りやめになった。来週の騎乗がどうなるのかは分からないが、いずれにしても、万全ではないルメールから横山武へのスイッチは悪い話ではなく、もっと強いウィズグレイスがみられるのではないかと期待が膨らむ。
一つだけ気になる材料が、ルメール予定のラズベリームースも前走で逃げて勝っていること。マイルを1分33秒9で駆け抜けた前走時のラップがコレ。
12.5-11.1-11.8-12.1-12.0-11.4-11.4-11.6
ウィズグレイスのセントポーリア賞(1分33秒5)のラップは、
12.7-11.3-11.0-11.4-11.9-12.1-11.4-11.7(-12.7)
ちなみに2走前のマイル通過(1分33秒7)ラップは、
12.6-11.3-11.5-11.6-12.2-11.9-11.6-11.0
枠順次第もあるが、最初の1ハロンはラズベリームースがポンと出て、加速がついたウィズグレイスが交わしていく展開がすぐ浮かぶ。そこでルメールは深追いせず、ウィズグレイスは横山武がどこまで我慢させられるか。ここが勝負の分かれ目になりそう。
中山マイルは2ハロン目がおにぎり型コースの頂点で、1ターンの東京とは違ったコーナリング技術も求められる。少しでも早くハナに立って、このコース形態をも味方に、気分よくマイペースの逃げに持ち込んでほしい。