プロ野球のオールスターが交流戦の導入によって単なる花相撲に成り下がったように、競馬でも有力古馬にそっぽを向かれ、ファン投票がほとんど意味を持たない宝塚記念の位置付けが、年々ひどくなっているように感じる。今年は特に高額な着賞金目当てにGⅠレベルにない連中が半数近くを占め、「宝塚記念」と「宝塚特別」を同時に実施するような二層構造になっている。ファン投票を謳うなら、少なくとも獲得票数での厳しい足切りくらいは導入してほしいものだ。少頭数になったっていいじゃないか。ファンの大半が夢を抱かない馬には、この舞台を走ってほしくない。
【宝塚記念】
◎②レイパパレ
○⑦クロノジェネシス
▲⑩カレンブーケドール
△①ユニコーンライオン
3連単◎⇒○⇒▲大本線!
3連単○⇒◎⇒▲
3連単◎⇒▲⇒○
3連複◎○▲
3連単◎⇔○⇒△
週末は雨を予想していたが、いい意味で裏切られて阪神は良馬場になった。となると、今年の宝塚は速い馬場での先行力と決め手の勝負。着賞金稼ぎで出てきた連中とともに、雨要員のモズベッロ、キセキ、アリストテレスあたりは大きく割り引いた。馬券候補はレイパパレ、クロノジェネシス、カレンブーケドールの牝馬3頭と、前々で勝負できるユニコーンライオン。この4頭に絞って勝負したい。
本命はレイパパレ。ワタシにとっては、かつてのPO馬シャイニングレイの妹で、そんな縁がありながらこの馬を指名できなかったのは残念だが、それよりむしろ、弟妹から兄を超える逸材が出てきてくれたことを嬉しく思う。この馬の武器は、馬体も走法もパッと見には6戦6勝のオープン馬にはとても見えないが、兄が2000のホープフルSと1200のCBC賞を勝ったように、中距離でも短距離でも流れに応じて使い分けられる天性のスピードを兼備しているところだろう。加えて、無類の重巧者であることも大阪杯の圧勝劇で証明されたのだから、なかなか負ける要素が見当たらないタイプでもある。
今回はクロノジェネシスやカレンブーケドールといった牝馬の重鎮が相手になるが、前者は海外帰りで絶好調という感じがしないし、後者は良くも悪くも善戦ウーマン。直線で並びかけた時点で何とかなりそうだし、逃げてしまえば追い付かれることはないだろう。メンバーレベル的に今年は記憶に残るような名勝負にはならないはずで、ならば記録に残る無敗の戴冠に期待したい。