12頭持ちのPOGを年間トータルで見たとき、クラシックに向けて理想的な上昇カーブを描くには、2歳戦のうちにやっておきたいことがいくかある。
まず、全馬デビュー。これはアクシデントさえなければ何とかなる。今年はすでに8頭がデビューし、3頭が在厩調整中なので、残る1頭が順調に行けばクリアできそう。
次に全馬勝ち上がり。これは夢であり目標であるが、ダービーを目指すことと相反する早熟タイプの即戦力を集めない限り到底無理な話。過去の実績からも6~8頭が妥当なラインか。今年は現在4頭なので、半分のラインは越えそうだ。
次は2勝目の壁。半数以上が勝ち上がる中で、2勝目を何頭が挙げられるかがさらに上を目指すための重要なステップになる。
最後に重賞の壁。2勝級が複数出てくると、もう1ランク上を目指したくなるのは仕方がないこと。少なくとも牡牝1頭ずつは暮れのGⅠを使いたいし、2歳戦のうちに重賞やオープンで賞金を加算して、クラシック出走を確実にしておくと気持ち的にはかなり楽になる。
さて、POG。
中山最終週のサフラン賞をサトノレイナスが勝ち、阪神JF直行を決めたことで、ワタシの心にもずいぶんと余裕が出てきた。2勝目を挙げたはこの馬が最初。それどころか今夏はアークライトとカランドゥーラで2着を5回も並べてしまい、1つ勝つことの難しさを痛感したばかり。だからこそ無傷の2連勝となったサトノレイナスは非常に頼もしく映り、そこに“強さ”を確信できたことで来春までの重賞ロードがひらけたのは大きな収穫だった。やはり1位指名馬がしっかり結果を出してくれるとPOGが締まってくる。そんなサトノレイナスに続けとばかり、今週は17日に大量3頭がスタンバイしている。なかでも一番の期待は紫菊賞で連勝を狙う3冠日の1位指名馬ヨーホーレイクだ。
デビュー戦は圧倒的支持に応える横綱相撲。評判馬が毎週のように敗れていたなかで、しっかりと結果を出せてホッとしたことを思い出す。だが、結果的にメンバーレベルがかなり低かったのも確かで、血統的な魅力を超える何かを見つけることができなかった。今回は少頭数とはいえメンバーはかなり揃った印象。長くいい脚が持ち味のこの馬が、京都の内回り2000で断然人気を背負って、はたしてどんなパフォーマンスを見せられるか。血統だけでない“何か”を示して勝ち上がってほしい。
他の2頭は週末の空模様が心配される東京組。まずは牝馬限定マイルの未勝利戦に出走するアカイトリノムスメ。新潟のデビュー戦はまったくいいところを見せられずに終わったが、あれが実力ではないと思いたいのはアパパネの娘だから。叩いて一変ある国枝厩舎だし、今回の走りで改めて将来性を判断したい。
同じマイルの新馬戦では、藤沢軍団の4頭目クイーンズキトゥンがデビューする。タイプ的には良馬場で切れ味を生かすタイプだと思っているので、馬場が渋ると能力減退の不安も。それでも素質の違いで何とか上位争いに顔を出してほしいが…。