今年のダービーにはディープ産駒が4頭エントリーしてきた。現3歳は産駒の成績がなかなか上がらず、不振というレッテルを貼られたなかで、アルアインが皐月賞を勝ち、アドミラブルが青葉賞を圧勝して1番人気候補になっているのだから、クラシックで帳尻を合わせるあたりやはり大した種牡馬である。
そんなディープ産駒から活躍馬をデータであぶり出す我がDIリストは、現3歳牡馬では9頭+追加4頭の計13頭をピックアップしていたわけだが、そのなかからサトノアーサー、アルアイン、アドミラブルの3頭が出走に漕ぎ着けたのだから確率は上々である。ちなみに、唯一リスト外のカデナは厩舎実績が大きな割り引きになっている。もしカデナがここで最先着するようなら来期のリストの集計方法を考え直さなければならないが、おそらくは大丈夫だろう。
DIリストから複数の出走馬があった場合、指数の高い順に決まるケースが多いと勝手に思い込んでいるので、ダービーにおけるディープ産駒の序列は、
①サトノアーサー
②アルアイン
③アドミラブル
④カデナ
ということになる。毎日杯ではアルアインがサトノアーサーに先着しているが、着順は勝負のアヤで競馬の内容ではアーサーが上だったとここでは解釈したい。
さてさて、ここでサトノアーサーについて改めて考えてみたいことがある。それは、ダービーの王道といえば皐月賞からの2冠ローテだが、皐月賞は眼中になかったとしたらはたしてどんなローテがベストだろう。少なくとも舞台設定がまったく異質な中山2000を使うとは思えず、関西馬なら阪神か京都の外回りの中距離戦がしっくりくるはずだ。
今回、サトノアーサーは早々に皐月賞を捨てて毎日杯からダービーという異例のローテを選択したが、ダービーだけを狙うのであれば、間隔が空いても仕上げる自信さえあればむしろ最善のステップのように思えてならない。少なくとも皐月賞の疲労回復に時間を要した馬や権利獲りのために詰まったローテを強いられた連中よりは、フレッシュさがまったく違う。
ダービーが終わったとき、もしかしたら来年から毎日杯からの参戦が一部でスタンダード化するのではないかと期待しつつ、その仕上げに自信を持って当日を迎えたい。