阪神が開幕３連勝。これまでなら凡と正月が一緒に来たような気分で小踊りしたものだが、昨年のＣＳを勝ち抜いた自信からか、今年はどこか当たり前のように淡々としていられる。そんなファン心理こそが本当の意味でのチームの成熟であり、毎年優勝争いに加われる集団に育ちつつあることの証だろう。
試合はサヨナラ２つに打撃戦１つと、どちらに転んでも不思議じゃない紙一重の内容。それでも終わってみれば３つ勝っているのが今年の強さ。接戦になれば助っ人とベテランで主導権を握り、打線の援護があれば伸び盛りの若手投手陣に経験を積ませる。いい意味で阪神らしくない、勝ちながらチームの底上げを図る大人な和田野球に、今年は小さく笑みを浮かべる日が増えそうだ。
さて、ＰＯＧ。
先週の毎日杯が賞金４００万同士で決まってくれたおかげで、１６５０万のドゥラメンテの皐月賞滑り込みが内定したようだ。
陣営からはっきりとした出走表明がないので、賞金面がクリアになっても本当に使うのか心配になるが、これまでのモヤモヤ感とは違って選べる立場なのだから待っていればいい。
せっかく現地でナマ観戦するのだから、出てきてほしいというのがＰＯのわがままな願いである。