遅くなったが、先週までのPOG勝ち馬の報告を。
ツルマルジャパン(やす⑥)
バンガロール(G1②)
ゼットサンサン(Bob③
ダイワバーガンディ(鳥海①)
わずか2週で4頭が勝ち上がった。
これは異常である。今までこんなことってあっただろうか。
かつてサンデーサイレンス全盛時代、夏のローカルデビューはちょっと敬遠したいクチだった。クラシックを目指す大物ならば、秋の東京から暮れの阪神にかけての芝1800~2000が当たり前。それ以外は、中山だって不安。ましてやローカルともなると、早熟か距離に限界があるタイプと判断するのが妥当だった。
この感覚をいまだに引きずっている私は、時代遅れなのか、単なる頑固なのか。
昨年はこの時期の阪神芝1800で激突し、いずれも敗れたトールポピー・ドリームシグナル・キャプテントゥーレの3頭が、のちに重賞勝ち馬になった。いわば出世レースが初夏の阪神に存在したわけだが、昨年はノーザンFがポルトフィーノを筆頭にクロフネ産駒を早期デビューで売り出す傾向にあり、さらに夏後半にはインフルエンザ騒動が起こって、早めの賞金加算が大きなアドバンテージになったことからも、特別な年だったと判断すべきか。参考にすべきは一昨年の2歳、現4歳世代をみると、
6月 サンツェッペリン
7月 ローブデコルテ
9月 ドリームジャーニー
10月 ウオッカ、アサクサキングス、フサイチホウオー
11月 ヴィクトリー、アドマイヤオーラ
12月 ダイワスカーレット
ドラフトでも人気だったいわゆる大物は、従来通り10月以降のデビューに集中している。やはり、真にダービーを狙うのであれば、夏後半から秋にかけて入厩し、東京か京都・阪神の中距離でデビューを予定している馬を1、2位で獲るのが最も理想的なドラフト戦略である。
ツルマルジャパンの時計は優秀だし、ゼットサンサンは良馬場のダート1000でレコード、バンガロールは調教通りの強さを示したし、ダイワバーガンディは豪快に外から差し切った。勝ち上がった4頭はいずれもレースに見どころがあり、今後も1勝クラスなら楽々突破できる素質は秘めているし、来春のGⅠ戦線にも駒を進めてくるだろう。ただし、ジャパンやサンサンのように3位以下で即戦力指名された馬ならまだしも、バンガやバーガンディのように上位で指名された2頭は、この一戦で見せたポテンシャルの高さをあと10か月以上も期待し続けなければならない。かなり大変な要求である。昨年のトールやキャプテンだって初戦は敗れていた。ここで勝ち切る仕上げを施した代償は想像以上に大きい。
かくいう私も、実はバンガロールを指名しようとしていた。デビューへ向けての乗り込み量が豊富で、出たトコ勝ちが約束されたアグネスタキオン牡馬なのだから、誰もが欲しかったことだろう。ただし、1、2位は大物感がある馬を確保しておかなければ後に大きな勝負ができない。私にとってバンガロールは3位以下がいいところ。どうしても欲しくなれば2位で行くことも頭にはあったが、目先の1勝より来春のGⅠ勝ち、最終的には撤退の道を選んだ。この決断を尻目にドラフトでは2位でバンガロールに3票が入った。抽選で勝ち取ったのが昨年のnetkeibaPOGで全国1位に輝いた初参加の「G1」。いかにも彼らしい。1位のディバインフレイムとともに夏デビュー組を上位で獲ってきた彼の戦略と、来春照準で大物を上位に揃えた私の指名馬はまさに対照的。競馬最強の法則POGにおける“達人”である私とどちらが最終的に勝ち組に成り上がるか、バンガロールを中心に楽しい戦いが繰り広げられそうだ。