今年の私の桜花賞は、◎ブラックエンブレムの出遅れにより、わずか0.1秒で終わった。その後の1分34秒3の時間は、わずかな期待を込めてタテ目で押さえたレジネッタとマイネレーツェルのワイドの的中をひたすら祈るのみ。直線でレジネッタが外から伸びて、その内からつられるようにレーツェルがきたときには一瞬“もしかして”と思ったが、補填の夢馬券がそんなにうまくいくわけもなく1着6着の惜敗。何ともいえない空しさだけが残った。
これまで混戦とうたわれたGⅠレースは数多く見てきたが、結果を見てこれほど納得できないレースは初めてだ。
勝ち馬レジネッタについては、前走で本命を打っていたし、正攻法で3着に敗れたレースぶりに見どころがあったので実際に馬券を購入していたので文句はない。むしろ12番人気の低評価が不思議だったくらいだ。
理解に苦しむのは2着の15番人気エフティマイア。デビュー3連勝後は⑬、⑰、⑤、⑥、⑥着と重賞では完全に頭打ちの状態。それに加えて3月に厩舎が変わり、阪神への輸送もあった関東馬である。ここで激走する要素を探すと、新潟2歳王者であることと、空気を読めない蛯名が鞍上という2点しか見当たらない。
ならばレースを振り返ろう。成績欄にはハイペースの表示があるが、当日の3歳500万とそれほど変わらない流れ。決して魔の桜花賞ペースではなかったのだが、隊列は前後に集団が真っ二つに分かれる異様な展開。エフティマイアは前を行く集団7頭の最後尾に付けていた。後続が離れすぎてしまったため、この先行集団を7頭立てのレースとして考えれば、そこで抜け出した函館2歳王者ハートオブクィーン(4着)をエフティマイアが交わしただけのことになる。勝つときはどの馬だって強く見えるし、馬も頑張る。こうして7頭立てのレースを制した結果が全体の2着だったにすぎなかった。そう考えれば波乱の原因が馬の激走よりも展開にあったと理解できる。
もちろん、いくら混戦だからといってこんな展開は推理できない。当たらなくても仕方がないところだが、これでは次のオークスも期待はできない。
これならユキチャンでも何とかなるのではないかと、実は密かに思い始めた![]()
さて、今週は同じく混戦必至の皐月賞。トライアルの結果から私が注目していたのはショウナンアルバだが、鞍上がエフティマイアの蛯名では今度は空気が読めない凡走をしてしまうような気がして…当日まで悩みそうだ。