SCH~わがままな美人と洋食 | SCHUMA 3冠日~競馬・POG・予想~

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2005年10月23日。ディープインパクトが菊花賞優勝。ついに無敗の3冠馬のオーナーになった。1993年初夏に始まったPOG人生。翌年にはサンデーサイレンス産駒が登場した戦国時代を12年11勝で生き抜き、SS指数によって発掘した史上最強馬で、今ここに天下統一を果たした。

 本日は我が母の還暦の誕生日、というわけで先週末は実家に出掛けていた。還暦のお祝いといえば赤いチャンチャンコが有名だが、そんな年寄り扱いを最も嫌うタイプの人間であり当然、喜ぶはずもない。さて、困った。何を贈ろうか。父が亡くなってから大きな外出には積極的でないため旅行もNG。そこで浮かんだのが2つの案だ。

 1つは、「何か食べたいものをごちそうする」。

 もう1つは、「花を贈ろう」。

 まず食事。亡き父とよく出掛けていた店などいくつか候補があった中から、母が選んだのは「初めておいしいと思ったハンバーグの味に似ている」という理由で、西武池袋線稲荷山公園駅近くの「ニックス」という洋食店。確かにこの店、子供のころから何度も足を運んでいるが、ステーキとハンバーグはかなり美味。かつて入間基地が米軍駐留のもと「ジョンソン基地」と呼ばれていた1960年代初め。基地内で働いていたニックと呼ばれるコックが始めたことから「ニックス」の名がついた狭山の隠れ名店で、店内には当時の写真がセピアで飾られており、味も雰囲気も古きよきアメリカを伝えている。そういえば今は亡き父が市会議員に立候補する際には、ここで何度か決起集会をやったことを思い出した。懐かしい思い出がその変わらぬ味とともに脳裏に浮かぶ。何となく母がこの店を選んだ意味が分かった。4歳の娘から83歳の祖父までがペロリと平らげてしまったのは言うまでもない。

 http://www.nicks-net.co.jp/index.htm

 続いて花。実は夕食の買出し中に突然買おうと思ったので、あまり選ぶ時間はなかった。かっこつけるなら60本のバラもオシャレなのだろうが、そんな余裕もないまま花屋へ。が、しかし、気に入った花がない。振り向くと、ショッピングセンターのサービスカウンターのあたりに紫の花をつけた蘭の鉢植えが売っているではないか。これにしようと直感的に閃いた。でも、ここでこの花を買う理由付けがない。花の名前は「デンドロビュウム」という。ならばとばかりに携帯で花言葉を検索した。すると、そこには「わがままな美人」と書いてある。なんとまあ、我が母にピッタリな花言葉だこと。妹も妻も思わず笑った。もちろん、即決だった。そんなトゲを抱えて贈られたこの花の意味を母がどれだけ理解しているかは分からない。でも、かなり喜んでくれたのは確かだ。実はもう一つ花言葉がある。「天性の華をもつ」。父が亡くなってから家にこもりがちな母には、この花のように日当たりが必要なわけで、いつまでも健康的に気高く咲き誇ってほしいという願いも込められているのだ。

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