おととしの今頃、僕は独り暮らしを始めた。
ちょうどこの日記の一番最初あたりの記事がそこらへんだ。
当時、不安だったし、寂しかったし、毎日新しい試練がやってくるし、
贅沢とはいえないそういう環境に居ながらも前進してた感触は確かだった。
そして夏ごろ、家に住人が増えた。
2人暮らしになった。
人助けというか、変えてあげたかった。
自分だけじゃなくて相手をもっと立派にしてあげたかった欲望が率先していた気がする。
そんな頃、会社を辞めざるを得なくなった。
ここからが下り坂の始まりだった。
僕は泣いていた。
色んな人への感謝を形に出来ないことで
苦しくなっていた。
そして自分を生かしていくのも精一杯になった。
相手を変えることが頓挫した。
失業手当で数ヶ月は生きられた。
やがてそれも限界がやってきた。
身の回りの仕事道具を売り、
なんとか耐える生活になった。
そんな状況でもフリーランスとなった僕の身には仕事の量は安定せず、
行く先不安な毎日がただただ過ぎていった。
そして僕は家を出る理由を探していた。
このまま借金が増えていくことが怖かった。
そして、半ば強引な理由で家を解約した。
相手とは別々の場所で暮らすことになった。
結果的にただ僕は迷惑を掛けただけで
変えるどころか悪いことをしてしまった。
そんな中、友人と始めた会社で成功をおさめるべく
出来ることをやった。
これからだというときに
天災に阻まれた。
やりたいことは成功に結びつかなかった。
軌道には乗らなかった。
会社のランニングコストだけがかさむ毎日。
何も得られない毎日。
親を精一杯の笑顔でどうにか安心させて、
僕は自分が生きることだけに注力せざるを得ない
何も目標のない廃人だと感じるようになった。
かつての自分はここにはない、
夢を追っていた自分の姿はない、
むちゃくちゃだと感じる毎日だ今でも続いている。
僕にはもうなにも残っていない。
生きるために音楽をしている。
生きるために就職をしようかとも思って
昨日応募した。
これでいいのか本当にと自分へ問いただす日々。
僕は何をしたいんだろう。
よくわからない。
それでも明日はやってくる。