玉川聖学院中等部・高等部に行く!(2015年4月17日) | 【受験生応援メディア】スクールポスト編集部が行く!!

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今年度の学校説明会第2弾は
玉川聖学院中等部・高等部。

以前,人間学の授業を取材させてもらったところ。
http://school-post.com/school/tamagawa_20140530.html


アクセスは東急東横線自由が丘駅から徒歩で約7分。
昨年2回同様,当たり前のようにこのルートをたどったが,
後で公式HPを見たら,東急大井町線九品仏駅から徒歩3分とある。
次回はこっちで行ってみよう。


さて,本題。
今回もとても良い勉強になる説明会だった。

開始期前に流れていたのは,学校の紹介ビデオ。
生徒だけでなく先生方も映っていて,手作り感が溢れていた。
聞けば,情報の授業で高校生たちが作成した学校のコマーシャルなのだとか。
生徒が自分の学校を好きなのが伝わってくる。
こういう一体感は好き。

冒頭はもちろん,学院長先生のスピーチ。
今回は国際教育について重点を置いたお話。

国際教育とは異文化理解。
すなわち,自分と違う人と共に生きるということ。
違う価値観,社会のうねりの中で差別や偏見が出て来るのが人間の現実である。
放っておけば分裂・対立する社会の現状の中で,世界をつなげる女性を育てることが使命である。
という強い信念を,しかし,穏やかで優しい口調で語っていた。

女子には他者と協調できる力がある。
大切な思春期に世界の平和を考える女子に育って欲しい。
それには,
①お互いをゆるす心
②違いを楽しむ心
③人を信頼する心
の3つの力を育むことが必要なのだという。

毎朝礼拝することも,
施設訪問で高齢者や障害者,被災者とふれあうことも,
アフリカや中東からの留学生と出会うことも,
すべてそうした心を育てるためなのだそうだ。

このあたりは「さすがはミッション系の女子校!」とうならされるところ。
世界平和という軸が強く打ち出されていた。


カリキュラムの面で特に興味深いのが,国際教養の授業。

・貿易ゲーム
・不幸の人生ゲーム
・世界のカップヌードル研究
などなど,様々な素材を元に「グローバル化」について考察していくだという。

フェアトレードの啓蒙活動も行っているようで,
この取り組みがあるスーパーのチェーン全店でポスターになったそうだ。

幸運にも,説明会終了後にさっそく貿易ゲームを使った授業を見学させてもらった。
これが実に面白くて良くできている!
先進国と途上国の格差やマーケットへの距離が実体験として学べるようになっている。

この授業は是非取材させてもらいたい。


中高一貫校だが,高校からの募集もしているように,他者を寄せ付けないような雰囲気は一切ない。
こういう学校のあり方は,キリスト教ミッション系の女子校ならではのものなのかも。


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/School Post編集部