「テストが終わったらそれっきり?」──定期考査の見直しをしないことの落とし穴
中学校や高校で定期的に行われる「定期考査」。多くの生徒がこのテストに向けて一生懸命勉強します。
けれども、テストが終わった途端に「解放感」だけが残り、答案用紙が返ってきても、そのままカバンの中に入れっぱなし……。そんな光景、思い当たりませんか?
実はこの「見直しをしない」ことが、学力の伸びを大きく妨げているのです。
見直しをしない背景には何がある?
テストの見直しをしない理由は、いくつか考えられます。
・間違いを直視したくない(精神的なブロック)
・勉強は「テスト前だけで十分」と思っている
・見直しの方法が分からない
・部活や習い事で忙しい
つまり、「やらない」というより、「やる必要を感じていない」「やり方が分からない」ことが多いのです。
見直しをしないことで何が起こる?
見直しを怠ると、さまざまなデメリットがあります。
① 「自分の弱点」に気づけない
テストは「学びの結果」であると同時に、「自分の理解の穴を見つけるツール」です。見直さなければ、どこで間違えたのか、どこが曖昧だったのかが分からず、同じミスを繰り返すことになります。
② 「点数だけ」で満足してしまう
テストの本質は「理解の定着を測ること」です。しかし、点数だけを見て「まあまあだった」「ダメだった」で終わってしまうと、テストの価値が“通知表の材料”だけになってしまいます。
③ 「考える力」が伸びない
見直しをする過程で、「なぜこの答えになるのか」「どうして自分は間違えたのか」を考えることは、思考力や論理的な分析力を養う絶好のチャンスです。これを逃すのは非常にもったいないことです。
④ 受験への準備が不十分に
高校・大学受験では、問題を解いた後に「なぜできなかったのか」を振り返る作業が不可欠です。定期考査の段階から見直しの習慣をつけておかないと、入試本番で「わからなかった原因を分析しないまま次へ進む」という悪循環に陥りやすくなります。

見直しは「失点の回収」ではなく「成長のきっかけ」
見直しとは、ただ答え合わせをすることではありません。
「自分はなぜここで間違えたのか?」
「どの知識が不足していたのか?」
「時間配分に問題はなかったか?」
こうした問いを持ちながら振り返ることが、次の成長に直結するのです。
まとめ:テストの“終わり”は、学びの“始まり”
テストが終わってホッとする気持ちはわかります。でも、学力を伸ばしたいなら「その先」に目を向ける必要があります。
点数に一喜一憂するだけで終わらず、「自分の今」を知る材料として活用していく──それが、本当に意味のある学びの姿ではないでしょうか。
「やりっぱなし」にしない。
そこから、未来は大きく変わります。
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