こんにちは!
スクールIE香西校です!
突然ですが、
「偏差値」ってあるじゃないですか。
偏差値って凄く便利なんですが、
実は誤解を生みやすい数字だなーと思う事が多いんです。
というのも、高校受験における偏差値と、大学受験における偏差値に「温度差」を感じるんですよね。
この温度差っていうのは、なんとなく大学受験って簡単に見られがちというか、
【高校受験の偏差値50】と【大学受験の偏差値50】が混同されているような感じです。
実際には全然違うものなんですけどね。
何故この温度差が生まれるのか、考えてみます。
そもそも偏差値とは、平均を偏差値50.0とし、そこからどれだけ高い(低い)かを数値にしたものです。(詳しい説明は省きます)
母集団(テストを受けた人たち)が違えば平均点が変わり、そうすると算出される偏差値も変わってきます。
で、ここに温度差の原因が潜んでいます。
かなり簡易化して図にしたので、極端にし過ぎた点もあるかもしれませんが・・・
上図を見ると、高校受験と大学受験で生徒の母集団が変わりました。
すると、偏差値50のラインが変わります。同じ「偏差値50」でも意味が変わってきます。
オレンジ色の矢印で示した、偏差値50ラインの差が【偏差値の温度差】です。
ではこの誤解によって何が引き起こされるか、という話なんですが、
目標までの数値的な差(ここでは偏差値)を埋めるために必要なリソース(学習量・時間など)の目算を見誤る
これに尽きると思います。
少しややこしくなりましたが、例えば...
讃岐富士に登るつもりでピクニックの用意してたら、
連れていかれたのは冬の剣岳、みたいな・・・。
受験はよく登山に例えられますが、どれくらいの標高があって、どのくらいの行程で、どういう準備が必要で、といった情報が不正確だと準備不足になる可能性が高くなります。
まずは目標を正確に定め、正しく現状を把握することが必要です。
今回はこの辺で!ではまた!