美容院に行った。
私が行った美容院は個室サロンで
オーナーで店長でスタッフがひとり。
支払いの時に現金を出した。
なぜか現金を出すと
「助かります」と言われることがある。
町内会費やダスキンの支払いで私も手元に
現金が必要。
お釣りを出そうとする店長さんが
「すみません」と手間取っている。
小さく折られていただろう、千円札が
1番上だったから店長さんはそれを外したかったみたい。
「最近、お札を折る人が多いんですよ」
店長さんは折られたお札をお釣りとして、出したくはなかったらしい。
私は長財布しか使わない。
スマホ決済やカード支払いもするが、お札を折るのが好きではない。
お年玉でも最近では折らないポチ袋が主流だろう。
子供が幼い頃や学生時代、習い事や集金に袋に入れて持たせていたが、特に習い事の「月謝」は新札やなるべく綺麗なお札しか使わなかった。
マナーとして当然だろう。
先生に封筒に入れて手渡しなのだから。
折ってあるお札は買い物に使っていた。
破損がひどかったり、汚れたお札は金融機関は回収しているのだろう。たまに行くATMで折られたお札は出てこない。
折られたお札はどこへ?
最近はコンパクトサイズのウォレットが人気だしお財布を持たずに買い物や旅行だって行ける時代。
スマホさえあれば良い。
しかし、四つ折りならまだしも、小さく小さくお札を折ってそれを支払いに使う人の気持ちは私には理解出来ない。
寄付金箱やお賽銭ならわかるがなぜ、あんなに小さくお札を折るのだろう。
お札を細かく折って「小銭入れ(ウォレットではなくビニール袋)」に入れている人に限って
「御祝儀袋」のマナーにうるさかったりする。
日頃お札をビニール袋に入れて平気なのに御祝儀袋には厳しいのはなぜなんだろうか。
ボロボロのお札を使って平気なんだろう。
それを受け取る側の気持ちもわかろうとはしないのに御祝儀袋の水引にさえうるさい。
私の為になるべく綺麗なお札をお釣りとして渡そうとしたまだ若い男性美容師さん。
この人は小さく折ってあったであろうお札をお釣りにするのを躊躇ったのだ。
私は歯科に定期的に通院するが(予防とクリーニング)、折られた線入りのお釣りはまだ一度も出てきた事はない。
美しい人は細かくお札は折らないし、それを支払いには使わない。
女性エッセイストがどこかで書いていた。
ビニール袋(透明ポーチ)なんて小銭入れには使わないだろう。
今日は涼しい日だった。
明日からは夫も連休。
ゆっくりできますように。