先週、お宅に伺わせて頂きました。
本当に素敵な方で尊敬できる女性です。
お部屋の中はボランティアで訪れると言われている施設のお子さんたちからのプレゼントや一緒に作ったという小物がさり気なく飾られています。
流行り病の為にご連絡だけにしており、
直接お会いするのは約1年半ぶり。
ビターチョコと丁寧に入れたほうじ茶。
「それにしても」
「凄く痩せられましたね」
「いやいや、貴女だけですよ、そう仰って下さるのは」
「そんな事はないでしょう」
お世辞でも嬉しい。
「大変でしたよね。○君(我が子)がまだ大学生の時でしたよね。闘病中で。投薬治療も始められて。そのせいでしたよね。お元気そうで安心しました」
副作用があるから仕方ない。
でも誰にも言いたくない。
わかってもらえないだろうし、理解できない人には説明したくなかった日々。
心無いというか「私はズケズケ言っちゃう人だから」と言う人や知識が全くない、他人には興味がない人には言わないでいました。
私は友達は少ない。
しかし親友はたくさんいます。
妹も良き理解者で
「お姉ちゃんの病気の本を図書館で借りて読んだ」「つらいかったら夜でも電話して」
そう言ってくれました。
息子は学生だし男性だから理解は難しかったと思う。
でも話を聞いてくれました。
そんな日々があったよね。
私はある程度は教養がある人、常識がある人とお会いしたい。
常識がない人とは会う時間が勿体なく感じます。
楽しい時間を過ごした後は
夫の誕生日ケーキを買いに行きました。
夫がこのお店のケーキを最近、買って帰ってくるけど、私はまだ行ったことがなかった。
夫の誕生日。
一緒にお祝いするのはもう約35年になります。付き合ってからを加えるとそれくらい。しみじみと長い年月一緒にいるなぁと思いながらケーキを選びました。
包装して頂いている間、レジに立っていた女性の若い店員さんに
「とても素敵なお洋服ですね」と言われました。
約5年前に買ったもので、とは言えず。
今日はなんだか、褒めてもらえる日だなと思いながら。
私もお世辞ではなく、きちんと正直に褒める人になりたいです。