前回の記事に続き質問の回答その④です。

 

310さんより

はじめまして

はじめまして。
今年度、学校事務の採用試験を受験している者です。

現職の事務員の方との接点がないため、勉強も兼ねていつも楽しく拝見させていただいております。

僭越ながらいくつか気になっていることを質問させていただきます。


私は現在学生で教員免許を取得しているため、先日まで教育実習に行っておりました。

その実習先で卒業後の進路について聞かれ、事務員も視野に入れていることを話すと、
ある先生から「事務は孤独だよ」「教員なんて世間知らずの人たちを相手にしなきゃいけないから大変だよ」等と言われました。

私は学校事務になりたくて勉強を続けてきたので、どの職に就いても苦労はあるものだと思い、その言葉をあまり気にしていなかったのですが、
先生方や他の職員の方々(用務員の方など)と実際に現場で働かれていて、やり辛さや孤独感、憤りなどを感じたご経験はありますか?

また、初任者として着任した際の研修や前任の方からの引き継ぎについて、
大まかな内容や期間などを可能な範囲で教えていただければ幸いです。

暑い日が続きますのでくれぐれもご自愛ください。
今後も更新を楽しみにしております。

長文・駄文失礼いたしました。

 

310さんご質問ありがとうございます。

 

単数が基本の学校事務職員をやっていてやり辛さや孤独感、憤りを感じた経験はあるか

 

ということですね。

 

 

ズバリ私個人の意見ですが

 

憤りを感じたことはたくさんありますが、やり辛さや孤独感を感じたことはありません。

 

孤独感ややり辛さは人によるのかもしれませんが

 

私自身1人で黙々と仕事をするのが好きなので

 

同じ仕事を誰かとやる。というほうがやり辛いです。

 

 

今の時代はネット環境が整っているのでわからないことがあれば

 

お隣の学校などの先輩に電話やメールで聞けば大体のことは解決します。

 

 

それと最近は全国で共同実施というものが始まりつつあります。

 

共同実施とは簡単にいうと他の学校事務と連携して

 

どの学校にいてもみんな同じように仕事ができるようにしようという制度です。

 

この制度によって経験の浅い事務職員にとっても学校事務の仕事がやりやすくなると言われています。

 

 

あと、学校の先生は世間知らずということですが

 

正直そうなのかも?と思うことはたくさんあります。

 

私自身民間の会社を経験していないので民間がどういう感じなのかわかりませんが

 

子どもたちにはガンガン言うのに自分のことは全くできていない人もいるので

 

そういった先生の対応は大変だと感じます。

 

しかしそういった先生とも仲良くなると気軽に

 

「○○の書類早く出してくださいね~出さないと給料天引きしておきますよ~」

 

と冗談交じりに言ってお願いすれば案外すぐに対応してくれたりするので先生たちと日頃仲良くすることはとても大事です。

 

 

 

最後に初任者の研修や引き継ぎについてです。

 

研修頻度は勤務する地域によって差がありますが

 

どこでもそれなりに1年かけてやってくれるので安心していいかと思います。

 

 

また初任者はほとんど最初は事務職員が二人配置の複数校になりますし

 

そうでない場合でもきっちりと教育事務所やまわりの学校の事務職員がフォローしてくれるので心配いらないかと思います。

 

 

また複数校の場合はもう1人の先輩が引き継ぎをしてもらっているので、心配いりませんが

 

単数校の場合の引き継ぎは正直言って、前任者の性格によると思います。

 

引き継ぎにある程度の決まりはあるものの

 

いい加減な人だと全然引き継ぎ事項がまとまっておらず

 

よくわからないまま4月を迎えるパターンも考えられます。

 

しかしこの場合でも近くの学校の先輩や教育委員会、教育事務所などからフォローを受ければ4月は乗り切れるかと思います。

 

 

引き継ぎの内容ですが、基本的には以下の3点が特に重要かと思います。

 

  1. 職員の情報(特に4月に扶養や住居が変更になる人の情報がまとまっていると助かる)
  2. 物品の保管場所(先生たちが取っていく棚や事務倉庫等)
  3. 3月から4月にかけて月またぎの書類
あとは4月になってから赴任先の学校の先生に色々聞いたり
 
4月になって入ってくる情報もたくさんありますので
 
なんだかんだ4月もあっという間に過ぎていくと思います。