「推薦で無理やったら、前期はもう少し可能性の高いところに出願するのも検討した方がいいかもね・・・」
昨日は1人の高3生の合格発表日。
国公立大学の学校推薦、共通テストを課す受験のため、合格発表はこの時期ということになります。
学校推薦とは言っても、私立大学のそれとは全く性質は異なり、不合格者も多数生じる厳しい入試です。
「進路が決まるまでは手を緩めるわけにはいかんね!前期に向けてちゃんと頑張りましょ!」
推薦入試を終えてからも、地道な受験勉強はずっと続いていたようです。
「進路が決まるまでは、塾使ってもらっていいんやからね!」
そう声もかけておりましたが、推薦入試を終えてからは家や学校で学習することに専念していた生徒です。
塾では数学の共通テストの対策と割り切っていたのでしょう、私も数学に絞り込んで精一杯指導させてもらっておりました。
「苦手の数学で何とかこらえて、国語・英語でしっかりリカバーしないとね!」
思い返せば、中学生の頃からずっと数学で苦労し続けてきましたっけね。
「どうやったらいいんですかね・・・」「上げられますかね・・・」
今年に入ってからも、たびたび不安そうな声も聞かれました。
「上がる!・・・って信じて、やり続けるんやよ。
先輩らを思い返せば、そうやって信じて頑張り続けて上げた子もいれば、頑張り続けてもなお届かなかった子もいる。
あなたがどっちになるかは、やってみなきゃ分からない。」
決して不安を解消するような態度を見せることはできなかったと思います。
私はこういう時は、不安とともに進むことを選びます。
『絶対に上がる!』『絶対に合格できる!』
自身がそうやって信じて取り組む意義は決して否定しません(むしろ肯定的に捉えています)が、他者がそうやって相手を信じ込ませて動かそうとする行為を、私は嫌うのです。
「そうですよね・・・うん、頑張ります!!」
いつも前向きで笑顔を絶やさぬ姿に、いつも勇気をもらっていました。
不安はずっとあっただろうに、よく最後まで戦い抜いたね。
昨日は第一志望校の合格発表の日。
スマホが鳴らないかちょくちょく確認をしつつ、早めに塾に来ていた中学生の生徒らと一緒に数学の勉強に励んでおりました。
「こんにちはー」

手土産を持って直接報告しに来てくれた彼女の姿を見て、結果を聞く前に私の表情が緩んでしまいました。
「こんにちはあーーーーーーーーー、っ・・・てことは?」

「受かりました!ありがとうございました!!」
ようやく解放された笑顔が見ることができました。
おめでとう!
ですが、よくよく考えてみると、本当に大事なのはこれからってことになりますね。
「小学校の先生になりたいです!」
早い段階から自身の進む道を決め、努力を重ねてきた生徒です。
「小学校の先生かー・・・。今の時代はホントに大変そうに見えるけどね・・・でも自分で選んだ道やもんね、しっかり頑張るんやよ!!」
学校の教員、私もかつて興味は示したものの、すぐに諦めてしまった茨の道・・・。
「何で西野先生は学校の先生にならなかったんですかー?」
たびたび生徒らから質問されますが、答えは決まっています。
「俺なんかに務まるとは思えなかった」
からです。
数学や理科は好きだし、人とコミュニケーションを取ることも嫌いじゃない、誰かのために頑張れるなんてとても素敵なことだとは思っています。
しかし、はた目から見ても学校の教員の多忙さ、世間の厳し過ぎる目、過剰な要求、は常軌を逸しています。
自分がそんな現場で生徒を指導する、保護者と対峙する、地域に貢献する、という姿を想像してみると、とてもじゃないけどまともな精神状態で毎日を過ごせるとは思えませんでした。
生徒らにはこう言います。
「学校の先生って、『何で勉強せんなんのー?』みたいなふざけた態度の生徒らにも、ちゃんと真摯に向き合わんなんのやろ?
俺は冷たい人間やから、正直そんな子どもらは相手にしたくないんやってねー。
『じゃあ早く辞めな、他のことしなよ』って言えるじゃん?俺は勉強したい生徒、勉強を頑張りたい生徒にしか勉強をして欲しくないのです。」
どうやら私のことを優しい先生と思っている生徒が多いようですが、包み隠さず言えば私の本質なんてこんなもん。
よっぽど学校の先生の方が遥かに思いやりがあるし、忍耐強いし、使命感を持って仕事に臨まれていることでしょう。
こんな逆境の中でも教育の現場に立ち続けている先生方には感謝の気持ちしかありませんし、どうか心身ともに健やかに、未来を担う子ども達の指導をお願いするしかありません。
たびたび「塾の先生は学校より親身になって相談にのってくれる」なんて過大な評価を頂きますが、それは1人あたりに割ける時間が全然違いますからね・・・。
『そうでしょ!?私ってすごいでしょ!?』
なんて浮かれているほど愚かなことはありませんから、学校の先生には遠く及びませんが、私にもできる仕事を精一杯やらせてもらいます、という態度で頑張っていこうと思っております。
閑話休題。
金沢高校のMさん、岡山大学合格おめでとうございます!!
挑戦が、いよいよ始まりますね。
「小学校の先生かー・・・楽じゃない道を選んだね・・・」
本人が一番分かっているに違いありません。
「ですよね・・・でも、どの道だって楽じゃないと思いません!?」
それでも、生き生きとした表情で夢を語る姿は、とても頼もしく、また輝かしく見えたものです。
「体に気を付けてお仕事頑張ってくださいね。」
こちらを気遣う言葉も頂きましたが、
『あなたこそ、心を病まないように、気を付けて頑張ってね・・・』
と、どうしても将来を案じてしまいます。
が、きっと彼女なら、同じ道を志す仲間らとともに励まし合って、大きな困難にも挑み続けるに違いありません。
「大変そうだよね・・・」
なんて、眉間にしわを寄せるだけじゃあまりに似つかわしくないので、
「大変なのは百も承知やろ!頑張れよ!!」
を、お祝いのメッセージにします。
あなたのように元気に前向きに、真っすぐに生きることができるように、これからの未来を担う子ども達をしっかり導いてあげてやってくださいね。
そのために、大学生活もしっかり頑張るんよ!
これから大事なのは、きっと苦手の数学を克服することなんかじゃない・・・。
しっかり自分の良さに磨きをかける、そんな4年間を過ごしてくださいね。
中学生の頃から、長い間ありがとうね。
最後に一緒に笑えたこと、本当に嬉しく思います。
しかし、やっぱり大事なのはこれからの方ですね。
お願いできるとすれば、もう少し先の夢がかなったときに、また笑顔で嬉しい報告を聞きたいものです。
その日が来ることを願いながら、お互いまだまだ元気に頑張っていきましょうね。
西野でした。
昨日は1人の高3生の合格発表日。
国公立大学の学校推薦、共通テストを課す受験のため、合格発表はこの時期ということになります。
学校推薦とは言っても、私立大学のそれとは全く性質は異なり、不合格者も多数生じる厳しい入試です。
「進路が決まるまでは手を緩めるわけにはいかんね!前期に向けてちゃんと頑張りましょ!」
推薦入試を終えてからも、地道な受験勉強はずっと続いていたようです。
「進路が決まるまでは、塾使ってもらっていいんやからね!」
そう声もかけておりましたが、推薦入試を終えてからは家や学校で学習することに専念していた生徒です。
塾では数学の共通テストの対策と割り切っていたのでしょう、私も数学に絞り込んで精一杯指導させてもらっておりました。
「苦手の数学で何とかこらえて、国語・英語でしっかりリカバーしないとね!」
思い返せば、中学生の頃からずっと数学で苦労し続けてきましたっけね。
「どうやったらいいんですかね・・・」「上げられますかね・・・」
今年に入ってからも、たびたび不安そうな声も聞かれました。
「上がる!・・・って信じて、やり続けるんやよ。
先輩らを思い返せば、そうやって信じて頑張り続けて上げた子もいれば、頑張り続けてもなお届かなかった子もいる。
あなたがどっちになるかは、やってみなきゃ分からない。」
決して不安を解消するような態度を見せることはできなかったと思います。
私はこういう時は、不安とともに進むことを選びます。
『絶対に上がる!』『絶対に合格できる!』
自身がそうやって信じて取り組む意義は決して否定しません(むしろ肯定的に捉えています)が、他者がそうやって相手を信じ込ませて動かそうとする行為を、私は嫌うのです。
「そうですよね・・・うん、頑張ります!!」
いつも前向きで笑顔を絶やさぬ姿に、いつも勇気をもらっていました。
不安はずっとあっただろうに、よく最後まで戦い抜いたね。
昨日は第一志望校の合格発表の日。
スマホが鳴らないかちょくちょく確認をしつつ、早めに塾に来ていた中学生の生徒らと一緒に数学の勉強に励んでおりました。
「こんにちはー」

手土産を持って直接報告しに来てくれた彼女の姿を見て、結果を聞く前に私の表情が緩んでしまいました。
「こんにちはあーーーーーーーーー、っ・・・てことは?」

「受かりました!ありがとうございました!!」
ようやく解放された笑顔が見ることができました。
おめでとう!
ですが、よくよく考えてみると、本当に大事なのはこれからってことになりますね。
「小学校の先生になりたいです!」
早い段階から自身の進む道を決め、努力を重ねてきた生徒です。
「小学校の先生かー・・・。今の時代はホントに大変そうに見えるけどね・・・でも自分で選んだ道やもんね、しっかり頑張るんやよ!!」
学校の教員、私もかつて興味は示したものの、すぐに諦めてしまった茨の道・・・。
「何で西野先生は学校の先生にならなかったんですかー?」
たびたび生徒らから質問されますが、答えは決まっています。
「俺なんかに務まるとは思えなかった」
からです。
数学や理科は好きだし、人とコミュニケーションを取ることも嫌いじゃない、誰かのために頑張れるなんてとても素敵なことだとは思っています。
しかし、はた目から見ても学校の教員の多忙さ、世間の厳し過ぎる目、過剰な要求、は常軌を逸しています。
自分がそんな現場で生徒を指導する、保護者と対峙する、地域に貢献する、という姿を想像してみると、とてもじゃないけどまともな精神状態で毎日を過ごせるとは思えませんでした。
生徒らにはこう言います。
「学校の先生って、『何で勉強せんなんのー?』みたいなふざけた態度の生徒らにも、ちゃんと真摯に向き合わんなんのやろ?
俺は冷たい人間やから、正直そんな子どもらは相手にしたくないんやってねー。
『じゃあ早く辞めな、他のことしなよ』って言えるじゃん?俺は勉強したい生徒、勉強を頑張りたい生徒にしか勉強をして欲しくないのです。」
どうやら私のことを優しい先生と思っている生徒が多いようですが、包み隠さず言えば私の本質なんてこんなもん。
よっぽど学校の先生の方が遥かに思いやりがあるし、忍耐強いし、使命感を持って仕事に臨まれていることでしょう。
こんな逆境の中でも教育の現場に立ち続けている先生方には感謝の気持ちしかありませんし、どうか心身ともに健やかに、未来を担う子ども達の指導をお願いするしかありません。
たびたび「塾の先生は学校より親身になって相談にのってくれる」なんて過大な評価を頂きますが、それは1人あたりに割ける時間が全然違いますからね・・・。
『そうでしょ!?私ってすごいでしょ!?』
なんて浮かれているほど愚かなことはありませんから、学校の先生には遠く及びませんが、私にもできる仕事を精一杯やらせてもらいます、という態度で頑張っていこうと思っております。
閑話休題。
金沢高校のMさん、岡山大学合格おめでとうございます!!
挑戦が、いよいよ始まりますね。
「小学校の先生かー・・・楽じゃない道を選んだね・・・」
本人が一番分かっているに違いありません。
「ですよね・・・でも、どの道だって楽じゃないと思いません!?」
それでも、生き生きとした表情で夢を語る姿は、とても頼もしく、また輝かしく見えたものです。
「体に気を付けてお仕事頑張ってくださいね。」
こちらを気遣う言葉も頂きましたが、
『あなたこそ、心を病まないように、気を付けて頑張ってね・・・』
と、どうしても将来を案じてしまいます。
が、きっと彼女なら、同じ道を志す仲間らとともに励まし合って、大きな困難にも挑み続けるに違いありません。
「大変そうだよね・・・」
なんて、眉間にしわを寄せるだけじゃあまりに似つかわしくないので、
「大変なのは百も承知やろ!頑張れよ!!」
を、お祝いのメッセージにします。
あなたのように元気に前向きに、真っすぐに生きることができるように、これからの未来を担う子ども達をしっかり導いてあげてやってくださいね。
そのために、大学生活もしっかり頑張るんよ!
これから大事なのは、きっと苦手の数学を克服することなんかじゃない・・・。
しっかり自分の良さに磨きをかける、そんな4年間を過ごしてくださいね。
中学生の頃から、長い間ありがとうね。
最後に一緒に笑えたこと、本当に嬉しく思います。
しかし、やっぱり大事なのはこれからの方ですね。
お願いできるとすれば、もう少し先の夢がかなったときに、また笑顔で嬉しい報告を聞きたいものです。
その日が来ることを願いながら、お互いまだまだ元気に頑張っていきましょうね。
西野でした。


















