カムバックは鳥肌が立ち、震えていた。
無意識に身を縮めて、隅の方で震えながら肩を抱いて座っていた。
この震えは突如現れた関西弁の女三人の圧倒的な強さに対する恐怖の表れか、はたまた、この矢場久根に起こる改革を本能的に予期したものなのか。
もしくは、両者が入り混じって生じたものなのか。
どっちでもいい。
今、眼前に広がるのは
矢場久根のトップを張っていた渋谷が
為すすべなく、粉砕された、その事実だけだ。
彩が次に何を言うのか。
次に何をするのか。
死すら感じられた。
彩「………前田敦子。」
渋谷「……違う。私は、前田、じゃ…ない。」
彩「…は?」
渋谷「私は渋谷、だ。」
彩「…へ?…何言うとんねん。ここ馬路須加やろ?」
渋谷「違う、ここは…」
彩「あー!もうええわ、お前頭いかれてもうてんねん!おい、お前!」
復活「は、はいっ!」
彩「ここ馬路須加やんな?」
復活「い、いや、矢場久根だ…です。」
彩「……」
菜々「…おい、彩…もしや…」
悪鬼「間違えてもうてるやん♪」
彩「あー?!」
悪鬼「それに、渋谷って…♪」
菜々「…あのとき、大島優子の傍らにいたやつやん。」
彩「間違えてもた……」
悪鬼「どないすんねん♪」
彩「どないしょか」
悪鬼「うち、ええこと思いついたで♪」